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2016.03.03

最初が肝心! 第一印象を圧倒的に良くする方法

最初が肝心! 第一印象を圧倒的に良くする方法

「初めまして」が多い春。新卒や転職など、新しいフィールドに立つ上で第一印象は肝心です。「オフィス編」「恋愛編」「ママ友編」と、それぞれの環境で注意すべき点について、話し方・交渉術の講師も務める藤田尚弓さんが解説します!

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【オフィス編】オフィスの初顔合わせ。「この人とはうまくやっていけそう!」と思われるには?

【オフィス編】オフィスの初顔合わせ。「この人とはうまくやっていけそう!」と思われるには?

新入社員や転職、初チームの顔合わせ……etc皆さんは職場でどういった第一印象を持たれたいですか?
「優秀にみられたい」「仕事がデキる感を出したい」と思ったあなたは、ちょっと惜しい振る舞いをしているかもしれません。

人にはステレオタイプの印象に引っ張られやすい傾向があります。例えば「論理的な人=冷たそう」「押しが強い人=ずうずうしい」といったイメージを持ちやすいのです。最初が肝心だからと、デキる雰囲気を出してしまうのは要注意。ではどのように振舞えばいいのでしょうか。

印象形成の有名な研究者アッシュは「人柄の暖かさ」が印象形成の大切なポイントだと言っています。自分の持っている様々な要素を好意的に捉えてもらうためにも、暖かさを伝えることを優先してください。具体的な方法としては、自己紹介で暖かさが伝わるエピソードを入れ込むのがオススメ。例えば「趣味は映画鑑賞ですが、涙もろいのでハンカチ携帯は必須です」「こんなに大きな身体ですが、動物と子供にはからきし弱いです」という感じでOKです。

オフィス編でもう一つ覚えておくと便利なのが「共感アピール」です。私たちは行動や価値観が似ている人に好感を持ち、一緒に仕事をしたいと感じる傾向があります。「書類のチェックはわざと時間を置いてからやる」「休憩時にはなるべく身体を動かす」など共感できる点を見つけたら、即アピールしましょう。仕事に関係のない倫理観、例えば「結婚前に同棲はするべきでない」という感覚が一緒でも、同様の効果が期待できます。

【オフィス編まとめ】
・自己紹介に暖かさが伝わるエピソードを入れる
・共感ポイントを見つけアピールする

空回りしてない?嫌われ上司の特徴と、信頼を得る3つのポイント>>

【恋愛編】婚活パーティーで「もう一度会いたい」と思われる会話術

【恋愛編】婚活パーティーで「もう一度会いたい」と思われる会話術

話は盛り上がったはずなのに、なかなか次は誘われない……そんなお悩みを持つ女性が多いそうです。
婚活パーティーや合コンでは、相手も合わせて盛り上げようと努力してくれている可能性大。「いい雰囲気だったのに」と感じているのは自分だけかもしれませんね。

例えば、甘いものが好きという話題で盛り上がったとしましょう。もし相手の男性が甘い物好きでその話をしたかったのならOKですが、そうでない場合「甘いものに随分と情熱を持っている人だなぁ」「そろそろ違う話もしたいのに」と思われているかもしれません。

次に繋げたいのなら女性は聞き手にまわるのがベター。趣味や休日の過ごし方についての質問から、相手が好きなことに関する話題にシフトしていきましょう。

男性の中には「誘って断られるのがイヤ」「誘いにくく感じる」といった気持ちから、きっかけを逃してしまう人もいます。もう一度会いたいのであれば、相手が誘いやすいように布石を打っておきましょう。

相槌を使った布石の例)
「○○の美味しい店に行ったんだ」
「わー、あの辺って行ってみたかったんだよねー」

それでも誘われなかったら、あなたは恋愛対象じゃないのかも。残念ですが、そういう場合は次に行きましょう!

【恋愛編まとめ】
・女性は聞き役にまわり、質問から相手が話したい話題にスライドさせる
・相槌を使って、誘ってOKのサインを送っておく

【ママ友編】ママ友デビューで上手にママ友に溶け込む会話術

【ママ友編】ママ友デビューで上手にママ友に溶け込む会話術

初対面同士のママ友の会話って地雷が多そう…。どんな会話から始めればいいのでしょうか。無難なきっかけ話というと、天気の話題を思い浮かべる人が多いと思います。でも天気の話題は会話が続きにくいので、初めて会う相手には難しいかも。おススメは、天気の話題+それにまつわる子供ネタ。

「今日は肌寒いですね」といった天気の話題から「気温の差が激しいと何を着せていいか迷いますよね」「あまりたくさん着せても汗をかいて風邪をひいちゃうし」といった子供のあるあるネタを続けてみて。「うちの子はこの前こんなことがあって」「肌着は××がいいらしいわよ」といった子育てママならでは情報交換に繋がりやすくなります。

ママ友と親しくなる過程で注意したいのはマウンティングを誘発する取り調べ。もしかすると、ママ友はあなたや家族についてたくさんの質問をしてくるかも知れません。相手のことをよくわからないうちにマジメに答えてしまうと、

・ママ友の間で浮いてしまう
・噂話の対象になってしまう

といったトラブルに巻き込まれることもあります。質問にはボカしを入れて答えるようにしましょう。

例)
「旦那さんはどちらにお勤めなの?」
「(企業名は言わずに)都内のメーカーに勤めています」

その他、地雷を踏まない話題として、子供の笑えるダメエピソードを2~3個用意しておくと便利です。
笑えるダメエピソードで「うちなんか先月こんなことをされちゃって」といった共感、「そういうときは頭ごなしに怒るより、穏やかに言って聞かせたほうがいいわよ」といったアドバイスをもらえればベストです。

【ママ友編まとめ】
・きっかけは、天気ネタ+それに関連する子供のあるあるネタ
・取調べにはボカしを入れて答える

初対面の相手は緊張するもの。それは相手も同じです。ご紹介したテクニックを参考にしつつ、必要以上に身構えずに笑顔で接することをまずはこころがけてみてください!

【執筆者プロフィール】

藤田尚弓(ふじたなおみ):All About「話し方・伝え方」ガイド。コミュニケーション研究家。株式会社アップウェブ代表取締役を務める。コミュニケーションデザインの研究を行い、テレビ番組でのコメント、企業や大学などでの研修、執筆活動などを行っている。著書は「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」他多数。

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