インスタグラムのフォロワーは70万人超え。SNSやさまざまなメディアで注目され、夫婦で活躍する人気料理家ユニット「ぐっち夫婦」をご存知ですか?
ご主人は、料理家としてだけでなく企業のコンサルティングや動画制作スクールの運営も手掛けるクリエイターのTatsuyaさん。奥様は、料理家、栄養士、フードコーディネーターとして食の第一線で活躍するSHINOさん。お二人が作る料理は、誰でも気軽に真似できる簡単レシピがメインながら「時間をかけなくてもおいしくておしゃれに仕上がる!」と評判です。
ご夫婦が人気料理家として活躍するようになったのは、お二人が「毎日の食卓を楽しみたい」という日常にルーツがあるのだとか。ご主人のTatsuyaさんが、ぐっち夫婦誕生のエピソードを教えてくれました。
「妻が栄養士として食の仕事に携わっていたこと、僕は食べることが大好きなこともあり、ユニットを組む前から二人で料理を作ることが毎日の楽しみでした。お互い外で働いていて家で料理を作る時間は限られていたものの、毎日台所に立つ時間を大事にしたかったので、頑張りすぎなくても簡単に、しかもおいしくできるレシピを研究するようになりました。そんなわが家のレシピをインスタグラムやブログで発信し始めたところ、次第に料理を実際に作ってくれる人が増え、おいしいと言ってもらえるようになって。皆が喜んでくれることが励みになり、料理家として本格的に取り組みたい!と思い、今にいたります」(Tatsuyaさん)
お二人の料理愛が詰まったレシピはたちまち、SNSやさまざまなメディアで注目の的になりました。特に、料理初心者や、忙しく働く共働き夫婦など、毎日の料理にちょっと苦手意識がある人たちをみるみる料理好きにする魅力があると言われているんです。
また、奥様のSHINOさんのご実家が八百屋さんということもあり、食卓にはいつも旬の野菜をたっぷり使った料理が並ぶといいます。今回は、ぐっち夫婦の台所でも大活躍中という冬野菜の代表選手「白菜」をまるごと使い切るおすすめレシピを教えていただきました。
「冬の白菜は、わが家でも欠かせない食材。今は多くの野菜が通年で手に入りますが、やっぱり旬のものは格別のおいしさがありますね。でも一玉まるごとは大きくて、なかなか使い切れないし保存も大変。そんな時には、一度にたっぷり食べられるような、白菜がメインになるレシピのレパートリーを覚えておくと便利ですよ!」とおっしゃるぐっち夫婦。今回は白菜が主役になる、手軽でおいしいレシピを3品教えていただきました。どのレシピも2人前で白菜を1/4個使うので、一玉がみるみるお腹の中におさまってしまいそう。
白菜がメインディッシュに!「白菜と豚肉のとろ〜りあん」
(調理時間:約15分)
「寒い時には、体の中から温まるとろとろのあんかけが恋しくなります。白菜と豚肉は相性ばっちり。しいたけの出汁でうまみを深めるのがポイントです。ごはんはもちろん、素うどんやこんがり焼き目をつけた中華麺にトッピングするのもおすすめ!」(ぐっち夫婦)
<材料>2人分
<作り方>
ほっとする優しさ「白菜クラムチャウダー」
(調理時間:約20分)
「和の調味料と相性がいい白菜。クラムチャウダーにもだし汁のうまみを加えることで、毎日でも食べたいほっとする味に仕上がります。白菜はざくざく切って、葉と芯の食感のコントラストを楽しみましょう。スープジャーに入れて、具だくさんスープ弁当にも!」(ぐっち夫婦)
<材料>4人分
<作り方>
たっぷりつくりおきしたくなる!「白菜の和風ごまコールスロー」
(調理時間:約10分)
「冬は生野菜が不足しがち。サラダ感覚でもりもり食べられる和え物は、栄養バランスも優れているので、常備菜にうれしい1品になります。和風の味付けなので、海苔を加えたり、ハムをツナにしてもおいしいですよ」(ぐっち夫婦)
<材料>作りやすい分量
<作り方>
冬は白菜のほか、キャベツや大根、ニンジン、レンコンといった野菜が旬。季節の野菜は手軽に買えるのはもちろん、体にうれしい栄養もたっぷり。最後に、ぐっち夫婦の「野菜を余さず楽しむ2つのコツ」を教えていただきました。
「旬の野菜は『たっぷり使い×保存』の知識を覚えておくと無駄になりません。まず、立派な野菜が手に入ったら新鮮なうちに野菜メインのレシピで存分にいただきましょう。さらに、余りそうなら料理中に保存も同時進行で。例えば白菜やキャベツなど繊維がしっかりとした野菜は、表面をしっかりキッチンペーパーにくるんで冷蔵庫の野菜室で保存可能です。また、あらかじめ食べやすい大きさに切ってジッパー付きのビニール袋に入れ、冷凍するのも便利ですよ。こうした自家製冷凍野菜は、スープや煮込み、炒め物や鍋ものなどの加熱料理に活用しましょう。生のままたっぷり使えるレシピと、保存テクニックの合わせ技で、余りがちな野菜も使い切りがぐっと簡単になるはずです」(ぐっち夫婦)