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2017.07.07

食品ロス(フードロス)を削減しよう!家庭でできる食品ロス対策

食品ロス(フードロス)を削減しよう!家庭でできる食品ロス対策

「食品ロス(フードロス)」という言葉をご存じですか?本来食べられるはずの食品が廃棄されることを指し、近年大きな社会問題として取りあげられる機会が増えています。今回は、ご家庭でできる食品ロス削減への取り組み方についてご紹介します。

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食品ロス(フードロス)による問題

食品ロスが引き起こす問題は、身近な生活から地球規模に至るものまで数多くあります。特に代表的な問題点を、以下にあげてみました。

ゴミが増える
食べられるはずだった食品を廃棄することで、本来増やす必要のないゴミが増加してしまいます。廃棄物が増えれば処理コストも増加しますし、焼却処理による地球温暖化の加速や、埋め立てた際の土壌汚染問題も生じます。

食費が無駄になる
国内で発生する1年間の食品ロスを金額に換算すると、1世帯あたり約6万円にもなるとの調査結果が出ています。役立てることなく廃棄してしまえば、せっかく購入した食品がそのまま無駄遣いの原因になるのです。家庭での節約は、まず食品ロスをなくすことから始めましょう。

資源が無駄になる
食品の生産過程でも、水や電気、ガスなどさまざまなエネルギーや各種資源を用いているため、食品を廃棄することはこれらの資源も無駄に消費されていることになります。

家庭でできる食品ロス対策

地球規模で考えなければいけない食品ロスの問題ですが、ご家庭でも簡単にできる対策があります。ここでは、普段のちょっとした心掛けで実行できる、ご家庭での食品ロス対策をご紹介します。

買い物をする前には必ず冷蔵庫内をチェック!
買い物に行く前は冷蔵庫内や食品庫内をチェックして、買う必要があるものをメモしておきましょう。メモが面倒なら、冷蔵庫の中をスマートフォンで撮影する方法でも、今あるものとないものが分かりやすいためオススメです。

「安いから」とあれこれ買わない
安さに釣られて、不要なものまで買い過ぎた経験はありませんか?買い過ぎて余らせてしまうことは、食品ロスにつながります。せっかく安かったのに、食べきれずに無駄にしてしまった、ということがないよう、必要なものだけをしっかりと見極めて買いましょう。

多めに買ったものは冷凍保存
お肉や野菜など、冷凍すると保存期間が延びる食品は意外と多くあります。冷凍庫を活用し、食品はなるべく使い切りましょう。

残っている食材から使う
買った日時が古いものから順に使うことで、腐敗や消費期限切れによる廃棄を減らせます。

野菜や果物の皮は薄くむく
野菜や果物の皮を厚くむくことも、生ゴミを増やす原因になります。皮の近くには栄養素が豊富に含まれる食品が多いので、食品ロス&ゴミ削減&効率良く栄養をとるために、皮は薄くむくのが理想的です。

消費期限は小まめにチェック
傷みやすい食品の消費期限は、冷蔵庫を開けるたびに確認しましょう。

実はここも食べられる!食材の「可食部」

野菜や果物の皮、ワタなど、普段は捨てがちな部分も、実は食べられる「可食部」であることが多いんです。例えばキャベツの芯は漬物や煮込み料理に、長ネギの青い部分は肉の臭みを消したり常備菜の具にしたりできます。カボチャのワタは卵料理などのかさ増しに、カボチャの種は、フライパンでいれば栄養豊富なおやつやおつまみにできます。

工夫を凝らして食卓のバリエーションを増やしながら、楽しく食品ロスを減らせるアイデアですね。

普段の節約が食品ロス対策につながる!

食品ロス対策と言っても、あまり難しく考える必要はありません。今回ご紹介した方法は、食材の無駄を減らしながら食費の節約にもつなげられるものばかりです。できる範囲で、楽しみながら取り組んでいきましょう。

飽食の時代だからこそ、食品ロス対策は皆で意識して取り組むべきことかもしれません。できることから1歩ずつ。ぜひ、今日から挑戦してみましょう!



  
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