日記には、その日に起きたことを振り返る以外にも、さまざまな効果があるといわれています。
まずはストレス発散に良いということです。ストレス社会といわれる現在、ストレスを抱えている方はきっと多いと思います。ときにはストレスを何かにぶつけたくなることもあるでしょう。そんなときには自分しか見ることがない日記に思いをぶつけることで、気持ちを落ち着かせてすっきりさせることができるといわれています。
また、自分の反省点や克服すべき点を明らかにすることもできます。何か失敗してしまったときには、それを日記に書いておくことで、次に同じような場面に遭遇した際に、どのように対処をしたら良いかを、落ち着いて考えることができるでしょう。
さらに、日記に書くことの順序や言葉をどのように書くか考えていくうちに、文章力と想像力を磨くことができるようになります。また、漢字や言葉を覚える良い機会にもなりますよ。
日記を書く際の1番の悩みは、やはり途中で挫折してしまうことでしょう。また、1日に起きたことをすべてまとめるのは大変だと思います。そこでオススメしたいのが「4行日記」です。4行日記とは毎日4行で完結する日記を書く方法で、1日5分程で書ける上、効率良く日記の効果を得ることができる方法でもあります。書く内容は、「事実」「気づき」「教訓」「宣言」の4つです。
「事実」は、1日で1番印象に残ったことを1つ選び、短文で書きます。できるだけ客観的に書くことがポイントです。
次に「気づき」は、事実から得た発見や感想を書きます。自分が直観的に思ったことを書くと良いでしょう。そうすることで、自分がどのように考え、何を見つけようとしているのかを知ることができます。
「教訓」は、気づきから学んだことを書きます。自分が目標にすべきことが明確になるといわれています。
最後に「宣言」です。理想の自分、「なりたい自分」になったつもりで書きましょう。実際には理想の自分になれていなくても、なったつもりで書くことで、無意識的に理想の自分に少しずつ近づけます。
このようにして4行日記を続けられたら、1ヵ月ごとに振り返る機会を作りましょう。そうすることで、自分の成長を感じることができるためオススメです。
日記を書く際に、ただ文字を書くだけでは物足りない、味気ないと感じることはありませんか?日記を少しでも楽しくするために、さまざまなアイテムを使ってみましょう。
まず日記を書く際に使うペンです。黒1色だけでは少しさびしい気がしますよね。そこでオススメなのが3色ボールペンです。例えば、赤、黒、青の3色ボールペンの場合、赤は「重要なこと」、青は「気になったこと」、黒は「自分の心に引っかかったこと」などに分けて書くことで、重要なポイントが目に入りやすくなります。
また、日記の内容に関係するイラストを入れてみたり、マスキングテープやスタンプなどで飾ってみたりすることで、日記をカラフルで華やかにすることができます。自分の好きな方法で日記を彩ることで、さらに日記を書くことが楽しくなりますよ。
日記にはさまざまな効果があり、また自分を成長させることもできます。日記は続かないと思っている方も、手軽にできる4行日記などから試してみてください。また、日記は自由に書くもののため、あまり難しく考えずに、気軽に楽しく1日を振り返りましょう。
日記を始めてみたいけれど、わざわざ専用の日記帳を買うのは面倒……。そんなあなたはまず、「手帳デビュー」から始めてみませんか? 手帳であれば「どうしても日記が書けない日はスケジュールだけメモする」など、自由な使い方が可能です。 ここでは、多くの人に愛用されている「ほぼ日手帳」スタッフのみなさんに、手帳の活用術を教えてもらいました。