下半身の太さ、とりわけ太ももの太さにお悩みの女性は多いです。でもこの部分をダイエットしようとするとき、やり方を間違うと、かえって太ももがさらに太く、たくましくなってしまうこともある、と知っていましたか?
太もも痩せのためにと考えて行った運動により、筋肉が発達しすぎてしまい、より太くなってしまう可能性があるのです。
下半身が太りやすいのには原因があります。人間の体の構造上、水分や老廃物はどうしても下半身に溜まりやすいため、脂肪が付きやすく、むくみやすくなるのです。むくみが原因で太ももが太めである場合は、むくみ改善のためのトレーニングをすればサイズダウンが可能になります。
太もも痩せには脂肪を消費する事が大切。でも、自転車や水泳等激しい運動をするのは、かえってマイナスです。もちろん脂肪は消費できるのですが、筋肉が発達しすぎて、かえって太ももが太くなってしまう可能性があるのです。
よって太もも痩せには、ジョギングなどの有酸素運動がおススメ。ただ、あまり長時間行ってしまうと、やはり筋肉がつきすぎる可能性があるので、短時間におさえておきましょう。
また、特にむくみやすい方は、太もものマッサージがとても大切です。
有酸素運動をした後の太ももは、筋肉が固まり、老廃物が閉じ込められている状態になっています。そこで、運動後は軽いストレッチをする等、いったんクールダウンさせて筋肉が固まるのを防止しましょう。合わせてマッサージも行うことで、日々蓄積された老廃物を流すこともできます。
スポーツをする習慣がない、スポーツが苦手、という女性は、お風呂上がりのストレッチがおススメです。入浴後は全身の血行が良くなるため、いつもより代謝が上がり、普段ストレッチするよりも、脂肪が燃焼やすい状態になるのです。
またストレッチをする場合は、できるだけお風呂上りの20分以内に行ってください。
太ももには、普段の生活では使わない筋肉が多くあり、それらの筋肉は、何もしなければどんどんゆるんでしまいます。逆に言えば、そこをトレーニングすると、かなりの効果が期待できるということです。
そこで、太ももの内側にある内転筋を鍛えるストレッチをご紹介します。
床に体の左側を下にして、横向きに寝そべります。そして、左の腕は肘をつき頭を支えます。
左足はまっすぐに伸ばし、右足は膝を立てた状態で、左足の前にクロスするように持っていってください。そして、右足の裏を床につけ、準備は完了。
息を吐きながら下側になっている左足をゆっくりと3秒ほどかけて上へ持ち上げてください。ひざの裏側を伸ばすことを意識しながら足首は天井側へ向けたまま、この姿勢で3秒キープしましょう。そして、左足を少しずつおろします。この時、左足を完全に床につけず、床から少し浮かせた状態で止めます。ここまでの、3秒間で足を持ち上げ、3秒間キープし、床から少し離れたところでストップ、というプロセスを5~10回、これを1セットとして、3セット行ってください。左右入れ替えた形でも行います。
普段、無意識で行っている生活習慣を改めるだけでも、太もものダイエットは可能になります。ジョギングなどの運動やお風呂上がりのストレッチをする時間がない、という場合はまず、できるだけ階段を使うようにしましょう。
また、同じ姿勢で長時間過ごすのは、老廃物が溜まってしまう原因となります。体勢は固定せず、1~2時間ごとに数分間、ストレッチができれば理想的です。ストレッチは、座り仕事をしながらでも可能。椅子に座った状態で、足首を上下に動かしたり、くるくる回したりしてみましょう。
さらに余裕があれば、クッションを太ももの間に挟んだ姿勢で、20~30分間維持する、というのも効果が期待できるでしょう。
このように、スポーツのためのまとまった時間がなくても、ちょっとした工夫で太もものダイエットは可能になります。今回ご紹介したダイエット方法は自宅で気軽に出来るものもありますので、この機会にあなたも一度チャレンジしてはいかがでしょうか?
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