まずは、ひとつひとつの家事にかかる時間がどれぐらいなのかを把握してみます。部屋に掃除機をかけるのに必要な時間、植物の水やりにかかる時間などを、ストップウォッチを使って計ってみましょう。
ひとつの家事にかかる時間がわかれば、洗濯機を回している30分にできる家事や、野菜を煮ている10分でできる家事がわかってきます。例えば、出かける前に3分ほど時間が余ったら、玄関の靴を並べる、テレビのホコリを拭くなど、迷わず3分でできる家事に取り組めます。ちょっとした空き時間も、ムダなく過ごせますね。
また、かかる時間がわかっていれば、一日にできる家事の量も把握でき、時間配分の組み立てもできるようになります。時間内に終わらせようと目標意識も働いて、テキパキと済ませられるようになりますよ。
ひとつひとつの家事を見直していくと、ムダな動きが多いことに気付くことがあります。
例えば、リビングの床を掃除するのに、収納場所まで掃除道具を取りに行くより、リビングに掃除道具を置いておけば、汚れやホコリが気になったそのときに、さっと掃除ができます。
洗濯でも、見直せるところはたくさんあります。洗濯物を取り込むときに、一枚一枚外さなくても一気に取り込めるハンガーや、外さずにそのまま収納できるハンガーを使うなど、便利な道具を使うことで、いつもの手間がぐっと減ります。
料理でも、ちょっとした工夫をしてみましょう。家族の人数分をそれぞれ小鉢に入れて食卓に運ぶより、大皿に入れるか、仕切りの付いたランチプレートで用意すれば、盛り付ける手間も運ぶのも楽になります。よく使う食器は取り出しやすいところに収納しておけば、さらにムダがありません。
家事をもっと楽にするための収納のコツが知りたくなったら、本格的に収納について学べる、「整理収納アドバイザー」の勉強を始めてみては? 整理収納アドバイザーの資格を取れば、自分のために始めた勉強が、人の役に立つようになり、キャリアアップにもつながるかもしれません。
今、話題のお掃除ロボット。勝手に家の中を掃除してくれるなんて便利ですよね。ここまでは、自分自身の行動から時短術を考えてきましたが、いっそのこと、家事を丸ごと機械に頼るのもひとつの方法です。お掃除ロボットのほかにも、食洗機、乾燥機付き洗濯機があれば、家事にかかる時間も労力も減ります。
家に他人を入れるのに抵抗がなければ、家事代行サービスを利用してみるのもひとつの手。どれもそれなりに高価ですが、お金で時間を買うと考えれば、それほど負担ではないかもしれません。
そこまでお金はかけられなくても、上記で紹介したハンガーのように、プチプライスの便利グッズがたくさんあります。100円均一ショップで売られているものもあるので、積極的に使ってみることをおすすめします。
そして究極の時短テクニックとして、子どもや夫にお手伝いを頼む方法があります。ひとりで完璧にこなそうなんて思わず、頼めるものは頼んでしまいましょう。あなたが頑張りすぎて倒れることなんて、誰も望んでいないのですから。
やらなければいけないと思うと、家事がおっくうになってきますよね。無理なくできる時短テクニックを取り入れて、さくっと片付けられる方法を探してみてください。そして、空いた時間には、好きな本を読んだり、エステに行ったり、家族でゆったりとした時間を過ごしたりと、ごほうびを用意してみましょう。
少しでも家事が簡単にこなせて、時間と心に余裕ができれば、毎日がもっと楽しく過ごせます。あなたの笑顔で、家族もハッピーにしてみてみては?
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