「第4回スイーツコンシェルジュ交流会」レポート後編　パティシエだけじゃない！　スイーツで広がる新たな世界

■有限会社いづみや 代表取締役社長：三代目店主／和菓子職人 三堀 純一さん

和菓子職人の一人として、私が実現していきたいのは和菓子の技術性や芸術性の高さ、そして『わびさび』といった世界観を広く発信していくことです。
日本古来の伝統技術が詰まっている和菓子を、今までにない新しい試みでアピールすることで、和菓子の魅力をより広い層の方々に広めていきたいと考えています。そのために今は「一日一菓」として毎日新作の和菓子をSNSにアップしたり、「和菓子アーティスト」として、食べ物や植物の造形を練り切りと餡でかたどった「そっくり和菓子」の制作もしています。こうした活動が和菓子職人の仕事や技術を身近に感じてもらうことに繋がり、もっと多くの子供たちがなりたいと思う職業になると嬉しいですね。

■日本フルーツアートデザイナー協会／フルーツアートプロフェッショナル／認定福岡校校長　青木 貴子さん

私たちが広めている「フルーツアート」は、フルーツのカッティング技法の一つです。
見た目の美しさはもちろん、立体的で食べやすく、また葉や皮、そしてB級品をもアレンジの材料として大切に使うことで、フルーツの付加価値をさらに高めることもできます。
このフルーツアートの活動を通じて私たちが目指しているのは、「フルーツの生産者と提供者、消費者の架け橋となること」、「B級品を特級品にすること」そして「フルーツの消費拡大」です。現在は主に各種パーティー会場や結婚式、コンサート会場などでフルーツアートを披露しています。今後は活動の場をより広げて、多くの方にフルーツの魅力を伝えていきたいですね。

■吉本興業所属／スイーツ芸人　ナカノタカフミさん

最初は売れるためにはじめた「スイーツ芸人」というキャラ（笑）。でもスイーツコンシェルジュの資格を取って有名パティシエやショコラティエの方とお話させてもらうようになってからは「スイーツ芸人」として、スイーツの「スバラスイーツ」な魅力を広めていきたい！　と思うようになりましたね。
たとえば、あるショコラティエの方から「自分で農場を買ってカカオ豆作りからはじめて、独自に豆の焙煎時間も研究している」なんて話を聞いたときは、アツイ職人魂を感じて感動しましたね。でもそういう作り手の情熱や苦労って、なかなか一般の人には伝わらないもの。だからこそ僕が芸人の視点で楽しくスイーツの魅力を伝えることで、「食べてみたい！」と思ってくれる人が一人でも増えたらいいなと思っています。これからも、まだまだ埋もれている「オイスイーツ」なスイーツの魅力をバシバシ発信して、あわよくば僕自身も「芸能界のスイーツ王」に上り詰めていきたいですね！

■第二回アドバンス講座合格者／30代　男性（弁護士）

普段は弁護士をしていますが、スイーツを食べることが好きで、将来は自分で一流のスイーツ店を展開したいと考えています。人と会うことが仕事なので、スイーツの知識はトリビア的に人と話すときのネタにも役立っていますね（笑）。
それといつか実現したいと思っているのは、日本の高品質なスイーツをもっと気軽に楽しめるような場を広く作っていきたいということです。単に一流のスイーツ店を展開するだけではなく、たとえばお金のない学生でも高品質なスイーツが楽しめるようにスイーツ店を大学構内に作ってみたいという思いや、日本食ブームが続く中国などのアジア諸国への出店などにも興味があります。日本のスイーツ文化にはまだまだ秘めた可能性があると思うんです。その可能性をもっと伸ばして、世界に広げることができたら嬉しいですね。

会場にいたスイーツコンシェルジュのみなさんは、その年齢も職業も様々。しかしすべての方に共通していたのは、スイーツが大好きという気持ちと、その気持ちや知識を何かの形で発信したいという思い。お話を伺ったみなさんからは、その「スイーツが大好き」という目に見えない気持ちが、資格を取得したことで自信へとつながり、新たな「夢や目標」を持つきっかけになったという声も多く聞かれました。
スイーツの基本的な知識はもちろん、知られざる歴史や文化まで幅広く習得でき、あなたの「スイーツ好き」を、ワンランクもツーランクもアップさせるスイーツコンシェルジュ。あなたも資格取得にチャレンジしてみませんか。

「第4回スイーツコンシェルジュ交流会」レポート前編
パティシエと医師が考える「ヘルシースイーツ」とは？はコチラ