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2015.11.12

専業ママ必見! 育児の煮詰まり現象を防ぐバランス作り

専業ママ必見! 育児の煮詰まり現象を防ぐバランス作り

「子供との時間を大切にしたい」と仕事をやめたはずなのに、どんどん煮詰まっていく......。こう感じている人は多いもの。実は、バランスの取り方が非常に難しいのが専業ママ。子育て心理学の専門家、佐藤めぐみさんに専業ママのバランスの取り方を解説してもらいました。

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働くママと専業ママ、それぞれの悩みの特徴とは?

わたしはカウンセリングなどを通し、様々な立場のお母さま方のお悩みをお聞きします。そこで感じるのは、働くママ特有のプレッシャー、専業ママ特有のプレッシャーが存在するということ。

働くママは24時間をどう割り振るか、そのやりくりの仕方に頭を悩ませることが多いのに対し、専業ママは24時間にメリハリをつけるにはどうすればいいか、そのバランスの取り方に悩んでいることが多いようです。今回は、日々のアンバランスによって引き起こされる専業ママの“煮詰まり現象”をクローズアップしていきます。

やってもやってもゴールが見えない! 専業ママの煮詰まり現象とは

やってもやってもゴールが見えない! 専業ママの煮詰まり現象とは

専業ママがバランスを崩してしまうパターンとして、

●時間が許す限り子供のために動いてしまう
●完璧ママを目指そうとハードルを上げてしまう
●育児書や育児情報に右往左往し、自分軸を失ってしまう

などが挙げられます。そしてこれを続けていくと、次のようなことが起こります。

●「母親としての自分」だけが大きくなり過ぎてしまう
子供を通して、自分の価値を見出すようになってしまう
完璧を目指すあまり、少しでも至っていない部分があると自分を責めてしまう

これにより、全身全霊を我が子に注いでいるのにもかかわらず、まだ至っていないと感じさせてしまう“慢性的な不完全燃焼”が起こります。ゴールのない日々にやる気や達成感を削がれながら、煮詰まり現象を引き起こしてしまうのです。

「自分の世界」が専業ママのストレスを未然に防いでくれる!

「自分の世界」が専業ママのストレスを未然に防いでくれる!

ここから分かるように、育児で煮詰まらないためには、全てを子供に注ぐのではなく区切りをつけることがポイントです。

アメリカのストレス研究でも、この点は裏づけされています。研究によると、フルタイムで働くママ、パートタイムで働くママ、専業ママ、それぞれの心身の健康度や育児への意欲を調査したところ、パートタイムで働くママのストレス度が最も低く、気持ちが安定している傾向があったそう。パートタイムで働くことで仕事、育児、家事のバランスが整いやすく、「○○オンリー」の状態になりにくいからと結論づけています。専業ママも、この分散させたバランスを取り入れ、「自分の世界」を作ることで、煮詰まりを回避しやすくなります。

ママの自分時間確保に不可欠なのはリズムある生活

ママの自分時間確保に不可欠なのはリズムある生活

「でも子育て中は、自分の世界なんて持てるはずがない」とおっしゃる方もいるでしょう。たしかに、これでいいという明確なラインがないのが子育て。ママが自分のための時間を確保するには、それなりの工夫が必要となります。カギは規則正しい生活、正しくは「お子さんの早寝多眠」です。

日本睡眠学会が推奨している睡眠時間は、1~3歳で12~14時間、3~5歳で11~13時間、6~12歳で10~11時間。そこから単純にママの睡眠時間を差し引くと、3~6時間の時間差があります。しかし、今の日本の子供たちの多くは大人時間で生活していると言われており、夜更かしで睡眠不足。ママの時間に食い込んでしまっていることがよくあります。よって、この『時間差』をしっかりと生み出すことが、ママの自分時間確保の第一歩。ぜひ頑張って、お子さんが早寝多眠できる工夫をしてみてください。

はじめるなら今! 未来の自分をイメージしスタートしてみよう

また、子供が幼稚園、小学校と年を重ねるごとに、ママは昼間も自分の時間が持てるようになり、1日数時間はママ専用の時間を確保できるようになるはずです。早速、「自分の世界作り」をスタートさせましょう!

その際、自分時間に『目的』を持たせることが非常に大切です。スマホやネットでだらだらと時間を過ごしてしまっては、折角の自分時間が台無しなので、「自分時間にやりたいこと」を決めるのです。あなたの自分の世界、テーマは何がいいでしょうか?

オススメするのは、視点を「今の自分」ではなく、「未来の自分」に向け、そこから世界を引っ張り出すことです。たとえば、「55歳のときにどんな自分でありたいか?」その姿が描けると、自ずと今やりたいことが見えてきます。

専業ママならではの「自分の世界」は百人百様ですが、主な方向性としては、

主婦業の中に「極み」を見つける(テーマのある料理など)
女性として自分を磨く(ヨガ、フラワーアレンジメントなど)
仕事復帰を視野に学びの機会を増やす(資格、語学など)
子育てを学問として学ぶ(専門のコース、講座など)

これらが実用的で継続しやすいようです。自立していく子供に合わせてママも自立準備を進めていくと、日々に煮詰まらず、子供とのいい距離感が保ちやすくなりますよ。

【執筆者プロフィール】

佐藤めぐみ(さとうめぐみ):All About「子育て」ガイド。欧米の大学、大学院にて心理学を学ぶ。現在は、育児相談室「ポジカフェ」にて、子育て心理学を活用した叱り方講座、育児ストレス診断、育児相談などを行っている。

パパにも育児を手伝ってもらおう!パパが子育てするメリットとは?

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どうしても子育てに煮詰まってしまったときは、パパに育児を手伝ってもらうのもオススメ。ママの家事・育児の負担が減ることで、一度気持ちをリセットすることができるはずです。しかも近年の研究で パパ側にも育児に参加するメリットがあることがわかってきたそう。そのメリットとは……?

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