本を読んで自分磨き……そうは思っても、なかなか実行するのは難しいですよね。そこでまずは、読書の習慣を身につけるための3つのコツをご紹介します。
(1)すき間時間を利用する
読書をするのに最適なのが「すき間時間」! 通勤電車の30分、昼休みの15分、半身浴中の15分、寝る前の10分……など、生活のすき間時間をうまく使って無理なく習慣化していきましょう。
(2)読書をしやすい環境を見つける
騒がしい場所や、他に興味が移ってしまうような場所ではなかなか読書に集中できないことが多いですよね。落ち着いたカフェ、公園のベンチ、静かな図書館……。自分に合った読書環境を見つけましょう。
(3)甘いもので集中力を持続させる
読書は脳の活性を助ける行為と言われています。脳が活性化すると、脳のエネルギー源であるブドウ糖を多く消費します。なんだか本に集中できない……そんなときはブドウ糖が不足しているのかも。読書の前や読書中に脳の栄養、ブドウ糖を補給しましょう。本を読みながらでも食べられるキャンディーやチョコレートなどがオススメです。
読書の習慣が身に付いたら、いよいよ女子力を磨く本に挑戦してみましょう。心から尊敬できる女性は、生き方や考え方までもが美しいもの。ここではそんな女性になるためのとっておきの5冊をご紹介。毎日輝いて生きてくためのヒントがたっぷり詰まっています。
1. 片づけは自分を見つめる大切な作業
『人生がときめく片づけの魔法』
近藤麻理恵著(サンマーク出版)
http://www.amazon.co.jp/dp/4763131206
大好きなものだけに囲まれた理想の部屋で、思い描いていた生活をしてみたくはありませんか? 『人生がときめく片づけの魔法』では、「一度片づけたら、二度と散らからない方法」について紹介しています。「一気に、短期に、完璧に」片づけることで、二度と部屋が散らからなくなり、一生きれいな部屋で過ごせるという方法を伝授します。ポイントなのは、「捨てるものを選ぶ」のではなく、「残すものを選ぶ」こと。選ぶ基準は「ときめくかどうか」という、シンプルかつ斬新なものです。部屋が片づかなくて悩んでいるあなた! この本で、人生をときめかせてはいかがでしょうか。
2.自分らしく楽しく生きる
『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』
篠田桃紅著(幻冬舎)
http://www.amazon.co.jp/dp/4344027531
いくつになっても生き生きとした人生が送れたら幸せですよね。『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』では100歳を超えた著者が自分の人生を振り返りながら、時には優しく、時には厳しく、人生の生き方や楽しみ方の秘訣を伝授します。「生きている限り人生は未完成」「考えても仕方ないことは一切考えない」「規則正しい毎日から自分を解放する」……など、肩の力を抜いて、自分らしく生きてきた著者の言葉が心に染みわたる本書。いつまでも生き生きとしている素敵な女性になるヒントを見つけましょう。
3.ポジティブ思考で人生が変わる
『あたらしい私のはじめかた You Can Heal Your Life COMPANION BOOK』
ルイーズ・ヘイ著、道端ジェシカ監訳(フォレスト出版)
http://www.amazon.co.jp/dp/4894516683
いつも明るく前向きな女性に憧れるなら、『あたらしい私のはじめかた You Can Heal Your Life COMPANION BOOK』がオススメ。
「人生とは、とても単純なもの。与えたものが返ってきます」
「変化をいとわなければ、望み通りの人生を創造することができます。やるべきことは、少し考え方を変え、思い込みをいくつか手放すだけ」
著者のファンを公言する道端ジェシカさんが監訳を担当している本書は、アファメーション(肯定的な言葉を自分に繰りかえし宣言することで古い考えを新しいポジティブなものに変えていく方法)の練習ドリル。
まずテーマごとの質問に答えを書くことで、自分の本心を知ります。さらにそこに効果的なアファメーションを書き加えることで、プラスな気持ちを作ることができる一冊です。
4.自信を持った女性になろう
『なぜ女は男のように自信が持てないのか』
クレア・シップマン、キャティー・ケイ著、田坂苑子翻訳(CCCメディアハウス)
http://www.amazon.co.jp/dp/4484151146/
ヒラリー・クリントンも、メルケル独首相も、IMF専務理事ラガルドも……成功しているのに、自信がない!? 能力があっても自信が持てない女性にスポットを当てた、アメリカ発の話題作。本書によると、「実力はあるけど、自分に自信が持てない人」よりも、「能力はイマイチだけど、自信たっぷりな人」の方が、社会的に評価され、出世していくのだとか……。
本書の前半では「女性は自信がないことで、給料が男性より30%も低い」「数学のテストの前に性別を聞かれただけで、女性は無意識のうちにできが悪くなる」などなど、にわかには信じがたい事柄を心理学、脳神経学、遺伝子学などあらゆる面から調査。後半では、自信を自分のものにするための戦略や自信のコントロールの方法などをアドバイス。自信をつけて成功したい女性ならぜひ読んでおきたい一冊です。
5.素敵な女性たちの言葉が元気をくれる
『一流の女が私だけに教えてくれたこと』
森綾著(マガジンハウス)
http://www.amazon.co.jp/dp/4838727542/
品のある女性になりたい方にオススメなのが『一流の女が私だけに教えてくれたこと』。フリーライターとして2000人以上にインタビューしてきた著者が、これまで出会った「一流の女性」たちの言葉を紹介します。「自分で道を選びとってきた女性たちの言葉には、はっと目の前が開けるような思いがすることがある」と語る著者。
「『あのときのあの人はよかったなあ』と、思えるような瞬間を積み重ねていけばいい」田辺聖子さん
「無邪気な笑顔に年齢は関係ない。愛される人たちはいつもやさしい」きんさん ぎんさん
「賢さとは学歴ではない。真実を求めることに貪欲であること」加藤登紀子さん
などなど、読者の目の前を明るくしてくれる、「今日の私にできること」がたくさん詰まった素敵な言葉の宝石箱です。
女子力の高い素敵な女性になるためには、ファッションやメイクなど、見た目の美しさを磨くことと同じくらい、内面を磨くことも重要。読書をすることで、今までの自分になかった考え方や知識を得ることができます。内面が美しく豊かであれば、毎日楽しく、輝いた人生を送ることができるかもしれません。本の持つ可能性は無限大。読書を習慣化させて、ワンランク上の自分を目指してみませんか?
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