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2017.05.17

コーヒー豆は生産国によってどんな違いがあるの?コーヒー豆の産地と特徴

コーヒー豆は生産国によってどんな違いがあるの?コーヒー豆の産地と特徴

美味しいコーヒー豆を選ぶときに重要となる要素の1つが、生産国です。コーヒー豆を栽培している環境によって、コーヒーの味や香りは大きく変わります。 今回は、コーヒー選びの参考になるコーヒー豆の産地と特徴についてご紹介します。

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生産国をチェックする方法

生産国がすぐに分かる方法として、商品表示ラベルの確認が挙げられます。市販のコーヒー豆であれば、裏面のパッケージに「生豆生産国名」が記載されているため、チェックしてみましょう。

また、コーヒー豆が栽培しやすい環境であるコーヒーベルト(赤道をはさんで南北緯25度の間)では、現在約70ヵ国がコーヒー豆を栽培しています。以下では、コーヒーベルトで栽培しているコーヒー豆の特徴を生産地域別にまとめました。

【南北アメリカ】雑味が少なく、飲みやすい

【南北アメリカ】雑味が少なく、飲みやすい

南北アメリカ地域の中でも、ブラジル・コロンビア・ジャマイカ・ハワイのコーヒー豆は人気があります。

ブラジル産のコーヒー豆

ブラジルでは、地域や農場によってコーヒー豆の大きさが異なりますが、全体的に味のバランスが取れた飲みやすいコーヒー豆が採れます。特に、サントス港から出荷される「ブラジル・サントス」は、香ばしくて雑味がないコーヒー豆として人気です。

またブラジル産のコーヒー豆は、中煎りにすることにより柔らかな味わいになり、深煎りで力強い苦味が出てくることも特徴で、ブレンドのベースとしてよく使われます。

コロンビア産のコーヒー豆

コロンビアは世界3位のコーヒー豆生産国として知られており、コロンビア産のコーヒー豆はマイルドコーヒーとして重宝されています。とても飲みやすく、柔らかい酸味により絶妙なバランスを保っていることが特徴です。

その中でも、「エメラルドマウンテン」は深いコクと甘味があり、高級豆として知られています。グアテマラ・コスタリカ・メキシコ・ペルーなどで生産されるコーヒー豆も、コロンビア産と似た味わいを楽しめます。

ジャマイカ産のコーヒー豆

カリブ海に浮かぶ島国、ジャマイカにあるブルーマウンテンは、世界的に名高いコーヒー豆の産地。ブルーマウンテンで収穫されるコーヒー豆は、軽い口当たりとなめらかな喉ごしが特徴で、コーヒー独特の渋みが苦手な方にオススメのコーヒー豆です。

ハワイ産のコーヒー豆

ハワイ島で収穫できるコーヒー豆は、甘い香りと爽やかな酸味が特徴です。飲みやすいのですが、人によっては酸味が強いと感じてしまうため、選ぶときには注意してください。

【アフリカ】酸味にこだわる方向けのコーヒー豆

【アフリカ】酸味にこだわる方向けのコーヒー豆

南北アメリカ地域のコーヒー豆は、比較的飲みやすい品種が豊富です。しかし一方で、酸味に物足りなさを感じる方もいるでしょう。そんなときは、アフリカのコーヒー豆をオススメします。

エチオピア産のコーヒー豆

アフリカのエチオピアで収穫されるコーヒー豆は、フルーツのような甘酸っぱい香りと、コクのある酸味が特徴です。エチオピアのコーヒー豆は「モカ」とも呼ばれており、有名なコーヒー豆の1つです。

タンザニア産のコーヒー豆

タンザニアのキリマンジャロで収穫できるコーヒー豆は、強い酸味と口いっぱいに広がるコクが特徴です。ケニア産のコーヒー豆でも、タンザニアのような力強い酸味のコーヒーが楽しめます。

【アジア】ブラック好きにはたまらない、強い苦味

インドネシア・スマトラ島産のコーヒー豆

インドネシアは、世界4位のコーヒー豆生産国として知られています。特にスマトラ島で収穫できる「マンデリン」は高級豆といわれており、強い苦味と濃厚な味わいが特徴です。ブラックコーヒーで飲むのがオススメですが、カフェラテやカフェオレといった飲み方にも適しています。

インドネシア・ジャワ島産のコーヒー豆

ジャワ島で収穫できる「ジャワ・ロブスタ」は、苦味と渋みが強いことが特徴です。苦味が好きな方はストレートでも構いませんが、どちらかといえばブレンド向き。ジャワに限らず、ロブスタ種はブレンドされている方が飲みやすいでしょう。

アジア近辺では、インドネシアの他にもベトナム、インド、パプアニューギニアのコーヒー豆も人気です。自分に合ったコーヒーの苦味を探している方ならば、アジア産のコーヒー豆も試してみてください。

生産国による違いを知って、コーヒーライフを楽しもう

同じ生産国でも、収穫場所や環境によってコーヒーの味や香りが変わります。生産国による豆の違いを知ることで、コーヒーライフがもっと楽しくなるでしょう。
奥深いコーヒーの世界をもっと知りたい方は、コーヒーのことを体系的に勉強できる講座を受講してみてはいかがでしょうか?

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