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2017.11.30

マネーリテラシーに自信ある?知らずにいるとモッタイナイお金の知識

「マネーリテラシー」とは「お金の知識があり、それをうまく活用する能力」のこと。日本人は世界的に見てもこのマネーリテラシーが低いと言われているって知っていましたか?マネーリテラシーをしっかり身につけて、お金が貯まる人になるにはどうしたらいいのか、「FP Cafe(エフピーカフェ):一生涯の『お金の相談パートナー』が見つかる場」を運営する、株式会社Money&You代表取締役の頼藤太希さんに聞きました。

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「お金の知性」があると、人生が変わる!

「毎月あと1万円、余分に使えるお金が欲しい」「老後に備えてもう少し貯金を増やしたい」……そんな風に思っている人は多いですよね。

お金に振り回されず、自分らしい生き生きとした毎日を送るためにも、計画的にお金を増やしていきたい。そのためにぜひ身につけておきたいのが「マネーリテラシー」です。

「マネーリテラシーとは、簡単に言うと『お金の知識があり、それをうまく活用する能力』のこと。お金の知性があると、人生が変わると言っても過言ではないのです」

そう教えてくれたのは、株式会社Money&You代表取締役で、マネーコンサルタントの頼藤太希さん。外資系保険会社で資産運用業務に6年間従事した後、2015年に株式会社Money&Youを創業し、同年に一般女性と女性ファイナンシャル・プランナー(FP)をマッチングするWebサービス「FP Cafe」をリリース。各種メディアでの情報発信や全国での講演を行っている、いわばお金に関するスペシャリストです。

知らないことで損している!お得な制度

マネーリテラシーには、「投資」や「住宅ローン」「年金」「相続」など多岐にわたる内容が含まれますが、なかでも届け出すればお金がもらえる国の制度に関しては、知らないために損をしていることがたくさんあると頼藤さんは言います。

例えば今年から始まった「セルフメディケーション税制」。

「医者の処方箋がなく、薬局やドラッグストアで買えるスイッチOTC医薬品を、年間1万2000円を超えて購入すると、所得控除の対象になります。従来の医療費控除との併用はできないのですが、レシートを取っておいて健診などの結果とともに確定申告するだけで、税金が安くなります。仮に2万円を購入し、所得税・住民税率合わせて20%なら、1600円程度戻ってきます。金額は微々たるものですが、ちりも積もれば山となりますよね」(頼藤さん)

そのほかに見逃しがちな控除としては、両親や祖父母の扶養控除があります。

「毎月両親や祖父母に仕送りしている人は、両親や祖父母を扶養控除に組み込めるので、所得税と住民税を節約できます」(頼藤さん)

申請しないともらえないお金は意外に多く、それこそ「マネーリテラシー」がないためにモッタイナイことをしている人が大勢いるそう。中学生以下の子供がいる人は、「児童手当」などが支給されます。また、身内が亡くなった時に、健康保険証を役所に返却することで5万~7万円の葬祭費が支給される「葬祭費給付金制度」なども知らない人が多い制度だそうです。

これらのお得な制度や節税方法について、イチから情報収集していくのは時間もかかるし、面倒ですよね。そんな時に頼れるのがFPの存在です。

お金のことはプロに相談する時代

大学卒業後、勤め先の保険会社で資産運用部門に配属された頼藤さんは、初めてお金の基本のきを学びました。そして、これまで学校にも親にも教わってこなかったお金の知識が、生きていくうえでいかに必要であるかを感じたそうです。

「従来の日本は、お金のことをあまり考えなくても、進学、就職、結婚……と順調に進んで来られたのですが、現在は時代が変わりました。人口減少・少子高齢化のあおりで年金受給額が減り、一方で銀行の利率は微々たるもので、ただ預けておくだけではお金の価値が下がっていくばかり。そんな時代なので、『依存』から『自立』へと、自助努力が必要な時代となっています」(頼藤さん)

「マネーリテラシーは、今やどんな人にも必要な『生活スキル』と言っても過言ではないです。でも日本は元々、お金の話題を避ける文化があるため、周りにお金のことを聞ける人がいないんですよね。もっと気軽にお金の話をしたり、プロに相談できたりする環境をつくりたいんです」と、頼藤さんが始めたのが「FP Cafe」。お金に関するQ&Aを無料で閲覧でき、お金の相談をすると複数のFPから回答を得られるネット上のサービスです。

さらに詳しいアドバイスが欲しい場合や、自分の悩みを公開したくない場合には、自分に合うFPを選んで個別相談が可能(有料)。対面のほか、スカイプでの相談も可能なので、忙しい人でも、すきま時間を使ってお金の不安を解消することができます。

「『FP Cafe』には現在20名ほどお金の相談パートナーがいますが、全員女性なので、利用者の多くが女性。高齢出産や不妊治療などのナイーブな問題から、結婚する・しない、子供がいる・いない場合のライフスタイルの相談など、女性ならではのお金の相談が気軽にできると好評です。独身の女性が所得税や住民税の節約方法を相談して、合わせて年間8万円以上の節税が可能になったり、老後の不安で貯金地獄に陥っていた女性が、老後に必要な資金の『見える化』で不安から解放されたりする例もあります。回答者は、同じFPでも、保険外交員や銀行員と違い特定の金融機関に属していないので、ユーザーの立場に立ったアドバイスを行えます」(頼藤さん)

こうしてプロにお金の相談をする文化が根付けば、日本全体のマネーリテラシーが向上する日がくるかもしれませんね!

また、これを機会に、自分でFP資格の勉強をしてみるのもいいでしょう。保険や年金などの「身近なお金」について学び、マネーリテラシーが上がることで、ちょっとしたお金の悩みや不安が解消されるかもしれません。

FP Café

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取材・文/安本真留美
取材協力
頼藤太希(よりふじたいき)さん
株式会社Money&You 代表取締役/マネーコンサルタント
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性のための、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかる場『FP Cafe』を運営。メディアなどで投資に関するコラム執筆、書籍の執筆・監修、講演など日本人のマネーリテラシー向上に努めている。近著に「マンガでわかる! iDeCoのはじめ方 ライバルはイデ子! ?」(きんざい)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。

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