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2016.01.01

美文字になろう! 「字をきれいに書く」ための2つの方法とは?

「美文字を書きたい」と思うことは、誰に見られても恥ずかしくないようにという美意識の表れ。「美文字は心のおしゃれ」と話す「実用ボールペン字講座」の主任講師を務める鈴木啓水先生に「字をきれいに書く」ための2つの方法を伺いました。

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美文字を書くコツは「きれいな字を頭に思い描くこと」

極端なことを言うと、美文字を書くために必要なことは二つしかありません。一つ目は「美しい文字とはどういう形なのか、頭で思い描ける」こと、そして二つ目は「頭で思い描いた形を、実際に手で書くことができる」ことです。

どんなに手先が器用な人でも、美しい文字のお手本、つまりは「美文字」がどういうものか知らなければそれを書くことはできません。同様に、美文字を頭に描けても、手がお手本通りに動かなければうまく書くことはできないという、とてもシンプルな理屈なんです。

上達のコツは、お手本をよく観察し、なぞり書きなどの練習を繰り返して、美文字の形を手で覚えること。実用ボールペン字講座のテキストでも、お手本をなぞり書きすることで美文字を手で覚えられるようにしています。

例えば、偏(へん)を書くときは、旁(つくり)が入るスペースを空けて書きますよね。そのとき「偏はこういう形だとつくりを入れたときにバランスがいいだろう」と想像して書くことで、美文字が書けるようになるのです。

また、「大」という文字をきれいなお手本通り書けるようにマスターすれば、そこから発展した「太」「犬」などの字も良いバランスで書けるようになります。真っ白な紙に書くときでも、字がどのように収まるかをイメージしてみるといいですね。

美文字を頭で思い描けるようになり、手で文字の形を覚えたら、次に『前後の文字同士のバランス』を意識しましょう。

文字同士のバランスの例として上の画像で「人口」という熟語を書いてみましたが、左は「人」に対して「口」が大きすぎてなんだかバランスが悪いと思いませんか。2文字以上が合わさった熟語などは、その一語としてのバランスを見ることが大切。右のように「人」とバランスが合う少し小さめの「口」を書くと美しく見えます。熟語だけでなく、文章を書くときも同じです。一つ前の字を見ながら書くことで自然と縦のライン(縦書きの場合)が揃い、文章全体が整ってくるはずです。

ハガキの宛名で実践! 一度の指導でも美文字の練習成果が表れる

初めての方でも、一度の指導で美文字に変わるという具体例をご紹介しましょう。実際に、取材スタッフの永溝はるかさんが書いたハガキの宛名を添削してみます。

なかなかバランスの整った文字ですが、「永」の点とその下の空間や、「溝」や住所の「馬」の格子になった部分の空間の大きさを揃えると美文字になります。ひらがなの場合は、ペンの流れを意識して書くときれいです。住所は「区」から二段に分けると全体のバランスが落ち着きます。

これらの添削をして、もう一度取材スタッフの永溝さんにハガキを書いてもらいました。

指導前(左) 指導後(右)

何も指導せずに書いたのが左のハガキ、添削をふまえて書いたのが右のハガキ。たった一度の指導でも美文字に上達したことがわかると思います。

美しい文字を書くために必要なのは、センスではなく練習!

文字を学びたいと考える人は、良い意味で他人の目線を意識している方だと思います。例えば多くの女性はメイクをしますが、それは「もっときれいでいたい」という思いが少なからずあるからですよね。文字も外見と同じで、「誰に見られても恥ずかしくないよう、美しい字を書きたい」と考えている方は、とても高い美意識を持っていらっしゃることが多いんです。

「美しい文字を書くことは心のおしゃれ」なんですね。

美しい文字を書くためには、もの覚えが良い・悪いとか、手先が器用・不器用など、多少の差はありますが、資質ではなく訓練次第。このことは40年以上指導してきて、実感しています。私の生徒さんで、字があまりにも下手だからと親戚の方に連れられて来た方がいましたが、その方は今ではペン字を教える立場でご活躍していらっしゃいます。美しい文字を書くということに興味を持ち、しっかり学べば、必ず上達するものです。

「文字には性格が現れる」などと言われたりしますが、確かに書く字を通じてその方の雰囲気は伝わってくるもの。字の練習には集中力や忍耐力が必要なので、例えば少しおっちょこちょいなところがある方だったら、美しい字が書けるようになると同時に、落ち着きも出てくることでしょう。

通信講座なら個性を伸ばしながら美文字トレーニングができる

いかがでしたでしょうか? 「字をきれいに書く」ための2つの方法を知って、美文字の練習をしたくなった方も多いのではないでしょうか。ただ、いざ練習を開始しようとインターネットで「美文字」を検索してみると、アプリがあまた存在しています。いつでもどこでも練習ができて、価格も安いので取っ付きやすいものです。ただ、やはりスマートフォンで書く文字と紙に書く文字は異なるもの。最終目標の「紙に書く美文字」を達成するには、紙に直に書くことが欠かせません。

通信講座では講師が、『受講者が書く字の個性』をとらえた上で指導します。ですから、一人で練習しているだけでは気づかなかった問題点に気付くことができ、結果的に良い部分を伸ばしながら修正すべき部分を直していくことができるのがメリット。忙しい人でも、1日20分の練習で8日目から成果が実感できるのでやる気も継続します。

「美文字は心のおしゃれ。」美しい文字を書きたいという人だけでなく、自分を内面から磨くことに関心を持たれた人も、ぜひ「実用ボールペン字講座」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

鈴木啓水先生プロフィール

日本書道協会本部講師・通信教育部指導課主任講師、文部科学省後援硬筆・毛筆書写検定東京都審査委員、啓友書道会主宰。『楷行草 三体筆順字典』『くずし字字典』ほか著書多数。

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