自称・日本一のフリー素材モデル大川竜弥の講座チャレンジ前編！　〜UCC匠の珈琲講座との出会い〜

自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川竜弥です。

「フリー素材モデル？」

あまり聞き慣れない職業だと思いますが、フリー素材とは、利用規約を守れば文字どおり無料で自由に使える写真のこと。バナー広告やニュースサイトのイメージ画像だけではなく、最近はテレビのバラエティ番組でも使われています。

私はフリー素材モデルとして、過去さまざまな役柄を演じてきました。例えば……。

予備校の講師風や、

男子高校生風など（ちなみに、現在34歳です）。

今回、クライアントから「サードウェーブ系男子のフリー素材を撮影してください」という依頼を受け、スタジオにやってきました。サードウェーブ系男子といえば、黒縁メガネにボーダーTシャツの爽やかなファッション。そして、サードウェーブの語源となったコーヒー！

いかがでしょうか？　どこからどう見ても、生粋のサードウェーブ系男子です。フリー素材はイメージカットとして使われるものですから、ディティールにこだわらないといけません。

とはいえ、撮影の予算は限られています。コーヒー豆やドリップコーヒーの器具を用意するのは難しいので、コーヒーはインスタントコーヒーで代用しました。写真で見る分には、インスタントコーヒーとドリップコーヒーの区別はつきませんからね……。

準備ができたら、『サードウェーブ系男子の休日』をイメージしたフリー素材をどんどん撮影していきます！

コーヒーの表面が写っていますが、やはりインスタントコーヒーには見えません。

無事、撮影が終了しました！　クライアントのチェックでNGがでなければ、晴れてフリー素材のリリースとなります。写真のクオリティはもちろん、衣装や小道具も問題ないはず。はやくいろんな人に使ってもらいたいな〜。

後日、クライアントから連絡がきました。結果は、まさかのNG。全て撮り直しです……。

大川「全て撮り直しですか……？」

クライアント「はい。うまく説明できないのですが、リアリティが足りないなと思いまして」

大川「指定どおり、黒縁メガネとボーダーTシャツを着て撮影したのですが……」

クライアント「衣装は問題ありません。ちなみに、コーヒーはドリップコーヒーを使いましたか？」

大川「いえ、予算が限られていたのでインスタントコーヒーです……」

クライアント「なるほどですね。少し予算を追加しますから、ドリップコーヒーの淹れ方を学んで再度撮影をしてください。ドリップコーヒーの器具があればコーヒーを淹れているフリー素材も撮影できますし、サードウェーブ感が増すと思います」

大川「はい……」

インターネットでドリップコーヒーの淹れ方を検索したところ、「UCC匠の珈琲講座」を発見。コーヒーの基本知識から本格的な抽出テクニックまで、自宅で学べる通信講座らしい。教材だけではなく、ペーパードリップに必要な道具が全て入っているそうです。

「これだ！　これしかない！！！」

というわけで、早速申し込みをしました。

数日後、教材と器具、コーヒー豆が届きました。食器以外は、「UCC匠の珈琲講座」に申し込むと送られてきます。これだけそろっていれば、サードウェーブ系男子の役作りができるはず！

コーヒー豆はブラジル、コロンビア、マンデリン、モカ、タンザニア、ジャワロブスタの6種類。どれも新鮮で、いい香り。
写真で見る分にはわからないからインスタントコーヒーを使うなんて、甘い考えで撮影した自分が恥ずかしくなりました……。コーヒーだけに、苦い経験ですね。

おいしいコーヒーの条件は、新鮮な豆を使い、器具に合った挽き方をして、粉の分量を守ること。そして、水にこだわり、抽出温度を知り、適切な抽出時間で淹れる。また、おいしいコーヒーを淹れるには、常に器具を清潔に保つことも必要です。
もともとコーヒー好きで毎日のように飲んでいたのですが、いざ教材を読んでみると、なかなか奥が深い。ふだんカフェや喫茶店で何気なく飲んでいるコーヒーは、想像以上に手間がかかっているものなんでしょう。

実際にコーヒーを淹れる動作は、DVDで学びます。文章だけでは分かりづらい部分も、先生の解説を参考に繰り返し実践することで、コーヒーの淹れ方を覚えることができるのです。

次回は「UCC匠の珈琲講座」で正しい知識と技術を身につけた私が、サードウェーブ系男子のフリー素材に再チャレンジします！

※本記事で使用した一部の写真は、フリー写真素材サイト「ぱくたそ」でダウンロード・使用することができます
ぱくたそ-フリー写真素材
https://www.pakutaso.com/