2019.11.19

仕事のプレッシャーをコントロール!コミュニケーションのひと工夫で仕事はもっとうまくいく

仕事のプレッシャーをコントロール!コミュニケーションのひと工夫で仕事はもっとうまくいく

頑張れば頑張るほど、成果を残せば残すほど高まっていく上司からの期待。期待してもらえるのは嬉しいけれど、時には期待値の高さに追い詰められることも...。評価や仕事量が適切になるように"期待値をコントロールする"上司とのコミュニケーション術を、心理学の講師として教壇にも立つ藤田尚弓さんが紹介します。

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どう答えるのが正解?日常場面での上司からの問いかけ

どう答えるのが正解?日常場面での上司からの問いかけ

「今忙しい?」「大変なことはない?」など、上司との軽い日常会話の中に出てくる、キャパシティや状況を確認するための質問に、みなさんはどう答えているでしょうか。「仕事ができないと思われたくない」という気持ちがある一方で「これ以上無理をしたくない」という気持ちもあるはず。そんな時のコミュニケーション方法を紹介します。

上司からの質問1)
「今、忙しい?」

何を頼まれるのか分からない状況で、安易に「大丈夫です」と答えてしまうのは少し心配です。頼まれる仕事にどのくらいの時間がかかるのか、それによって今抱えている仕事にどの程度影響があるのかを見積もってから返事をした方が良い時もあるでしょう。そんな時には、忙しいかどうかには答えずに質問で返すのがおすすめです。

返しフレーズ1)
「お役に立てるかもしれないので、どんな内容か教えてもらえますか?」

前向きな返答ですが、時間をとられて本来の仕事に支障をきたすようであれば断ることもできるフレーズです。安請け合いをして失敗するといったミスを減らせるでしょう。

上司からの質問2)
「大変なことはない?」

大丈夫だと言った方が良いのか、それとも抱えていることがあれば正直に伝えた方が良いのか。迷うシーンでは「概ね(おおむね)」という言い方がおすすめです。

返しフレーズ2)
「概ね問題なくやっています」

概ねという言い方なら、大丈夫というニュアンスも何か問題があるというニュアンスも込めることができます。うそをつきたくない時などにも応用できるので、ぜひ覚えておいてください。

自分には荷が重い仕事を任された時の期待値調整術

自分には荷が重い仕事を任された時の期待値調整術

仕事を任されるのは期待のあらわれとも言えます。上司の期待に応えて「やります!」と言いたい気持ちはあっても、仕事を抱えている状況でそれをしてしまうと、トラブルを招くことも。上司の期待値を上げすぎない引き受け方、ネガティブだと思われない断り方を紹介します。

期待値を上げすぎない引き受けフレーズ)
「パーフェクトな状況ではないのですが、挑戦させてもらっても良いですか?」

予防線を張りつつも、後半部分は前向きです。そのため、良い印象の方が残りやすくなります。「挑戦」という言い回しも、失敗するかもしれないというニュアンスを含んでいるので、期待値を上げすぎないようにする効果が期待できます。

ネガティブだと思われない断り方)
「他でもない○○部長の案件なのでぜひ引き受けたいのですが、今抱えているものが多くて、逆にご迷惑になってしまいそうで…。申し訳ありません」

断り文句ですが「他でもない○○さん」という言い回しをつけることで、相手を大事に思っているということが伝わります。さらに今回は時期的にたまたま引き受けられないというニュアンスを込め、迷惑をかけたくないという言い回しで相手からのダメ押しを予防しましょう。それでも頼まれた場合には「ご迷惑になってしまいそうで…。申し訳ありません」の部分を繰り返します。

上司との面談時、高すぎる目標設定をされた時の返し方

上司との面談時、高すぎる目標設定をされた時の返し方

通常1年かかるところを半年でキャリアアップしてほしい、これからリーダーとしてみんなの上に立ってほしいなど、高すぎる目標を話された時はどうしたら良いでしょうか。こちらの意向を伝える時は、あまりにも自信がないように聞こえる表現や、やる気がないように聞こえてしまう表現を避けることが大切です。

高すぎる目標への返しフレーズ)
「将来的に○○を達成するために、まずはマイルストーン(中間目標点)として××を達成することを目標にしたいと思います」

目標が高すぎて無理だと思っても、その考えは表明しないようにします。小さな目標に変更しても「将来的に達成するために」と前置きすればネガティブに聞こえにくくなります。「マイルストーン」という表現を使えば、上司が掲げた高すぎる目標を批判するようなニュアンスはなくなります。

大事なのはコミュニケーションをしっかりとること、プレッシャーを楽しめる環境づくり

過度なプレッシャーはストレスになってしまいます。しかし仕事をする時の適度なプレッシャーは成長につながります。プレッシャーも楽しめる環境づくりとして、上司や職場の人との良好な関係をつくっておきましょう。
関係づくりというと「飲みに行く」「プライベートの話を増やす」といったことを思い浮かべるかもしれませんが、コミュニケーションは1回の量を増やすよりも回数を増やす方が、職場での協力が増えます。いつものあいさつの後に天気の話題に触れる、月曜であれば週末のことを尋ねるなど、スモールトークを増やすことを心掛けましょう。いざという時に、理解や協力が得やすくなります。

執筆者プロフィール
藤田尚弓(ふじたなおみ)さん
警察署にて防犯のコミュニケーションデザインを担当。その後民間企業を経て、株式会社アップウェブ代表取締役に。講師としては法政大学大学院客員教授、東京スクールオブビジネス非常勤講師などを経て、現在は企業研修中心に活動。テレビ出演多数。日本社会心理学会会員、早稲田大学オープンカレッジ講師、コラムニスト。
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