2018.05.17

資格を就職に活かす!採用面接で資格を上手にアピールする方法

資格を就職に活かす!採用面接で資格を上手にアピールする方法

せっかく努力して資格を取得したのに、いざ就職・転職活動になると、それをうまく活かせない人は、意外と多いようです。今回は、取得した資格を採用面接で上手にアピールするコツを、キャリアカウンセラーのいぬかいはづきさんが伝授します。

  • シゴト

採用面接で資格を上手にアピールできない人が多い

採用面接で資格を上手にアピールできない人が多い

資格取得をきっかけに就職・転職活動を始める人は多いでしょう。そういった人が陥りやすいのが、資格を自分自身の一番の「売り」にしてしまうことです。多くの時間とお金を費やした資格であればあるほど、面接では真っ先に「○○の資格を持っています!」とアピールしたくなってしまうもの。

その気持ちもわかります。しかし、アピールの仕方によっては、せっかくの資格が活きないばかりか、あなたの足を引っ張ることもあるのです。

Aさんの失敗例:資格だけをアピールしてもダメ

Aさんの失敗例:資格だけをアピールしてもダメ

実際に私がキャリアカウンセリングをする中で出会った、典型的なケースをご紹介しましょう。

一般事務職として働いてきたAさんは、日商簿記検定2級(簿記2級)を取得したのを機に、経理職への転向を目指して転職活動を開始。Aさんは自分自身の「売り」は簿記の資格だと自覚し、応募書類や面接の自己PRでは、真っ先にそのことに触れてきました。ところが、採用者側からは決まってこう言われてしまいます。「経理の経験はないんですよね?資格だけあってもねぇ」

このようにせっかくの資格も、あまりに前面に出しすぎると、かえって採用者側の反感を買ったり、「経験の無さ」ばかりがクローズアップされてしまうことになりかねません。なぜなら多くの資格は、実務経験が伴って初めて、その効果が発揮されるものだからです。

「資格を持っている」=「それなりの専門知識を持っている」という証明にはなりますが、それだけでは、あなたの「実力」を保証してはくれないのです。ましてや中途採用の場合、採用者側が最も求めているのは、「即戦力」。採用者側がいちばん知りたいのは、「実際に現場で経理として仕事をする際の実力がどれくらいあるのか」ですから、「資格」だけを「売り」にしたAさんのアピール方法は、明らかにミスマッチといえます。

そこでAさんの職務経験を詳しく聞いてみると、一般事務職とはいっても、簡単な伝票処理や経理ソフト操作の経験があり、そもそも、そうした経験を通して「経理」への興味が深まったということがわかりました。経理職としての経験ではないにしろ、関連した業務の経験はあることになりますし、その仕事ぶりや興味の深さなどを詳しく掘り下げていくと、資格だけではないAさんの「売り」が数多く浮かび上がってきたのです。そのことに気がつかずに、「資格」だけを「売り」にしたことが、Aさんの失敗でした。

では、Aさんは、どんなふうに「資格」をアピールすればよかったのでしょうか?

そもそも採用面接で、面接官は何を見ているのか

そもそも採用面接で、面接官は何を見ているのか

多くの企業は、書類選考を経て面接を行っています。つまり、履歴書に資格を記入しているなら、面接に呼ばれた時点で、企業はあなたがその資格を持っているということを承知しているわけです。そこに重ねて「○○の資格を持っています!」とアピールする必要はないということは、おわかりいただけるでしょう。

面接ではむしろ、履歴書には書ききれない部分をアピールすることが必要なのです。企業が採用面接で確認しようとしているのは大まかに言って以下の3点です。

  • どこで、何をしてきたか(経験、実績など)
  • 何を、どれくらいできるか(スキル、知識、資格など)
  • 何がしたいのか(志望動機)

資格においても、これを踏まえたアピールが必要になります。

採用面接で資格を上手にアピールするポイントはこれ!

採用面接で資格を上手にアピールするポイントはこれ!

資格を上手にアピールするには、以下の3つのポイントをおさえておくといいでしょう。

「資格」だけをアピールしない

知識優先の「頭でっかち」は嫌われがち。「資格を持っている」=「私はできる」というふうな態度を取ると、現場の経験者からは「実務をやったこともないくせに」と厳しい評価を下されることも。

「資格」と「経験」を絡めてアピールする

なんらかの経験、実績を示すことで、少なくとも「知識だけ」ではないことは伝わります。希望職種のみの経験、実績に限定せず、自分の職務経歴や学生時代の経験、趣味やボランティアでの経験等を幅広く振り返り、できる限り活かせるものを探し出しましょう。

「資格」そのものより、「熱意」をアピールする

特に未経験の採用にあたっては、「ポテンシャル採用」と言って、熱意や意欲が採否を分けるカギとなることがあります。資格自体もさることながら、「資格を取得したという事実」(その分野や仕事に対する強い関心・意欲)から伝わる、あなたの「熱意」の方が、より重要。その資格を「何のために取ったのか」ということ、そして、タイムマネジメントや勉強の取り組み方等も含め、実際に取ることにより、自分が何を身につけ、それが今後の仕事にどのようにプラスになるか、ということを整理し、「これだけ努力した」と伝えることが大切です。

履歴書には書きづらい資格も、こうすれば武器になる

それでは、まだ勉強中で取得まで至っていない資格や、趣味やお稽古ごと関連などの履歴書に書きづらい資格では、採用面接でのアピールにはならないのでしょうか。そんなことはありません。「これまでの社内外の研修歴」「○月に希望職種に関連する資格試験を受験予定」「TOEIC600点を目指して勉強中」など、あなたの能力、スキルや意欲をアピールできる材料があれば、ぜひ積極的に面接官に伝えましょう。

また、趣味やお稽古ごと関連の資格は、仕事には直接関連がなくても、あなたらしさをアピールすることにつながります。その場合は、ただ「趣味は書道です」と言うのではなく、「長年続けてきた書道で、短時間で集中するコツを学びました」など、何かしら、ビジネス現場で発揮できる特性やスキルと関連付けるとより効果的です。

念願の資格を取り、いよいよ就職・転職活動!となると、ついつい「どうやって資格をアピールするか」ばかりに注意が向いてしまいますが、そのほかの「売り」と合わせて、複合的にアピールすることで、あなたの資格は、より活きるものとなります。せっかく取った資格。活かすも殺すもアピール次第!ですよ。

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執筆者プロフィール
いぬかいはづきさん
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、産業カウンセラーとして大手人材派遣会社のカウンセラーを経て、キャリアカウンセラーとして独立。自身の経験を活かし、雑誌やWEBメディアなどでも資格やキャリアプランニングについて執筆するなど、広く活躍中。

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