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2015.12.18

企業勤務か開業か、あなたはどっち派?選べる社労士資格

企業勤務か開業か、あなたはどっち派?選べる社労士資格

社会保険労務士(社労士)は、人事・労務管理、年金の専門家。社労士の資格を取得すれば、企業の人事・総務部で勤務社労士として活躍できます。あるいは、独立・開業をして開業社労士として活躍することも可能!
どちらもメリットがあるので、それぞれの特徴をよく知って、社労士の資格取得を目指してみませんか?

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勤務社労士とは?

勤務社労士とは?

社労士は、労働や社会保険に関する法律、人事の専門家として認められる国家資格です。企業経営で重要な「ヒト」に関するエキスパートとして、働く人々の雇用、労働条件、労働保険、社会保険、年金など、幅広い業務を担当します。なかでも、社労士の仕事は主に3つに分けられます。

1)手続きの代理・代行:
労働基準法・労災保険法・雇用保険法・国民年金法などに基づく行政機関への申請や届出、休業補償や給付金・助成金の各種請求、労働保険・社会保険への加入や脱退など

2)書類作成:
就業規則・賃金規程・労働者名簿などの作成

3)コンサルタント:
雇用、人事、賃金、年金、社員の能力開発などについての相談や指導

※1)2)は社労士の独占業務であり、有資格者しか行えない業務です。

企業には必ず「人事・労務、総務」部門があり、勤務社労士は主にそれらの部門で活躍しています。人が働く企業では、人事制度や労務管理、年金のプロは常に求められ、社労士は企業から高く評価される資格です。

社労士資格は就職・転職の際に有利に働きます。また、企業によっては資格取得後に一時金や資格手当がもらえることも。勤務社労士の最大のメリットは、企業に所属するので安定した年収が約束されていることといえるでしょう。

開業社労士とは?

開業社労士とは?

開業社労士とは、特定の企業に所属せず、個人で事務所を開き、人事・労務管理の専門家として働く社労士です。

一般には、開業社労士は企業との間で月々定額を決めて「顧問契約」を結び、社員の社会保険の手続きや給与計算、助成金の申請などを行います。顧問契約以外にも、会社を設立する、就業規則を見直す、労務コンプライアンスを改善するなど、特に専門的知識を必要とする場合にも、開業社労士が求められます。

また、個人の顧客から年金などについての相談を受けることもできます。そのほか、企業の社員を対象に保険や年金の話をするなど、セミナーや講演会の講師として幅広く活躍できることも魅力です。

さらに、行政書士ファイナンシャルプランナー(FP)といった、ほかの資格と組み合わせることによって、仕事の幅を広げることもできます。開業社労士の最大のメリットは、強みや専門性を磨き、自身の活躍次第では、大きな報酬を得られることといえるでしょう。

社労士になるには?

社労士になるには?

勤務社労士または開業社労士を目指す場合、まずは年に1回実施されている社会保険労務士試験に合格する必要があります。試験内容は「労働基準法及び労働安全衛生法」「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」「労務管理その他の労働に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」「健康保険法」「厚生年金保険法」「国民年金法」の8科目から構成されています。

このように広い試験範囲から偏りなく得点する必要があるため、独学での学習が難しいといわれています。せっかくチャレンジするなら、最短ルートで合格を目指したいですね。そんなときには、今までの仕事をしながら効率よく試験勉強を進められる通信講座もおすすめです。

安定した年収が魅力の勤務社労士、または、自身の活躍次第で高い報酬が得られる開業社労士。社労士資格を取得して、自分の可能性を追求してみませんか?

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