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2021.05.11

今度こそ挫折しない!人気講師に教わる、「美文字」を叶える線の書き方

今度こそ挫折しない!人気講師に教わる、「美文字」を叶える線の書き方

あこがれの「美文字」。実は「タテ線」や「○」を上手に書けるようになるだけで、美文字に近づける効果があるんです!そこで今回は、基本の線の書き方にモデルの濱田あおいさんがチャレンジ!いったいどんな美文字効果があったのでしょうか?

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大人だからこそ身につけたい「美文字」。上達への近道があるって本当!?

大人だからこそ身につけたい「美文字」。上達への近道があるって本当!?

最近、手書きの文字を書いていますか?パソコンやスマホでのやりとりが当たり前になり、ペンを持つ機会が減ってしまったという人も多いかもしれませんね。でも、人に渡すちょっとしたメモや冠婚葬祭の記帳など、ふとした時に字がきれいに書けたら、ちょっと誇らしいと思いませんか?

今回は、美文字研究家としてYouTubeなどのメディアで人気のGokiさんに、少しの練習で文字がきれいに書けるコツを教えていただきます。Gokiさんは5歳から書道を始め、師範として教える立場になったことから、独自の美文字トレーニングを動画で発信するように。その教え方が「わかりやすい」「短時間でも文字がきれいに書けるようになる」と、美文字を習得したい社会人、特に若い女性を中心に人気を集めています。

「書道を始めたのは母のすすめでした。字がをきれいに書けると褒められることが嬉しくて自分のために勉強を続けていたのですが、まわりの人たちから教えてほしいと言われるようになって、どんなふうに教えたらわかりやすく、楽しく美文字トレーニングができるか工夫するようになったんです。社会人の方々は忙しく、なかなか定期的に教室に通う時間がとれない人が多いので、さくさくと動画で見ながら短時間で練習できる方法を研究し、発信しています」(Gokiさん)

今回Gokiさんの人気美文字レッスンを実際に体験していただくのは、Instagramで約6万人のフォロワー数を誇るモデルの濱田あおいさん。濱田さんは小学生の頃から硬筆、毛筆、ペン字を学び、習い事として文字に親しんできたそうですが、今回のGokiさんの指導で、より美しい文字を書くテクニックを習得したい!と意欲を語ってくれました。

「小学校1年生の時に硬筆を習い始めたことがきっかけで、ペン字、毛筆と勉強しました。子どもの頃は字を書くことが楽しかったし、手紙を書いたりするのも好きでしたね。でも今はスマホを使うようになり、手書きの機会も激減してしまいました……。請求書の宛名くらいかな(笑)。でも、今回のチャレンジをきっかけに、きれいな字の書き方を改めて見直せたら嬉しいですね。まずは自分の名前を上手に書けるようになりたいです。濱田の『濱』の字は画数が多いのに、『あおい』はひらがななので、うまくバランスがとれないのが悩みなんです。あと、少し字が丸くなってしまうのも気になっています。大人っぽい、洗練された美文字のマスターを目指してがんばります!」(濱田あおいさん)

美文字の第一歩は「線」と「○」の練習から!まずは1日5分の自主練からスタート

Gokiさんの美文字レッスンが人気なのは、練習の方法がとてもシンプルで誰でも始めやすいから。まずは直感的に体で覚えられる練習方法を教えていただきました。

「文字の練習というと、よく使う文字、たとえば名前のトレースや、基本の止めやはねを細かく勉強しないといけないイメージがありますが、その前にまず試してみてほしいのが、たて線、よこ線、そして○を書く練習です。たて線、よこ線は漢字の基本となる形。一方、○はひらがなを作る基本の形になりますから、これらがきれいに書けるようになるだけで、全体的な字のクセが少しずつ矯正される効果が期待できます。たて線は上から、よこ線は左側から。○も左側からゆっくりと書いてください。きれいな形が書けるようまずは1日5分の練習を続けて、体で文字の基礎を覚えましょう」(Gokiさん)

またGokiさんによると、基本の練習だからこそこだわりたいポイントがあるのだとか。

「字を書く時、必ず意識してほしいのが『呼吸』です。呼吸を整えて、おだやかな気持ちで集中して練習しましょう。シンプルなたて線、よこ線でも、焦ったり散漫な気持ちで書くと、落ち着きがなくい字になってしまい、筆跡が安定しません。概念的でわかりにくいアドバイスかもしれませんが、心がおだやかでないと、字はきれいにならないんです。また、ペンの選び方も重要です。まず大切なのは、自分が持った時、ペン軸の太さや重さなどが手にしっくりと馴染むこと。さらにこだわるとしたら、最初のうちは、インクが出やすい太めの筆跡のものを選ぶとよいでしょう。スケート靴の刃と同じで、ペン先が太いほうが紙の上で安定してペンが滑り、きれいに書きやすいですよ」(Gokiさん)

1日5分、しかも線と○を書くだけの練習なら、今日から始められそう。お気に入りのペンを選んで、落ち着いた気持ちで練習を始めましょう!

1日5分の練習で変わった!濱田あおいさんのビフォー&アフター

練習を始める前に、濱田さんの直筆をGokiさんに見ていただきました。子どもの頃から書に親しんでいただけあり、濱田さんの字は女性らしくて、とてもきれいな字に見えます!もっときれいな字になるための改善のポイントについて、Gokiさんに伺いました。

今度こそ挫折しない!人気講師に教わる、「美文字」を叶える線の書き方

<Before>

「全体的にバランスが整っており、とてもきれいに書けていると思います。内面の美しさが字にも表れていますね。ただ、ご本人も意識されているように、漢字のフォルムが全体的に丸いのが気になります。漢字の基本は『線の組み合わせ』ですから、たて線とよこ線がきれいに書けるようになれば、一文字一文字が漢字らしく四角く見えてきて、もっと大人っぽい美文字になるはず。また、漢字とひらがなのバランスにも注意しましょう。一般的に文字は、漢字よりひらがなを少し小さめに書くとバランスが良く見えます。これも、○をきれいに書く練習を重ねることで、ひらがなの見え方がコンパクトにまとまってくるはず。1日5分という短時間ではありますが、ぜひ集中して基本練習を重ねてみてください!」(Gokiさん)

今回の練習は1日5分、しかも線と○を書くだけの基本に集中するというもの。文字を書かずに、シンプルな形をきれいに書く練習を重ねることで、濱田さんの字が本当に変化するのでしょうか?

今度こそ挫折しない!人気講師に教わる、「美文字」を叶える線の書き方

まずはたて線、よこ線の練習です。

「書く前には、気持ちを落ち着かせることを意識しました。いざ始めてみると、たて線は同じ長さに書くのが意外に大変!長かったり、短かったり、等間隔に書くって簡単そうで難しいんですね。よこ線は、まっすぐ書いているつもりでも、何度も繰り返して書くとくせで右上がりになりがちなことに気づきました。初日はちょっと凹んだけれど、毎日少しずつ続けると、上手に線が書ける感覚がつかめてきたように思います」(濱田あおいさん)

今度こそ挫折しない!人気講師に教わる、「美文字」を叶える線の書き方

次は○の練習です。

「きれいな正円を書くのがこんなに難しいなんて!横長に潰れたり、縦長になってしまったり、ゆがんだりと、うまく書けなくて初日はちょっと不安になりました……(笑)。でも毎日続けていくと、後半は何とか○の形がきれいになってきましたね。きれいに書けるようになったら、大きさを揃えて書くことを意識しました。最近は、自分が思う大きさで○を書けるようになった気がします」(濱田あおいさん)

単純な形を書き続けるという練習の中でも、美文字の習得に役立ちそうな発見がたくさんあったという濱田さん。5日間の練習を終えて、練習前と同じ例文を書いてもらいました。

今度こそ挫折しない!人気講師に教わる、「美文字」を叶える線の書き方
今度こそ挫折しない!人気講師に教わる、「美文字」を叶える線の書き方

いかがでしょうか?
見た目には、練習前と比べて字の印象がはっきりしたような……!練習前との変化について、Gokiさんに伺いました。

<改善ポイント1> 漢字が漢字らしくなった!

「まず注目したいのが、漢字の書き方です。練習前はお名前の『濱』を除く漢字が全て丸く、同じ大きさでしたが、線の練習後は漢字がより直線的になり、一文字一文字が四角く見え、ひらがなよりも大きくどっしり見えます。」(Gokiさん)

<改善ポイント2> 文字の見た目にメリハリがついた!

また○の練習により、ひらがなはより柔らかくひらがならしくなりました。特に、縦の例文で見ると練習前と練習後の差は歴然です。練習前の文は『田中様〜あおい』までほとんどが丸く同じ大きさで文字にメリハリがありませんが、練習後は『田中様』『濱田』は直線的で大きく、『いつもありがとうございます』は丸みがあり柔らかく、大きさもやや小さくなっており、全体の文章として、見た目にメリハリが出ています。文としてのバランスがとても良くなっていると感じますね!」(Gokiさん)

美文字を手に入れるには「基本」が大事!一生誇れるスキルを身につけよう

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Gokiさんのシンプルながら的確な指導により、短期間でも美文字の成果が見えた濱田さん。自分でも練習による変化を実感し、改めて美しい文字を書く意欲が湧いてきたそうです。

「子どもの頃から硬筆や書道を勉強してきたのに、今はイマイチうまく書けない……という不満がありました。基本を忘れてしまい、いつのまにか自己流になっていたんですね。今回のチャレンジで、1日5分でも集中して基本を練習することが大事だと気付けたことは、大きな収穫でした。体感としてみるみる字が書きやすくなるのを実感できたし、漢字とひらがなのバランスのコツを教えていただいたことで、文章の見た目がとてもまとまりよく、しっくりくるようになったと思います。この調子できれいな字が自分のものになるよう、手書きの機会を意識的に増やしていこうと思いました。今はなかなか親しい人に会う時間も限られているので、家族や友人などに手紙を書いてみたいです!」(濱田あおいさん)

今回美文字の基本を教えてくださったGokiさんは、仕事もプライベートも忙しくがんばる女性には、できるだけ効率よく、確実に美文字をマスターする方法をぜひ実践してほしいと言います。

「僕は自分が褒められることが嬉しくて書道の勉強を続けてきましたが、あるとき、字がきれいに書けると人から受ける自分の印象が知らず知らずのうちにアップすることに気づいたんです。字がきれいに書けて損することはないですよ(笑)。また文字に向き合うことは、心を落ち着けて、気持ちを書に集中させることでもありますから、書いた文字には自分の内面が表れると言っていいかもしれませんね。文字はいわば『第二の見た目』だと思っています。ファッションやメイクを楽しむように、きれいな字を書くことは自分を美しく見せることと思って楽しんでいただければ、みるみる上達すると思いますよ」(Gokiさん)

時間がない人でも始められる美文字レッスン、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

<プロフィール>
Gokiさん
Gokiさん
美文字研究家。書道家として培った経験を生かし、誰でも気軽に始められ、短期間で成果が出る美文字メソッドをYouTubeなどで発信。字が上手になる楽しさを、テクニックだけではなく、自分磨きの方法としてとらえ、社会人に向けてわかりやすく紹介している。
<プロフィール>
濱田あおいさん
Instagramで約6万人のフォロワーを有する人気モデル。日本化粧品検定1級。自分の持つパーツを魅力的に見せるメイク術や、素肌を引き出すスキンケアのノウハウに精通し、同世代だけでなく幅広いファンから支持を得ている。
 

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