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2021.04.14

家の中でも日焼けする?!室内日焼けを防ぐための紫外線防止アイテム4選

家の中でも日焼けする?!室内日焼けを防ぐための紫外線防止アイテム4選

日焼けというと外でするものというイメージがありますが、実は、室内にも容赦なく降り注いでいる紫外線。油断していたらうっかり室内日焼けしてしまうかもしれないんです!そんな室内での日焼けを防ぐ方法について、美容ライターの馬場さおりさんに教えていただきました。

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家の中にいても日焼けするってホント?

家の中にいても日焼けするってホント?

まだまだあまり知られていない、室内での日焼け。外と違って太陽の光を直接浴びているわけではないのに、なぜ室内で日焼けしてしまうのでしょうか?

「その理由は、紫外線の波長にあります。紫外線の波長は長い順にUVA、UVB、UVCの3種類あるのですが、このうち室内での日焼けに大きくかかわるのはUVA。別名『生活紫外線』とも呼ばれていて、最も波長が長いため雲や家の窓、カーテンや車の窓ガラスも通り抜けてしまいます。しかし紫外線自体はそれほど強くないので、気づかないうちに肌がじわりじわりと焼けて、いつの間にか日焼けしていたということが多いのです」(馬場さおりさん)

日焼けは美容の敵ですが、馬場さんいわく、室内日焼けの要因となるUVAの怖さはすぐに変化が現れないところにあるのだそう。

「屋外の日焼けは赤くなったりヒリヒリしたりと、すぐに変化や症状を感じることが多いので予防意識が高まりますが、室内日焼けは紫外線の影響が蓄積されていくのが特徴。すぐには目に見えないので対策を怠りがちですが、実は肌のシワやたるみ、シミやくすみといった『エイジングサイン』と言われるものにゆっくりと繋がっていくのが室内日焼けなのです」(馬場さおりさん)

屋外の日焼けと違い、すぐには分からない室内での日焼け。目に見えにくいからこそ、将来の肌のために毎日の紫外線対策が必要なんですね!

冬でも曇りの日でも注意!一年中油断できない室内日焼け

冬でも曇りの日でも注意!一年中油断できない室内日焼け

一度に浴びる紫外線量は少なくても、積み重なれば大きなエイジングサインに繋がる室内日焼け。屋内だから冬や天気の悪い日は安心かというと、一年中油断はできないと馬場さんは言われます。

「真夏や快晴の日に比べたらもちろん紫外線量や強さは低くなりますが、紫外線は年中降り注いでいるので安心はできません。さらに、室内日焼けには太陽の傾斜角度が大きく関係してきます。太陽の高度は夏が最も高く冬が最も低いので、冬は一戸建てや低層階住居、お店の下層階であってもかなりの量の紫外線を浴びてしまいます」(馬場さおりさん)

また、家の壁や床も室内日焼けのしやすさと密接な関係があるそうです。

「フローリングや壁紙が白いお家は特に注意が必要です。紫外線は白いものに反射しやすいので、部屋が白いお家は全方向から紫外線を浴びているような状態です。また、白い床は光が反射しやすいので、あごやデコルテ、耳の裏といった場所の日焼けに特に注意してほしいですね」(馬場さおりさん)

日差しが差し込む窓際にいなければ日焼けしないのかと思いきや、なんと!反射によって窓から離れた場所でも届いてしまうという室内への紫外線。季節や天気に関係なく、室内での紫外線対策も一年中必要だということが分かりますね。

また、紫外線対策時に意外と盲点なのが首元。「外出時には顔も首も日焼け止めを塗っているのに、顔だけ白くて首は日焼けしている……」という人は、室内で日焼けしている可能性があるかもしれません。心当たりがある人は、お部屋での過ごし方や紫外線対策を見直してみるといいかもしれませんね。

今すぐゲットすべき!室内日焼け防止に役立つ4つのアイテム

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では、どうすれば室内日焼けを防ぐことができるのでしょうか?馬場さんおすすめの室内日焼け防止アイテムを教えていただきました。

室内日焼け防止アイテム①日焼け止め

「まずは日焼け止めを塗るのがマスト。ただし選ぶポイントが屋外とは違うので注意してください。多くの方が日焼け止めを『SPF』の数値で選びがちですが、室内日焼け対策で重視すべきは『PA』のほうです。SPFはUVB波に対する効果なので、室内日焼けの要因となるUVA波に効果的なPAの+の多いものを選んでください。

ただし、+の数が多いほど肌への負担も大きくなるので『+++』くらいがいいと思います。肌が弱い人はスプレータイプのものがおすすめ。手で直接肌に触れないので摩擦がなく、肌ダメージが軽減できますよ。

また、一度塗ったら終わりではなく、汗をかいたり水に濡れたりしたらこまめに塗り直すようにしましょう。うなじや耳の裏は塗り忘れしやすく、ムラになりやすい部分なので意識的に丁寧に塗るようにするといいですね」(馬場さおりさん)

室内日焼け防止アイテム②UVカット効果のある衣類

「日焼け止めを塗るのが面倒、毎日日焼け止めを塗ると肌ダメージが心配……という人は、UVカット効果のある衣類を身に着けるのがおすすめです。特に羽織れるタイプの洋服はサッと着られて便利。女性だったら、動きやすくて足元まで隠れるワンピースタイプもいいですね。

男女共に一つあると便利なのは、ストールです。首元は年齢が出やすい場所なので日焼けは特に気を付けたい部分ですが、デコルテやうなじなどは日焼け止めを塗りにくい場所でもあります。なのでUVカット効果のあるストールを巻いて物理的にカバーしてあげるといいでしょう」(馬場さおりさん)

室内日焼け防止アイテム③UVカット眼鏡

「外でサングラスをかけるように、室内ではUVカット効果のある眼鏡をかけることを習慣にしてほしいです。あまり知られていないのですが、実は紫外線は目からも入ってくるので目の紫外線対策も大事です。目から紫外線が入ると、脳が『紫外線を浴びている』と錯覚して肌や体を酸化し、シミやシワの原因となる活性酸素を発生させます。せっかく顔や体の日焼け対策をしても目から紫外線が入って日焼けしてしまったら意味がないですよね。最近はクリアなレンズでUVカットできるものも多いので、眼鏡感覚で取り入れやすいと思います」(馬場さおりさん)

室内日焼け防止アイテム④遮光カーテン

「部屋のカーテンを遮光タイプに変えてしまうのもおすすめです。物理的に紫外線が部屋に入ってこないようにできるので、肌が弱くて日焼け止めを塗るのが負担になる人や、徹底的に室内日焼けを予防したい人にぴったりです。ただ、遮光カーテンを使うと太陽の光が入りにくくなるので、日中の明るさを感じたい人はレースタイプのものにしたり、遮光率が高すぎないものを選んだりして、ライフスタイルに合ったものを取り入れてみてください」(馬場さおりさん)

馬場さんおすすめの室内日焼け防止アイテムを4つ、紹介しました。自分の生活スタイルに合わせて、毎日続けられるアイテムを選べるといいですね。

リモートワークが増えている現在、家にいる時間が増えてから「なんとなく肌の調子が悪い」「シミやシワが増えたかも?」と思った人は、もしかすると室内で日焼けしているのかも?!化粧品を見直す前に室内での日焼け対策に力を入れて、一年中美肌をキープしましょう。

【取材協力】
馬場 さおり(ばば さおり)さん
一般社団法人日本編集ライター協会 代表理事
bikuriworks 代表

専門の予防医学を基盤とし、美容と健康分野を執筆。エステ専門業界誌の編集人を務め、美容家としてメディア出演、セミナー講師などを中心に活動。日本編集ライター検定講師として、編集・ライティング指導を行っている。
 

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