婚活がうまくいかないのは「話し方」が原因？好印象を与える方法とは

賢くて面倒見が良く、バリバリ仕事ができる女性。一見、カッコ良くて信頼できる憧れの女性ですが、実はビジネスの場で優秀な女性ほど「婚活がなかなかうまくいかない」と話す植草さん。その理由について、このように教えてくれました。

「ビジネスの場での言葉遣いや声の大きさ、話すリズムとスピードをそのまま婚活の場に持ち込むと、相手にきつい印象を与えてしまいます。話し方において、ビジネスの場と恋愛の場で良しとされることは真逆だと思ってください」（植草美幸さん）

例えば、婚活の場でこんなことをやっていませんか？

早口で理論的に淡々と喋る

ビジネスでは必要なことを簡潔に伝えるのは良いことですが、婚活の場では少し冷たい印象になってしまいます。

相手の意見を否定する、反論する、持論を展開する

ビジネスでは意見をぶつけ合うことでアイディアが広がりますが、婚活の場では、相手は自分という人間を否定され、怒られているような気分になってしまい、雰囲気が悪くなってしまうこともあります。

オシャレや趣味など自分磨きは頑張っていたけれど「話し方」は意識したことがなかったかも……と思ったあなたも心配ご無用！
植草さんによると、「話し方は習慣によるものなので、まずは『気付くこと』『話し方に意識を向けること』が大切。必ず改善できます」とのこと。早速、話し方のテクニックを学んで、婚活成功へのステップを一段ずつ昇っていきましょう！

ここからは、具体的に植草さん流・婚活成功率がグンと上がる話し方のコツをご紹介します。

最大のコツは、ゆっくり丁寧に。TPOに合わせた声の大きさも重要

婚活においては、まずは初対面の相手に「自分の声と話をしっかり届ける」という姿勢と意識が重要です。そのため、話し方はゆっくり丁寧に。声の大きさは、お店の雰囲気や人の多さなど、周辺の状況に合ったボリュームを心がけましょう。

表現力豊かに、少し大げさなくらいの相づちを

一本調子の会話は退屈になるので、相づちは抑揚をつけて楽しそうにしてみましょう。具体的には、感嘆詞を多用すること。「わぁ！」「えーっ！」などと少し大げさなくらいのリアクションをすることで、相手は話すことが楽しくなり場の雰囲気も盛り上がります。さらに、手を顔の近くに持っていきリアクションしましょう。動きにもリズムがついて会話が盛り上がるうえ、女性を可愛く見せてくれます。

相づちにちょい足し！プラス一言の感想で次に繋がる

「わぁ！」「えーっ！」といった相づちが打てるようになったら、プラスで一言、感想を付け加えてみましょう。例えば男性が「駅前に面白いチョコレート屋さんがあってね……」という話をしたら、「へぇー！」と驚きながら相づちを打った後、「食べてみたい〜！」「行ってみたい〜！」とサラリとポジティブな感想を付け加えるのです。「じゃあ今度一緒に行こうか」と次の約束にも繋がりやすくなります。

「7：3の法則」で会話の満足度が格段にアップ

おしゃべり好きだったり間が持たなかったりして、ついつい話し過ぎていませんか？場の雰囲気を盛り上げるためには、会話の7割は相手にしてもらい、残り3割を自分が話すくらいがちょうど良いと言われています。男性が話をしやすいように、女性から色々と質問をしてみると良いでしょう。

婚活において、会話は「婚活を上手く運ぶためのエンジン」だと言う植草さん。しかし、好印象を与える話し方のコツは分かったものの、どんな内容を話せば良いのか、話題選びに困るという人も多いのではないでしょうか？そんな人のために、話が途切れなくなる、とっておきの話題選びテクニックも教えていただきました。

「話題選びはとても簡単。まずは相手の『現在』の話、つまり仕事や趣味、生活習慣など、相手を知るつもりでインタビューすれば良いのです。そこから『逆時系列の法則』を使ってどんどん昔に遡って聞いていけば、会話に困りません」（植草美幸さん）

「逆時系列の法則」とは、植草さんが提唱する婚活成功のための法則の１つ。仕事や生活など現在の話から始めて、学生時代の話、子どもの頃の話というように、過去に遡って相手に質問をしていきます。会話に困らないだけでなく、さりげなく相手の価値観や自分と好みが合うかなどもチェックできるので一石二鳥です。

どんなにオシャレをしても、仕事ではどんなに気配り上手でも、相手とのコミュニケーションを取る際に「話し方」が残念だと、それ以上の進展が難しいのが婚活というもの。頑張っているのになかなか思うように婚活が進まない……という人は、話し方を見直して心機一転、婚活に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※結婚相談所マリーミー・植草美幸コースの2017年1月～12月実績。