花粉症の症状を緩和させるためには、花粉を室内に取り込まないことが大切です。花粉が飛散する前に掃除や洗濯の方法を見直して、花粉症対策を行いましょう。
【掃除】
花粉はカーペットやカーテン、クッションなどの布製品に付着しやすい性質を持っています。布製品に花粉を付着させないためには、あらかじめ静電気を防止するスプレーをかけておくと効果的です。
また、まだ花粉が飛散していないと思っていても、少量の花粉が舞っている可能性があります。部屋の中にあるかもしれない花粉を舞い上がらせないためにも、掃除機をかける前に拭き掃除をして床を湿らせておきましょう。
【洗濯】
衣服に花粉を付着させないためには、静電気の防止が重要なポイントとなります。
花粉の時期は、洗濯の仕上げに柔軟剤を使用しましょう。柔軟剤は静電気を起こりにくくしてくれるため、花粉が衣服に付着しにくくなります。
花粉症対策に効果的なアイテムとして、空気清浄機の利用をおすすめします。花粉が飛散する前から毎日使用することによって、症状の緩和を期待することができます。
さらに、空気清浄機の設置場所を工夫すればより症状を抑えられます。
花粉は玄関や窓から室内に入ってくるため、空気清浄機は玄関や窓の近くに置くのがおすすめです。また、花粉は床に落ちて溜まることから、棚の上などの高い位置ではなく、床に直置きするなど、できるだけ低い場所に置くようにしましょう。置く場所に注意すれば、空気清浄機の効果をより引き出すことができます。
また、花粉の飛散量がピークになる前に、空気清浄機のフィルターを交換しておきましょう。
花粉が飛散する前後の時期は、外出時の対策を入念に行う必要があります。
【マスク】
花粉を体内に入れないためにも、外出時は必ずマスクを着用してください。花粉が飛散する前に、自分に合ったマスクを見つけておきましょう。
花粉症対策として有効なマスクは、着用したときに隙間ができないものです。女性の場合はマスクが大きすぎて隙間ができてしまうこともあるため、自分の顔のサイズに合ったマスクを選ぶようにしましょう。
【眼鏡】
目からの花粉侵入にも注意が必要です。花粉の飛散時期が近付いてきたら、コンタクトレンズの着用は控えた方が安心。普段コンタクトレンズを使用している方は、花粉症対策用に眼鏡を購入してはいかがでしょうか。
一般的な眼鏡を着用するだけでもリスクを減らすことはできますが、もっと花粉の侵入を防ぎたいならゴーグルタイプの眼鏡を着用しましょう。眼鏡と目の間に隙間ができにくく、花粉の侵入を防ぎやすくなっています。
【帰宅時】
外出し、帰宅したら衣類に付着した花粉をブラシなどで落としてから室内に入るよう心掛けましょう。ツルツルした質感のアウターを着て出掛けると、花粉が落ちやすいためおすすめです。
部屋に入った後は、うがい手洗いに加えて洗顔をし、顔に付着した花粉も落とすようにしましょう。
花粉の飛散量は天気や気温によって変わってくるため、花粉の飛散する時期が近付いてきたら、テレビやインターネットで花粉情報をチェックするようにしましょう。
晴れている日や気温が高い日は花粉の飛散量が増えるため注意が必要です。さらに、前日が雨の日も花粉は多く飛ぶため気を付けましょう。
花粉情報をチェックして、花粉の飛散が多い日は花粉症対策を入念に行いましょう。可能であれば外出を控えることも1つの方法です。
花粉症の有効的な対策として、花粉が飛散する前に耳鼻科や眼科などで薬を処方してもらっている方は多いと思います。より効果を高めるためにも、今回ご紹介した方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
早めに花粉症対策を行って、症状を悪化させないよう工夫しましょう。