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2015.11.11

夫に気持ちよく家事を分担してもらう方法

夫に気持ちよく家事を分担してもらう方法

「夫が家事を分担してくれない」「少しは手伝ってくれるけど、本当はもっと積極的になってほしい」と感じて、イライラすることはありませんか? 共働きの家庭であれば、仕事から帰宅後、休む間もなく家事や育児に励んでいるのに、夫は帰ってくるなり自分の趣味に没頭しているというケースも......。
そんな夫に気持ちよく家事を分担してもらう方法を3ステップで紹介します。

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<ステップ1>夫も家事を分担すべきだとわかってもらう

<ステップ1>夫も家事を分担すべきだとわかってもらう

夫はなぜこちらが望むぐらい家事をしてくれないのか。その理由から、家事を分担する気のない夫と、自分も家事をしていると言い張る夫、2つのパターン別に説得方法を見ていきましょう。

●家事は妻の仕事だと思っている夫なら……データを使って説得しよう!

夫のほうが、勤務時間が長く、収入が多い家庭だと、家事は妻がやるものと考える夫も多いようです。この場合は、夫も家事を分担するべきだということに気付いてもらいましょう。

男性はデータや研究結果など、根拠のある言葉に弱いもの。国民生活産業・消費者団体連合会が行った「夫婦の買い物と家事の分担に関する調査」の結果を教えてみましょう。この調査によれば、家事全体の分担割合は、夫14.1%、妻85.9%。妻の理想は、夫30%、妻70%で、夫も家事をするものの、妻の理想には全然足りていないことがわかってもらえます。

また、「社会生活基本調査」(2011年)の国際統計のデータによると、日本の男性の家事関連時間が、欧米諸国に比べて極端に低いことがわかります。夫がたくさん家事をすると夫婦円満になる、といった記事を見せるのも効果的です。インターネット上でも話題の国内外のケースを参考にしてみましょう。

●家事をしているつもりの夫なら……2人の家事時間を比べてみよう!

家事にそこそこ協力的な夫は、現状で十分と思っていることが多いもの。そういう場合は、在宅時間のうち、夫婦の家事に使っている時間がどれだけ違うかを、数値化して見せると効果があります。

1週間ほど、それぞれがどれだけ家事に時間を使っているか記録して、それを見せ合いましょう。夫が嫌がるようなら、あなたが夫の分も記録してください。その結果に、夫だけでなく、きっと自分でもびっくりするはずです。先ほど紹介した調査結果も一緒に見せれば、さらに効果があるかもしれません。

<ステップ2>何を分担してもらう? どうやって頼む?

<ステップ2>何を分担してもらう? どうやって頼む?

夫に家事は分担するべきだと理解してもらったら、次は頼みたい家事を考えます。夫にやりたい家事があるようなら、それを優先してください。
気持ちよく家事をやってもらうには、3つのコツがあります。

1つ目は、夫の男らしさを頼りたい気持ちを、素直に伝えること。
例えば、お米やお水などの重い買い物を頼むときは、自分では重くて大変だからやってほしいと素直に訴えます。女性に頼られると男性はうれしいものです。

2つ目は、夫を持ち上げること。
例えば掃除を夫に任せたいときは、「あなたがやってくれたほうがきれいになる」「あなたのほうが手際がいいから」と持ち上げて頼みます。夫が得意な家事を頼んでもいいですし、自分が苦手な家事や、嫌いな家事を頼むのもいいでしょう。

3つ目は、具体的に指示をして頼むこと。
買い物なら「何を何個」、ゴミ出しなら「この表のとおりに分別して何曜日にどこに出してほしい」と具体的に頼むことです。特に、家事全般をやったことのない夫の場合は、例えば洗った食器を拭くといった、小さく簡単なことから具体的に指示をして、家事の仕方を覚えてもらいましょう。

<ステップ3>やってもらったあとは感謝を伝えて 、次につなげる

<ステップ3>やってもらったあとは感謝を伝えて 、次につなげる

実際に家事をやってもらえたときは、しっかりとほめたり喜んだりして素直に感謝の気持ちを示しましょう。男性は女性の喜ぶ姿を見るのが大好きです。またやってあげようという気持ちになります。この気持ちを利用して、「次もお願いね」と、夫が自分の分担だと思えるように持っていきましょう。

もし、仕上がりに満足できないときも、ダメ出しは厳禁。せっかくやってあげたのにけなされたら、もう二度とやろうと思ってもらえないでしょう。
とはいえ、どうしても仕上がりに我慢できず、イライラするときもあるでしょう。そのときは、もうそのことは忘れましょう。そして夫のいいところを思い出して、心を落ち着けてください。あなたがイライラしてもいいことはひとつもないのですから。

夫に家事を分担してもらえたら、あなたも楽になり、二人でゆっくり過ごす時間も持てます。そうなれば、家庭円満にもつながります。そのためにも、夫に上手に家事を頼んで気持ちよく分担してもらいましょう。

  
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