台風は、熱帯地方で発生する熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速がおよそ17メートル毎秒以上のものを指します。日本では気温・水温が高い7月〜10月に台風が多く発生しています。台風の特性は、強い低気圧がもたらす、強風と豪雨です。
台風による被害を防ぐためには、台風が近づいてきたら外出を控えることはもちろん、自宅の環境を整えておくことが大切です。ベランダや窓周辺を確認し、風で飛ばされてしまう可能性のある物干し竿やプランターなどは、室内に入れておくといいでしょう。ベランダの排水溝の流れが悪いと、部屋が浸水する可能性があるので、定期的に掃除をしておくことも忘れずに。強風にあおられた物が飛んできたりした場合に窓が割れる危険性もあるので、事前に防犯用のフィルムなどを貼っておくと、割れてしまってもガラスの破片が飛び散りにくくなります。雨戸やシャッターがある場合は、しっかり閉めておくようにしましょう。
また、断水したときのために、ペットボトルの水を数本備えておくと安心です。停電対策として懐中電灯や、水や電気を使わずに食べられる非常食もあるとなお良いですね。
台風被害を防ぐためには、こまめに台風の状況を把握しておく必要があります。そこで、台風情報をチェックするだけでなく、普段も便利な天気予報アプリをご紹介します。(※アプリの情報は、記事公開時のものになります。)
6時間先まで雨雲予測も、台風情報も! 「Yahoo!天気」
http://weather.yahoo.co.jp/weather/promo/app/
任意のエリアの天気予報はもちろん、位置情報をオンにすれば現在地の天気も見られる優れもの。日本に台風が発生すると、雨雲ズームレーダー(※)に台風アイコンが表示される「台風モード」では、台風の進路予報が簡単に確認できて便利! 注意報や警報のお知らせ、雨雲レーダーなど機能は盛りだくさんで、1時間ごとの天気予報では風向きや風の強さ、湿度までわかります。
※ 6時間先までの雨雲ズームレーダーのご利用にはYahoo! JAPAN IDでのログインが必要です。未ログインの場合は1時間先まで。
日本気象協会公式! きめ細やかな天気予報「tenki.jp」
https://itunes.apple.com/jp/app/tenki-jp/id433865746?mt=8
「ただいまの気温」機能では、10分単位で気温の観測記録や雨雲の動きをチェックすることができるので、こまめに台風の影響を確認することが可能。また、お洗濯がどのくらい乾きやすいかを表したお洗濯指数に始まり、服装、星空、紫外線、汗かき(夏)、ビール(夏)、うるおい(冬)、風邪ひき(冬)、鍋もの(冬)など、さまざまな指数で利用者の生活をサポートしてくれます。
雨雲の動きに特化したアプリ「アメミル」
http://tenki.shimadzu.co.jp/ameapp/
雨雲の動きに特化したアプリ。現在地を設定しておくことで、雨雲が接近してきた際に通知してくれる機能のほか、カメラを使用して付近の雨情報をAR(現実拡張)として見られるという画期的な機能も! カメラを通した景色に雨雲と雨のアニメーションを流し、雨雲の動きや降水量を視覚的に捉えることが可能。台風だけでなく日頃の雨やゲリラ豪雨に備えたいという方にオススメです。(無料。ただし1時間先までの雨予想は要月額料金:iOS 版120円、Android版100円)。
いかがでしたか? しっかり備えることで、台風だけではなく大雨やゲリラ豪雨の際にも焦らず対応することができます。
身近におこる天気の変化から、気象全般に興味を持った人にオススメなのが、気象予報士講座。天気図が読めるようになると、台風だけでなく、普段の雨雲の動きなどからおおまかな天気を予想することもできますよ。この機会に学んでみるのはいかがでしょうか。