学びのトピック、盛りだくさん。
  • facebook
  • twitter

2015.05.13

最も紫外線量が多いのは5月だった!? 日焼けに負けない、紫外線対策

最も紫外線量が多いのは5月だった!? 日焼けに負けない、紫外線対策

「日差しが強くなってきたから、そろそろUV対策を始めよう」なんて思っていませんか? 実はそれでは遅いんです! 意外にも、さわやかな5月が、紫外線量の最も多い時期。他にも、紫外線には意外な事実が......! 今すぐ始める、UV対策をご紹介します。

  • ライフ

なぜ5~6月に紫外線対策!?

なぜ5~6月に紫外線対策!?

気象庁の観測データによれば、一年のうちで紫外線の総量が最も多い月は7~8月。なのに、なぜ巷では「紫外線対策は5月から」「紫外線が怖いのは真夏だけじゃない」と言われるのでしょうか? その理由は、紫外線の種類の違い。紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類があります。

UV-A…地上に届く紫外線の9割を占める。肌の奥に損傷を与え、シワ・たるみの原因になる。

UV-B…真夏(7~8月)に多くなる。肌表面の細胞を傷つけて炎症を起こし、シミの原因になる。

UV-C…短時間あたるだけで遺伝子を破壊する、最も強力な紫外線。ただしオゾン層にさえぎられて地上にはほとんど届かない。

この中で、シワ・たるみを引き起こす「UV-A」は、5月から急に増えて6月にピークを迎えます。6月は梅雨の雨雲に遮られる日が多いので、紫外線量はやや少なめになりますが、この2か月は要注意! 「暖かくなってきたなー」と思ったら、すぐに紫外線対策を開始しましょう!

UV対策は目的に応じて使い分け!

UV対策は目的に応じて使い分け!

紫外線対策としてまず思い浮かぶのは、日焼け止めクリーム。ラベルを見ると、「SPF●●」「PA++」の数字や記号が書いてあります。この「SPF」「PA」はそれぞれ、何のことを表しているか、ご存知ですか? 

SPF(Sun Protection Factor:シミ・ソバカスの原因になる「UV-B」を防ぐ時間の目安。数字が多くなるほど防ぐ時間が長くなります。「51」以上は「50+」と表示されます。

PA(Protection grade of UV-A):シワの原因になる「UV-A」をさえぎる基準。「+」が多ければ効果が高くなります。最大値は「PA++++」で、「フォープラス」と読みます。

「SPF50+」と「PA++++」を組み合わせて使えば完全防御! ですが、効き目が強いとその分、肌への負担も大きくなりがち。そこで例えば、UV-Aの多い5~6月は「SPF」より「PA」の「+」を重視、UV-Bを浴びる量の多い真夏のビーチでは「SPF」の高さを重視、というように使い分ければ、お肌への負担を少なくしつつ、効果的な紫外線対策ができます。

UV対策で見逃しがちなのは「○○」! 対策方法をチェック!

日焼け止めクリームを塗ればUV対策はオッケー! ……ではありません。日焼け止めを使ったUV対策には、注意しなければならないポイントがあるのです。

それは、3つの「首」!日焼け止めの塗り方のコツとプラスα、で、しっかり対策を。

<対策1>「首」を意識して日焼け止めを塗る

首、手首、足首と、「首」のつく部分は、日焼け止めの塗り方がムラになることが多く、顔より黒く日焼けしてしまうことも……。特に、「首」の後ろ側である「うなじ」は、紫外線を浴びやすい部分。夏は、まとめ髪にしたり、襟の開いた洋服を着ることが多いので、2~3時間おきの日焼け止めの重ね付けが効果的です。

<対策2>ストールや帽子などの小物で紫外線を遮る

つばの広い帽子をかぶる、ストールを首に巻くなど、紫外線を遮るようにしましょう。濃い色のものの方が紫外線を吸収して肌まで通しにくいので紫外線防止効果が高まります。ただ、熱も吸収してしまうので、長時間外出するときは通気性の良い素材を選ぶか、UV加工されている淡い色のものを選ぶといいですよ。

他にも、特に忘れがちな足首はUVカット機能付ストッキングを履く、ハイカットのスニーカーを履く、などで対策を。

また、外に出ている時だけは長袖のカーディガンをはおったり、日焼け防止用のアームカバー(手袋)をはめるなどすれば、腕や手首の不用意な日焼けが防げます。最近はオシャレなアームカバーも多く、特にレース柄なら夏でも涼しげに見えますよ。

<対策3>それでも焼けてしまったら、速攻内側からケア!

もし、うっかり紫外線を浴びてしまったら、その日のうちに、内側から紫外線の影響を追い出しましょう。ビタミンCには、メラニン色素を排出する効果があると言われています。たっぷり摂って、紫外線で皮膚の内側に作られたメラニン色素を追い出しましょう。また、ヨガやピラティスなどのエクササイズも、新陳代謝を促して汗をかくことができるので、体内の老廃物質ととともにメラニン色素を排出する効果が期待できると言われています。

外側と内側から始めようUV対策!

外側と内側から始めようUV対策!

シミ、シワを作る紫外線が強くなるこの時期。まだ何もしていない……という人は、今日から早速UV対策を実践していきましょう! ビタミンを摂るのに効果的な食事について学んでみたり、ヨガに挑戦してみたりしても良いかもしれませんね。体の外側と内側から対策をしておけば、紫外線は怖くありません!

  
関連特集
facebook
twitter
line