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2015.04.17

母の日は、お母さんと一緒に! お母さんに会いたくなる、感動映画&本特集

母の日は、お母さんと一緒に! お母さんに会いたくなる、感動映画&本特集

誰にとっても特別な存在の「母」。あなたは普段、お母さんに自分の気持ちを伝えていますか? 今回は、「母」をテーマにした感動の映画や本をご紹介します。母の日が近づくこの時期、改めて「母」について考え直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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格別な母との物語5選

格別な母との物語5選

●母と子の強い絆

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 』

商品名:東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
発売価格:¥4,800+税(DVD発売中)
発売元:バップ
2007「東京タワー~o.b.t.o.」製作委員会

<あらすじ>
飲んだくれの自由人である夫の家を出て、女手一つで主人公(ボク)を育てるオカン。やがて故郷を離れ、東京の美大に進学した主人公は、仕事がようやく軌道に乗り始めると同時にオカンを東京に呼び寄せる。楽しい生活が始まった矢先、オカンのガンが発覚してしまう。

マルチタレント・イラストレーターのリリー・フランキーさんが、「ボクとオカンの強い絆」をテーマに亡き母へ捧げた私小説です。220万部を売り上げ、何度も映像化されるなど、社会現象を巻き起こしました。ぐうたら息子の “ボク”と息子をなによりも愛している “オカン”。 家族の物語が静かに時を刻んでいきます。子どもを愛する母の愛情の深さ、偉大さ、温かさがリリーさんのユーモラスな文章で描かれます。「母は強し」という言葉に共感する人にオススメです。

●あとになってわかる母のありがたみ

『シズコさん』

商品名:シズコさん
発売価格:¥430+税
出版社:新潮文庫

<あらすじ>
4歳のころ、つなごうとした手を振り払われたときから、母と私のきつい関係が始まった――。終戦後、女手一人で家を建て、子どもを大学にまで通わせた母、『シズコさん』。その母に対し私(著者)は「母を好きだったことは一度もない」と言い切ることができる。その後、一人暮らしを始め平穏な生活を送っていた私。しかし、母が77歳のとき、住んでいた家を追い出されて、私の家で一緒に暮らすことになってしまう。全財産をはたき、「母を金で捨てた」と認知症の母を老人ホームに入所させた私だったが……。

『シズコさん』は『100万回生きたねこ』の作者、佐野洋子さんのエッセイです。この作品には、母と娘の愛憎と葛藤が描かれています。認知症が進行し、子供返りが進み純粋になっていくシズコさん。彼女は、今まで決して口にしなかった言葉、「ありがとう」「ごめんなさい」を佐野さんに何度も言うようになり、徐々に二人の確執が解けていきます。「母が嫌い」という佐野さんの気持ちに心当たりがある方に、この本は深く心に刺さるのではないでしょうか。母との関係に悩んでいる(いた)人、母に反発している(したことがある)人にオススメです。 

●遠くにいる母を想う

『母をたずねて三千里』

商品名:世界名作劇場・完結版 母をたずねて三千里
発売価格:¥1,800+税(DVD発売中)
販売元:バンダイビジュアル

<あらすじ>
わずか9歳のマルコが、アルゼンチンに出稼ぎに行ったきり連絡が途絶えてしまった母に会うため、イタリアから旅立つ。ところが、やっとの思いでたどりついた先に母の姿はなかった。わずかな手がかりをたよりに母を探しつづけるマルコ。はたして、マルコは母に会うことができるのか……。

ジブリ映画のダブル巨匠、高畑勲が監督、宮崎駿が場面構成・レイアウトを担当しました。旅の途中、さまざまな困難がマルコの行く手を阻みますが、マルコはそこで出会った人々に助けられ、優しさに触れながら、成長していきます。マルコのように、親元を離れて頑張っている方は、その成長した姿を母に見せに行ってあげてはいかがでしょうか。何年経っても色あせない不朽の名作です。

●母性の尊さ

『さいごの恐竜ティラン』

商品名:さいごの恐竜ティラン
発売価格:1,600円+税
発行元:ホーム社

<あらすじ>
草食恐竜エドモントサウルスのお母さんザウルスは、肉食恐竜ティラノサウルスに夫と子供を奪われてしまう。絶望の中、お母さんザウルスは母親を亡くしたティラノサウルスの卵を発見し、母親になることを決意する。「ティラン」と名づけられたその子供は、母の深い慈しみによって心の優しい恐竜に育つ。草食恐竜と肉食恐竜という種族の違いを超え、二匹は深い愛情で結ばれる。けれどある日、大きな隕石が地球に落ちてきて――。

直木賞作家 村山由佳さん原作の絵本です。草食恐竜であるお母さんザウルスと肉食恐竜のティラン……。種族の違う二匹ですが、本当の親子のように愛し合い、極限状態の中で命をかけてお互いを守り合います。母と子の強い絆を描いたこの作品。母である(になりたい)という方にオススメの物語です。特に、現在子育て中という方は、ぜひお子さんに読み聞かせてあげてください。神奈川県のプラネタリウムでも映像作品が上映されています。

http://www.tyran.jp/index.html

●複雑な恋愛関係に生きる母

『マンマ・ミーア!』

商品名:マンマ・ミーア!
発売価格:¥1,886+税(Blu-ray発売中)
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

<あらすじ>
女手一つで育てた一人娘、ソフィーの結婚式に、なんと三人の父親候補が! 20歳のソフィーは、父親とバージンロードを歩くという夢を叶えるため、自らの結婚式に父親候補の三人を招待していた。ソフィーが仕掛けたサプライズに、母・ドナの反応は?

ミュージカルの金字塔、『マンマ・ミーア!』の映画化作品。イギリスでは『タイタニック』をしのぐ大ヒットとなりました。母娘愛をコミカルに描いており、最高に楽しくて、とってもハッピーな気持ちになれる作品です。登場人物の明るくて前向きで、人生を楽しんでいる様子に元気をもらえることでしょう。劇中の曲は1970年代後半に活躍した音楽グループABBAの楽曲をベースにしています。喜怒哀楽を、ABBAの名曲にのせて表現したこの作品。ABBA世代のお母さんがいる方は、一緒に鑑賞するとより楽しくなるのではないでしょうか。

いろいろな形の母子愛

いろいろな形の母子愛

環境や関係性は違っても、お母さんはわが子に無償の愛を注いでくれるもの。幼いころからそばにいてくれたお母さんは、自分の中でとても大きな存在になっているはずです。

この機会に“母”をテーマにした作品を鑑賞して、お母さんとの関わりを振り返ってみるのもよいですね。よりお母さんを理解し、感謝できるようになったなら、それはいずれあなたが親になったとき、大きな財産になるはずです。

今年の母の日は、お母さんと一緒に過ごしてみてはいかがでしょうか?

※記事内の情報は掲載時点のものです。

母の日には、感謝の気持ちを手紙で伝えてみよう!

母の日には、感謝の気持ちを手紙で伝えてみよう!

母の日は、日頃お世話になっているお母さんに感謝をする日。日々の生活で忘れがちな大切な存在に、改めて感謝の気持ちを手紙で伝えてみませんか? いつもは言えないような恥ずかしい気持ちや照れくさい言葉も、手紙なら素直に書けるはず。プレゼントに添えて贈ったり、プレゼントの予定がなければ手紙だけでも、きっと喜んでくれます。心の中にある、普段はなかなか言えない素直な気持ちを手紙で伝えてみましょう。

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