その1:体内リズムを整えよう
毎日を忙しく過ごしていると、つい不規則な生活になってしまいがち。しかし、いつもなら寝ているはずの時間に活動をしたり、夜遅い時間に食事をしたりすると、「そろそろ休みたい」と思っている脳や内臓を酷使することに。結果、体は疲れているのに脳が目覚めている状態で、寝つきが悪くなったり、寝ている間も消化器官が働き、眠りが浅くなったり……ということが起きてしまいます。
毎日の起床・入眠の時間と食事の時間をなるべく一定にし、体に習慣として覚えさせることで、体内リズムが整い、寝つきや睡眠の質にいい影響を与えることができます。
その2:自分に合った枕や敷き布団を選ぼう
枕は首や肩に無理のないもの、ベッドマットや敷き布団は体が沈み過ぎない適度な硬さのもの、掛け布団は寝返りが打ちやすいよう軽めのもので、体との間に隙間を作らないフィット感のあるものを選ぶと、体への負担が少ない寝姿勢を保つことができます。
ちなみに、枕は敷き布団と首の角度が約5度になるものが理想的と言われています。この角度に合った高さの枕を選ぶことにより、首や肩への負担が少なくなるため、心地よく眠れるようになります。
その3:リラックスして副交感神経を活発にしよう
脳は目覚めた状態から、徐々にリラックスした状態に移り、やがて睡眠へと至ります。そのため、スムーズに眠りにつくには、自分に合ったリラックス方法を工夫することが大切です。
熱すぎない温度のお風呂にゆっくり入る、好きなアロマを焚く、部屋の照明を暗くする、ゆったりとした音楽を聴く……など、自分がリラックスできると感じることを試してみるといいでしょう。
ただし、寝酒は控えてください。アルコールは一時的には入眠を促しますが、夜中に何度も目が覚めることが増えて睡眠が浅くなり、熟睡感が得られなくなってしまいます。
質の良い睡眠がとれないことが続くと、注意力や集中力が低下し、さらには意欲までもが下がってしまいます。そのため、質の良い睡眠をとることで集中力を高め、業務時間内に仕事を片付けることができたり、少ない時間でも効率よく勉強を進めたりすることができるのです。
良い睡眠で身体や脳の疲れを回復させ、仕事や勉強の効率をアップさせましょう。
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