ごく普通の日常会話ですが、このカップル、実はお互いに嘘をついています。
嘘その1:すっごい良かったよ♡(ホントは観ている途中で寝ちゃったけど、彼が大好きなDVDだから褒めておこう……)
嘘その2:結構大きい仕事任されててさ。(ホントは飲み会を断れなかっただけだけど、彼女には仕事ができる人と思われたいし、これならドタキャンしても許してくれるかも……)
嘘その3:私は大丈夫よ。(ホントは許せないけど、喧嘩はしたくないし……)
あなたも同じような嘘をついたことはありませんか? このカップルの例では、男性と女性はそれぞれ違う理由で嘘をついています。ここからは、男性と女性の嘘のパターンとその深層心理の違いをみていきましょう。
男性は、自分が優位に立てるように、見栄を張って嘘をつく傾向があると言われています。これは「自分中心の嘘」。一方女性は、相手を傷つけたくない、よい関係を保ちたいと嘘をつく傾向があると言われています。つまり、「相手中心の嘘」です。
【見栄で嘘をつく】−−ついつい自分をよく見せたくて
・合コンで『学生時代は結構頭良かったんだよね』
・久々に同級生と再会して『この前、でかい契約取れてさ』
【その場逃れで嘘をつく】−−急に彼女に責められて
・お酒を飲み過ぎていることを指摘され『そんなに飲んでないよ』
・連絡するという約束を忘れていて『電波が届かない場所にいてさ』
【狩猟本能で嘘をつく】−−好意を持たれたい!
・気になっている女友達に『痩せた?』
・飲み会で同僚の女性に『その服似合ってるね』
【リクエストに答えて嘘をつく】−−せっかくだから……
・あまり好みではないプレゼントをもらって『ありがとう。これすっごい欲しかったの』
・知識をひけらかす男性に『へえ〜知らなかったわ』
【気づいてほしくて嘘をつく】−−ホントは違うの。見抜いて!
・彼氏から「大丈夫?」と聞かれて『なんでもない。大丈夫』
・デートの予定を変更されて『男だけで遊びに行っても、もちろんいいわよ』
【駆け引きで嘘をつく】−−恋愛に嘘は必要でしょ♡
・好意をもってくれている男性を、少し焦らしたくて『今忙しい』
・今日は帰りたくない気分だから『終電やばいかも……』
いかがでしたか? 人は、嘘によって物事や相手の気持ちを誤って認識してしまう可能性があります。エイプリルフールは嘘を楽しむイベントですが、日常においては嘘によってコミュニケーションにずれが生じることを、改めて知ることができたのではないでしょうか。また、男性女性にかかわらず、多くの人が、悪気のない嘘をついてしまっていることも頭に入れておきましょう。
時と場合によって、人間関係を円滑に保つために嘘が必要な時もあります。男性も女性も、相手が嘘をつく理由やその裏にある心理を理解していれば、すれ違いが避けられ、お互いのストレス軽減につながるはず。
嘘の後ろに隠れた本音を知り、思いやりを持った行動ができれば、みんながHappyになりますよ!