2019.09.20

プログラミング初心者の方におすすめの言語とは?特徴や難易度を徹底解説!

プログラミング初心者の方におすすめの言語とは?特徴や難易度を徹底解説!

プログラミングを始めたい人にとって立ちはだかる壁の一つが、無数に飛び込んでくる専門用語の数々。RubyやJavaScript、Pythonなど色々なプログラミング言語がありますが、どれが自分に合っているのか、そのプログラミング言語で何ができるのか、初心者にとっては理解しづらいですよね。そこで、エンジニアの橋本拓也さんにそれぞれの言語でできることや難易度などを分かりやすく解説していただきました。

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プログラミングを学べば、こんなことができる!

プログラミングを学べば、こんなことができる!

コンピューター上で動く「プログラム」を書くことを「プログラミング」と呼びます。
身近な例として、銀行のATMでお金を引き出すときも、車のナビに道案内をしてもらうときも、飲食店のタッチパネルでビールを注文するときも、自宅でテレビゲームを楽しむときも、その裏では、何らかのプログラムが仕事をしています。

プログラミングは専門性の高い技術と思われがちですが、一方でその門戸は広く開かれています。インターネット環境とコンピューターがあれば、一人でも学び始めることができるため、学習を始めるハードルは意外と低いところがプログラミング学習の魅力の一つです。

プログラミングを学ぶことにより、頭の中にあるイメージやロジックをコンピューター上で形にすることができます。Webサイトやスマートフォンで動くアプリを作成することは、わかりやすいゴールの例です。思考を具体的なプログラムに落とし込む技術を獲得すれば、その先のキャリアも広がっていきます。また、仕事でプログラミングを使わない人であっても、プログラムが完成する過程をある種のゲームと捉えれば、ナンプレや将棋のような頭を使う趣味としてプログラミングを楽しむこともできるでしょう。

大解剖!プログラミング言語の種類と役割

大解剖!プログラミング言語の種類と役割

プログラミングはコンピューターに指示を伝える行為です。これを言い換えると、コンピューターと「会話する」と表現できるでしょう。

人間同士の会話にも、日本語・英語・中国語など様々な言語が存在します。同様にプログラムを書くときも、様々なプログラミング言語の中から、どれを使ってコンピューターと会話をするのか選択しなければなりません。

そこで、代表的なプログラミング言語を「どんなシーンで使われるのか」「どんな特徴があるのか」といった観点でご紹介します。そして、どのプログラミング言語を選べば良いの?というお悩みに対するヒントをお伝えします。

Ruby

Ruby(ルビー)は日本発祥のプログラミング言語で、Webアプリケーションの開発などに活用されています。プログラミングの情報源は一般的に英語であり、プログラムを理解する上で英語を避けて通ることはできません。しかしRubyは日本発祥のプログラミング言語のため、日本語のWebサイトや書籍などの情報が多く、学習しやすいという点が挙げられます。そのため、他の言語と比べるとRubyは日本人プログラマーにとって馴染みやすい言語と言えるでしょう。

Rubyで作られていることが多いもの

  • Webアプリケーション
  • チャットボット

Python

Python(パイソン)は近年の人工知能/機械学習ブームを追い風に、注目されている言語です。既製のプログラムが予め格納されている「ライブラリ」機能が充実しています。ライブラリを活用してプログラミングを行うことで、Web開発から数値計算まで、様々な用途に対応することができます。またPythonはプログラムを記述する文法も比較的分かりやすいので、初心者であってもすでにあるお手本のコードを見ながらプログラムを学びやすい…という傾向があります。

Pythonで作られていることが多いもの

  • 機械学習ライブラリ
  • Webアプリケーション

PHP

PHP(ピーエイチピー)は1990年代に登場し、掲示板やフォームの作成に活用されていたプログラミング言語です。Web汎用プログラミング言語としてPHPの利用が広がるにつれ、言語自体の弱点は改善され、機能拡張が行われてきました。現在も性能の大幅な向上に加えて、新しい機能を実装するなど進化を続けています。PHPに力を入れている企業としてはFacebookが有名で、ブログシステムとして人気のあるWordPressもPHPで実装されています。

PHPで作られていることが多いもの

  • 企業のブログ
  • Webアプリケーション

C++

C++(シープラスプラスやシープラとも呼ばれます)は、C言語(※1)から派生した言語です。他の言語と比較して、処理速度の面で大きなアドバンテージがあります。例えばPythonは人工知能/機械学習の分野でよく利用されると紹介しましたが、実はPythonの中でも処理速度が求められる部分に関しては、C言語やC++で書かれていることも少なくありません。速いことは素晴らしいのですが、覚えやすさよりもパフォーマンスを重視した言語ですので、初心者が学習する場合、ある程度の覚悟が必要です。どちらかと言えばC++は玄人向けの言語と言えるでしょう。

C++を使って作られることが多いもの

  • 数値計算ライブラリ
  • Webブラウザ(Chrome、Firefox など)

Java

Java(ジャヴァ)は法人向けとして利用されることが多く、その他にもAndroidアプリの開発やビッグデータ分析など、様々な場面で活用されている言語です。Rubyと同じくオブジェクト指向(※2)の特性を持ちますが、大きな違いとしてはどんなプラットフォームでも関係なく動くよう設計されていることから、大規模な開発に好んで採用されている、という点が挙げられます。長い歴史を持つプログラミング言語でありながら今も主流の言語として使われており、Javaで培った経験が他の言語に応用できる機会が多くあります。

Javaを使って作られることが多いもの

  • Androidアプリケーション
  • 企業で使われる業務システム

JavaScript

JavaScript(ジャヴァスクリプト)はプロトタイプベースと呼ばれる、RubyやJavaとはやや毛色の違うオブジェクト指向の特性を持ちます。ちなみに名前に “Java” が含まれていますが、これは歴史的経緯によるものであり、JavaとJavaScriptは全く互換性のない別言語です。元々JavaScriptはWebブラウザ上で動作するプログラミング言語でしたが、現在ではサーバ上での処理にJavaScriptが使われることも一般的になっています。Webサイトをより魅力的に見せるアニメーション作成や、JavaScriptのデメリットを補い、メリットをさらに強化する改善も盛んです。その歴史は長いにも関わらず、現在最も勢いのある言語の一つです。

JavaScriptを使って作られることが多いもの

  • Webサイトのアニメーション
  • シングルページアプリケーション(ページ遷移をせずアプリのように使えるWebサイト)

Swift

Swift(スウィフト)は Apple社によって作られた言語です。Swiftを使うと、iPhone, iPad, Mac, Apple WatchなどApple製品で動作するアプリケーションを開発することができます。かつてはその目的のためにObjective-Cという言語が利用されていましたが、今ではObjective-Cに代わるApple公式言語としては、Swiftが第一の選択肢と考えて良いでしょう。これまでに紹介している言語の中では比較的新しいものであり、他の言語の良いところを取り入れて開発されています。

Swiftを使って作られることが多いもの

  • iPhone, iPadアプリケーション
  • Macアプリケーション
  • Apple Watchアプリケーション

初心者向けやトレンドのおすすめプログラミング言語って?

初心者向けやトレンドのおすすめプログラミング言語って?

先に紹介したプログラミング言語の中から初心者が学びやすく、また最近のトレンドとして取り上げられることの多い言語をピックアップします。

【Python】初心者にやさしい文法と豊富な情報量が魅力!

Pythonは多くの初心者にとって習得しやすい文法であり、書いたプログラムを実行して直して…という一連の試行錯誤が簡単に進められます。また、長い歴史に裏付けられたライブラリや情報の豊富さが頼もしく、大抵のことは「●●を Python でやりたい」と考えて検索すれば、インターネット上で欲しい情報が見つかります。先ほど紹介した通り、人工知能/機械学習ブームの流れもあり、現在のトレンドとなっている言語の一つです。

【JavaScript】ブラウザと開発ツールがあれば始められる手軽さが魅力!

JavaScriptはブラウザ上で実行できるため、最近のブラウザであれば、開発用ツールを起動すればすぐに試すことができます。こうした手軽さがJavaScriptの魅力の一つであり、初心者がプログラミングに触れるまでのハードルを下げてくれます。また、かつての「ブラウザで使われる手軽なスクリプト(※3)」というイメージから脱却して、高機能で信頼性の高い言語へと進化しつつあります。

これらのプログラミング言語たちは最初の一歩として、おすすめの選択肢です。もちろん、開発者の志向や視点の違いによって様々な意見はありますが、ぜひ参考にしてください。

自分に合ったプログラミング言語から始めよう!

自分に合ったプログラミング言語から始めよう!

初心者におすすめのプログラミング言語を紹介しましたが、もし、「プログラミングを通じてこんなことを実現したい!」という目的が明確であれば、それに適した言語を選んでみてください。むしろ、やりたいことが明確であるほうが学習の速度は速くなります。

例えばネットサーフィンが大好きで、Webの動きをもっと理解したいのなら、JavaScriptとその周辺技術を学習するのが近道です。話題の人工知能技術に触れてみたいのであれば、Pythonを学ぶ良い動機になります。iPhoneで動くアプリを作りApp Storeに公開したい人には、Swiftをおすすめします。様々な企業の現場で利用されているJavaを学べば、新しいキャリアの選択肢が広がります。

具体的に何から始めて良いか分からない人は、まずは、アプリケーションなど「何かを作ること」をゴールにしている本を一冊選んで、最後まで読み通すのが良いでしょう。そして文章を読むだけでなく、きちんと手を動かしてプログラムを作ってみることが大切です。
プログラミングの基礎を順序立てて学ぶことができる講座で本格的に勉強するのも効果的です。
最後に、競技プログラミングサイトに登録して、初級編から問題を解いていくことも良い勉強になります。例えば「AtCoder」などが有名です。何かを作りたいというよりも、パズルのように問題を解くことが好きな人に向いています。

今回紹介したプログラミング言語はほんのごく一部。その他にも無数に言語は存在します。自分に合ったプログラミング言語を見つけることは簡単ではありませんが、まずは一つのプログラミング言語を学び、そこでの小さな成長や達成を楽しむことから始めましょう。

※1:C言語…コンピューターのソフトウェアをつくる際に使用されるプログラミング言語の一種
※2:オブジェクト指向…オブジェクト(物)を中心にしてプログラムを組み立てる考え方
※3:スクリプト…機械語への翻訳を必要とせずに実行できる簡易的なプログラムのこと

執筆者プロフィール
橋本拓也(はしもとたくや)さん
いくつかのスタートアップ企業で Webアプリケーション開発、インフラ管理などのキャリアを積んだのち、現在はクラウド技術に関わるエンジニアとして働いている。
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