まずは、スピーチの基本的な流れを押さえておきましょう。
新郎新婦とご両家に対して、お祝いの言葉と招いていただいたお礼を述べます。
その際、新郎新婦が起立している場合は「どうそご着席ください」と一声掛けましょう。
自己紹介では、新郎新婦との関係性を簡単に話します。
自己紹介を終え、本題に入る前に「僭越ではございますが」などと、年長者や先輩への礼儀の言葉を添えましょう。
ここからがスピーチの本題。思い出深いエピソードや感謝の気持ちを伝えましょう。
伝えたいことが多かったとしても、全てをスピーチに盛り込むと披露宴の進行に遅れが出てしまうこともあります。そのため、話すエピソードは1つか2つに絞っておきましょう。
これから新しい人生を歩む2人に激励の言葉を掛けましょう。その際、上から目線にならないよう注意してください。
スピーチの最後は、改めてお祝いとお礼の言葉を贈って締めくくります。
スピーチをする際の振る舞いは、周囲に与える印象を大きく左右します。
お辞儀のタイミングや向きなどをしっかり把握しておきましょう。
着席したまま一礼します。
自分がスピーチをすることを知らせるために、周囲をぐるりと見回しましょう。
司会者の紹介が終わったタイミングで、起立して一礼します。その後、マイクの前に移動します。
スピーチを始める前に、マイクの前で一礼してください。
スピーチが終わったら一礼し、自分の席まで戻ります。
着席する前にも一礼すると、スマートな印象を与えることができます。
結婚式のスピーチでは、別れを感じさせる「忌み言葉」や、再婚を想起させる「重ね言葉」に注意しなくてはなりません。
また、内容によっては周囲の方を不快な気持ちにさせてしまうため、十分気を付けましょう。
忌み言葉の例としては、「終わる」「別れる」「離れる」「帰る」「最後」などが挙げられます。別れや結婚生活の終わりを感じさせる言葉は避けましょう。
例えば、スピーチの終わりに「最後になりますが」と言いたい場合、「結びになりますが」などと言い換える必要があります。
将来の再婚や、好ましくない出来事の再来などを想起させる重ね言葉も縁起が悪いとされているため避けましょう。
重ね言葉の例としては、「再び」「しばしば」「ますます」「重ね重ね」「いろいろ」「さまざま」などが挙げられます。
いくら新郎新婦と仲が良かったとしても、プライベートに踏み込んだ話は避けるようにしましょう。過去の恋愛話や暴露話などは、周囲の方を不快な気持ちにさせる恐れがあるため慎んでください。
また、自己紹介で自慢話をするのも禁物です。あくまでも主役は新郎新婦だということを意識してスピーチの内容を考えましょう。
結婚式のスピーチにはさまざまなマナーや決まりがありますが、最も大切なことは祝福する気持ちを素直に伝えること。結婚式に参加した方全員が温かい気持ちになるようなスピーチを目指しましょう。
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