リフレッシュというと“シャキッとして元気を出す”イメージかもしれませんが、元気を出すためにはまず“リラックスして、疲れやストレスから解放される”ことも重要です。目的に合った精油を使うアロマテラピーは、リフレッシュにもリラックスにも活用できてオススメ! 家でも簡単に取り入れられるので、お出かけしづらい梅雨時もピッタリです。
・起床~出社前
すっきりした目覚めを演出するためには、グレープフルーツなどの柑橘系やペパーミント、ジャスミンの精油がオススメです。起きてすぐ、水で薄めたアロマウォーターを部屋にスプレーしたり、ディフューザーにタイマーをかけておくなどの工夫をしましょう。
<アロマウォーターの作り方>
(材料)
・無水エタノール……5ml
・精油……10~20滴
・精製水……50ml
(手順)
①スプレー付きのボトルに無水エタノールと精油を入れ、よく混ぜる。
②①に精製水を加えてよく振る。
*布が変色することもあるので、目立たないところでシミにならないかを確認してから使用してください。
・仕事中
集中したい時にはペパーミント、モチベーションアップには柑橘系など、アロマは仕事中にもオススメ。ただし、USBタイプなどの小型ディフューザーでデスク周りだけ香るようにしたり、マスクにアロマウォーターをスプレーするなど、周りへの気遣いを忘れずに。
・帰宅後
お家でアロマバスを楽しみながら、一日の疲れを癒やしましょう。
雨に濡れやすいこの季節は帰宅後すぐにお風呂に入る人も多いはず。そんな時は、やや熱めのお湯に、ジュニパーの精油を3~5滴程度とキャリアオイル(※)5mlをよく混ぜてからバスタブの中に落とすと、すっきりとした爽やかな若木の香りを楽しめます。
食後にゆっくり入るなら、ややぬるめのお湯に、サンダルウッドを落としたアロマバスがオススメ。古くからインドの寺院で瞑想にも使われてきたという落ち着いた香りで、リラックスできます。
※キャリアオイル=ホホバオイルやオリーブオイルなど、精油の濃度を下げるための植物油。
また、ジメジメするこの時期に気になるのがお部屋のニオイ。ニオイの元になるカビや雑菌には、除菌作用があると言われているラベンダーやティートリーがオススメです。アロマディフューザーを焚いてもいいですし、お部屋にアロマウォーターをスプレーするのもいいでしょう。
*布が変色することもあるので、目立たないところでシミにならないかを確認してから使用してください。
・就寝前
カモミールやラベンダーなど、心地よい穏やかなフローラル系の香りがあるとぐっすり休めます。寝室でアロマディフューザーを使ってもいいですし、コップのお湯に数滴精油をたらしても、手軽に香りを楽しめます。マンダリンやオレンジスイートなども甘くリラックスできる香りでオススメです。
アロマは誰でも手軽に楽しめるリフレッシュ法。ジメジメ梅雨の憂鬱も、アロマで吹き飛ばしてしまいましょう! アロマオイルは植物ごとに香りと働きが異なり、特徴も様々。それぞれの効果を学べば、梅雨だけではなく季節ごとの暮らしもより快適になるかも!
気になった方は、アロマテラピーを本格的に勉強してみるのがオススメです。自分にあったアロマの楽しみ方を知ることができるだけではなく、自分や家族の暮らしや健康に役立つ知識も得ることができますよ。
今年の梅雨は、心地よい香りを楽しみながら、アロマのチカラを暮らしに活用してみては?