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2017.04.18

本業×副業ってどうなの? 副業しながら働くIT企業社員に聞いてみた

働き方が変わっていく中で、「本業だけに専念するのではなく副業を持つという働き方にチャレンジしてみたい!」という人が増えているようです。そこで、副業OKのIT企業で働く二人に、そのメリットや将来の展望などについて伺いました。

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IT企業のいまどきの働き方

近ごろ世の中に求められる仕事のスキルが変化している中で、働き方もどんどん変わってきています。その中でも、世の中を牽引する技術を取り扱い、新興企業が多いIT業界には一早く変化の兆しが表れてきています。

例えば、就業終了時間が15時までの会社や、オフィスへ出社せず自宅での作業を推奨する会社、また「副業」が可能な会社などがあります。なぜ「副業」を認める企業が出てきているのでしょうか。

その背景は、「副業で得た人脈や知識を活かして、本業に貢献してほしいという期待感」「経験豊富なスペシャリストの採用に繋がる」などと様々です。実際には、どんな状況なのでしょうか。副業を認めているIT企業に勤める二人に話を聞いてみました。

本業も、副業も「広報」! 2社の広報で働く理由

一人目は、本業でも副業でも、広報を担当するシックス・アパート株式会社(以下、シックス・アパート)の壽(ことぶき)さん。どうして、2社の「広報業務」を兼任されているのでしょうか。


-現在、どのようなスタイルで「2社の広報」を担当されているのでしょうか。

本業では、主にWEBサイトを構築・管理する法人向けのサービスを提供しているシックス・アパートで、広報とオウンドメディアの編集長を担当しています。また、シックス・アパートの業務時間外には副業として、Vivaldi Technologies(以下、Vivaldi社)というIT企業の広報業務を支援しています。(壽さん)


-本業でも副業でも「広報」を担当している経緯は何でしょうか。

副業で広報を支援しているVivaldi社は、前職で勤めていたOpera Software(以下、Opera社)の創業者が設立した会社になります。Opera社の方針やサービスが変わってしまったこともあり、「もういちど、Operaを愛用くださっていたブラウザにこだわりのあるユーザーのために、自分仕様にカスタマイズでき、生産性を高められるブラウザを作ろう」とスタートしたVivaldi社に共感しました。
ちょうどVivaldi社が広報担当を探していたタイミングで縁があり、現職に在籍しながらVivaldiの日本国内での広報活動に関わることになりました。会社に所属しながらも、Vivaldiをお手伝いすることにOKをしてくれたシックス・アパートには、とても感謝しています。(壽さん)


-本業と副業で「広報」を担当するメリットはありますか?

同じWeb業界ながら、「法人向けのWEBサイトを管理するサービス」と「個人向けのブラウザ」という異なるカテゴリの製品の広報を担当することは、思った以上に相乗効果がありました。記者さんと話すときのネタが増えたこともそうですし、どちらかをきっかけに広がった人脈が記事になったことも何度かあります。両者異なるアプローチで行っている活動は、広報としての多種多様な経験を積むことに繋がっています。(壽さん)


-本業と副業を両立するために、工夫されている点はありますか?

やはり時間の使い方という面では工夫が必要です。シックス・アパートの本業が優先になるので、Vivaldiの広報業務ではツールをフルに活用しています。Vivaldiで実践し便利だった手法を、シックス・アパートのチームに共有することもあります。
また、昨年の夏から始まったシックス・アパートの働き方改革のおかげで、時間をうまく使えるようになりました。いつでも自由な場所で働くことが出来る制度なのですが、毎日出退勤する時間が浮いたことや、都合の良い場所で働けることで、時間をより有効に使うことができています。自由な働き方を最大限活かすことで、複数の製品のプロモーションに関われることや、小学生の娘の宿題を見てあげる時間を確保でき、思い描いていた「理想の働き方」に近づいているなと感じます。(壽さん)

※シックス・アパート株式会社
主に企業WEBサイトを構築・管理するためのCMSプラットフォーム「Movable Type」などの製品サービスを提供しているIT企業

キャリアサポートの仕事をしながら、スポーツを支える「公式審判員」の副業を両立

アルバイト求人サイトの「ジョブセンス」、正社員転職サイト「ジョブセンスリンク」など多数のメディアを運営する株式会社リブセンス。キャリア事業部の羽山さんは「あたりまえを、発明しよう」をコーポレートビジョンに、新しい価値を作り続けている同社の中で、公式審判員の副業を持ちつつ、活躍する営業マンです。キャリアサポートと審判員という全くジャンルの異なる仕事を、どのように両立しているのでしょうか。


-株式会社リブセンスで働きながら、副業ではどのようなお仕事をされているのでしょうか。

本業では、法人・個人の両方と向き合う営業の仕事をしています。また副業では、土日どちらかは、アメリカンフットボールの公式審判員として、大学生と社会人の試合で公式審判を務めています。(羽山さん)


-副業を始められたきっかけを教えてください。

元々大学在学中はアメリカンフットボールの選手をしていたのですが、ケガが理由で辞めざるを得なくなりました。ただ学生のころから長年「部活」に所属していたので、社会人3年目の頃から部活に所属していないことに違和感があり、何か始めたいなと思っていたのです。そんな時に、縁があったアメリカンフットボールの審判をすることになりました。(羽山さん)


-本業と副業は全く別の領域ですが、両立することにメリットはありますか?

メリットは大きく2つあります。一つ目に、アメフトは、30~50代の審判の先輩方から20歳前後の学生と、様々な世代とコミュニケーションを取ることができます。また二つ目として、会社とは異なるタイプの方々と交流できます。リブセンスには頭脳派が多数いますが、アメフトでは熱血派と触れ合えます。色んな感覚を持った方と出会いコミュニケーションが取れることは、偏った考えにならず良いですね。(羽山さん)


-両立する上で、気を付けている点はありますか?

どちらも大好きな仕事なので両立させていきたいですが、やはり「時間」の面では工夫が必要です。それぞれの仕事に関する勉強は移動中にするなど、スキマ時間をフル活用しています。また、近々結婚する予定なので、家庭の時間もしっかりとれるよう、これまで以上にメリハリをつけて働いていきたいです。(羽山さん)

新しい価値を生むため、副業も一つの選択肢

いかがでしたか? このように本業で新しい価値を生み出すためにも、就業規則上可能であれば副業にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ただ副業といっても、何をするか悩むこともあるでしょう。その場合は、
・好きだと自信を持っていえること
・過去に就業した経験があること
・人よりもちょっと得意なこと
などを選択のポイントにして選んでみると良いでしょう。

例えば「食」が好きであれば、グルメライターや料理レシピの考案、料理教室のアシスタントなどで、副業としても活躍できる職があります。さらに、ただ好きなだけでなく「人よりもちょっと得意」であることを証明することで、活躍の場が広がりそうです。例えば料理を勉強し直してWEBで公開してみたり、食生活アドバイザー(R)といった目に見える資格取得を目指してみたりしてはいかがでしょうか。

インターネットを使って、ブログを書いたりショッピングをしたりすることが好きであれば、週末起業[ネットで起業]という選択肢もあります。自分の好きなことで起業するにはどうすれば良いかを一から築いていくことができます。

新しい働き方で毎日を充実させてみませんか

このように、昨今IT企業をはじめとして「新しい働き方」への注目が高まっています。
その理由としては、

・優秀な人材や多様な人材の囲い込み
・リモートワークの実現性が高い
・人材のスキルアップのため

などがあります。

今後、優秀な人材はどこの業界でも売手市場になる中で、「新しい働き方」を認める会社は増えてくるかもしれません。今回は二人の話をご紹介しましたが、こういった世の中を体現している事例を参考にして、率先して新しい働き方にチャレンジするためにスキルアップしましょう。

「専業禁止」の会社、エンファクトリーが取り組む「新しい働き方」とは?

「専業禁止」の会社、エンファクトリーが取り組む「新しい働き方」とは?

「副業」を認めている会社は他にもあるのでしょうか? 例えば、「専業禁止」の会社・エンファクトリー。「専業禁止」を掲げ、社員に複業(パラレルワーク)を行うことを推奨する、という斬新な理念で注目されています。パラレルワークを推奨するにいたった経緯や実施後の変化について、代表取締役社長の加藤健太さんにお話を伺いました。

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