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2017.03.24

今注目!「終活アドバイザー」の仕事が求められる理由

人生の終わりに向かっての準備と、よりよく生きていくための準備が「終活」。最近増えてきている、「終活をしたい」という人の、今後のライフプランや相続のこと、エンディングノートの書き方などを支援するのが「終活アドバイザー」の仕事です。なぜ今、「終活アドバイザー」が必要とされるのか、終活アドバイザーとして活躍している、廣木智代さんに教えてもらいました。

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老後、死後の不安を解消するのが、終活アドバイザーのお仕事

人生の後半期に向けての準備は、遺産相続、資産の管理、葬儀・お墓、老後の暮らし方、介護が必要になったときの対処など、多岐に渡ります。

「元気な高齢者が増えていますが、子どもが少なく、家族と離れて暮らしている人が多い時代。老後の人生や亡くなった後の処遇に不安を持っている人がほとんどです。その不安を払拭してくれるのが、終活アドバイザーというお仕事。今後ますます必要とされるでしょう」

そう教えてくれたのは、終活アドバイザーファイナンシャルプランナー(FP)として活躍する廣木智代さん。
子供服店の店長、実家のスナック勤務、ファイナンシャルプランナー(FP)とさまざまな仕事を経験し、現在は個人の終活支援はもちろん、地域包括センターでの講演や新聞連載などでも活躍中です。

お金の問題解決だけでなく、人の心に触れる魅力

もともとファイナンシャルプランナー(FP)だった廣木さんが、終活アドバイザーの資格をとられたのはなぜでしょうか?

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事は、お金の貯め方や保険の見直し、相続の相談など『お金周り』が中心ですが、ある日、エンディングノートの書き方について相談を受けたんです。そのとき、『エンディングノートを専門的な知識のない人が書くってこんなに難しいんだ』ということを知り、お金のことだけでなく、その人の心に寄り添って、これまでの人生の棚卸をお手伝いしたいと思いました。資格を取得すれば、介護が必要になったときはどうしたいか、お墓やお葬式の希望、相続でもめないように遺言書を作成するなど、最後のゴールまでのプランをより具体的にアドバイスできそうと考えたんです」(廣木さん)

もともと、おせっかいでボランティアが大好きだった廣木さんに、終活アドバイザーはぴったりの仕事だったそう。

「実は私、被災地の気仙沼で花火をあげるボランティアをしていて、花火師の資格までとりました。人が喜ぶことをするのが大好きなんです。
終活アドバイザーの仕事では、ただオフィスで相談を受けるだけでなく、専門家のところへ行く際の付添いも行っています。たとえば、終活の過程で弁護士に相談すべきことがあっても、どんな弁護士を選べばいいかわからない人も多いですし、費用の不安もありますよね。そんなときは、弁護士のところに一緒に行き、スムーズに相談できるようにお手伝いします。このように、『人のために何かをしたい』という思いのある人には、終活アドバイザーはとても向いている仕事だと思います」(廣木さん)

介護士、行政書士からブランド品鑑定職の人まで! さまざまな人に役立つ資格

終活アドバイザーの資格が、今の仕事をさらに補強し、強みを伸ばしてくれることもあります。廣木さん自身、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を持ち、終活アドバイザーを行っていますが、他にも終活アドバイザーの資格が役立つ仕事がたくさんあるそう。

「高齢者と接する介護士や介護現場で働く人、老人施設で働く人、地域包括センターのスタッフ、遺言書を作成する行政書士の方などが、終活の知識をもっていると、相談に応じることができる範囲が広がると思います。他にも、生前整理でブランド品を売る方と関わる機会が多いということで、ブランド品鑑定を仕事とされている方が資格を取得されていたことも。実にさまざまな仕事との組み合わせが考えられるんです」(廣木さん)

終活アドバイザーとして活躍できる仕事としては

(1)個人へのアドバイス支援
(2)地域包括センターでのセミナ―講師
(3)介護施設でのセミナー講師
(4)執筆、メディア登場

などがあげられます。

「仕事に生かすだけでなく、終活アドバイザーの資格取得の勉強をすすめるうちに、『自分のやりたいことがわかるようになった』『独身での老後の不安がなくなった』という人も多く、自分の人生のためになったという声もよく聞きます。終活をすると人生をもっともっと意味あるものにできて、自分が生きている理由がわかるようになるんです」(廣木さん)

これからは「終活するのが当たり前」の世の中に

「終活」という言葉がメジャーになった昨今、「他人に迷惑をかけずに死ぬために最低限の準備をしておきたい」と意識を持つ人はこれからも増え続けるでしょう。

「『死んだあとも心に残る人でいたい』と思う人は多いはず。残された人にとって、故人は『二度目の生』を生きていることになります。『立つ鳥跡を濁さず』ということわざにもあるように、自分の死後に周りがもめないよう準備しておけば、『最後までちゃんとした人だった』と称えられることでしょう。また、墓碑に刻む言葉で自分がどういう人間だったかを表現するなど、後世に自分を残す方法を一緒に考えるのも、終活アドバイザーの役目です。本当に幅が広く、奥深い仕事です」(廣木さん)

現在は、後継者の育成にも力を注いでいる廣木さん。
「終活アドバイスができる人をもっと地域に増やしていって、『終活するのが当たり前』の時代にしたいと思っています。また、終活専門オフィスを構えて、相談しやすい窓口を作ることも構想中。さらには、お金の知識をもっているファイナンシャルプランナー(FP)がいるFPバーも作って、飲みながら気軽に相談できるような場所があれば…と夢はふくらむばかりです」(廣木さん)

【取材協力】

廣木智代(ひろきともよ)さん
終活アドバイザー・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
宇都宮市出身。子供服ブランド店長を経て、後結婚、出産。家計を支えるために家業である老舗のスナックでホステスとして勤務。その後、家の保険の見直しをきっかけにお金について学びたいと考え、保険代理店に入社。ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得して独立し、個別相談・セミナー・執筆を行う。終活アドバイザーの資格を取得後は、終活の専門家集団「NPO法人ら・し・さ」にも所属。モットーは、『心と体とお金の健康』。

【資格チャレンジ】今注目の「終活アドバイザー」資格取得に挑戦してみた

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