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2016.06.17

シミの落とし方を、汚れの種類別にご紹介!

シミの落とし方を、汚れの種類別にご紹介!

食事をしていてうっかりシミを作ってしまうことって、誰もが一度は経験があるのではないでしょうか?大事な服にシミができるとショックですよね。そこで、服にシミを作ってしまった時の対処法を、汚れの種類別にご紹介します。

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外出時の応急処置方法

外出時の応急処置方法

シミができてしまった時の処置は、できるだけ早く行いましょう。応急処置をしておけば、帰ってからのシミ抜きが楽になります。外出時のシミへの処置は、「水溶性のシミ」か「油分を含んだシミ」かで方法が変わってきます。

【水溶性のシミ】

基本的に油分を含んでいない、醤油・コーヒーなどのシミの場合は、水分でシミを移し取る方法が基本になります。水を含ませたティッシュペーパーでシミの部分を軽くたたき、シミを軽く濡らします。その部分を別のティッシュペーパーや乾いたハンカチで押さえて、シミを移し取ります。これを繰り返し、シミが取れてきたら乾いたティッシュペーパーで水分をよく取ります。このとき、手のひらで濡れている部分を挟むようにして水分を取ると、比較的早く乾燥し、シワをのばすこともできます。

ティッシュペーパーを持っていない時は、店に置いてある紙ナプキンで代用することができます。紙ナプキンを2枚取り、一枚を乾いたままシミの下に、もう一枚は濡らして上からシミをたたきます。完全に取ることはできませんが、目立たなくすることはできます。応急処置の基本は、汚れの濃度を水分によって薄めることです。

【油分を含んだシミ】

バター・チョコレート・口紅などの油分を含んだシミは、水分だけでシミを取ることはできません。そこで、まずは固形物をしっかり取り除き、そのあとに乾いたティッシュペーパーでできるだけ油分を取り除きます。石鹸やハンドソープがあれば、ティッシュペーパーなどで汚れの部分に馴染ませ、水を含ませたティッシュペーパーで押さえることで、汚れを移し取ることができます。

こちらも、お店に置いてある紙ナプキンで代用できます。おしぼりでシミを取ることもできますが、おしぼりには塩素が含まれていることが多いため、洋服の色が落ちてしまうことがあり、あまりオススメできません。

シミ抜きのポイント

シミ抜きの基本は早めの処置です。そして、シミの性質に合った落とし方をすることがポイントになります。

また、水溶性のシミは特に外側に広がりやすいため、シミの外側から内側に向かってシミ抜きすることを心掛けましょう。洗剤によっては服に付けると色落ちしてしまうものもあります。はじめに目立たない部分に少量の洗剤をつけて色落ちしないかどうか試してから行うと、失敗がなくなりますよ。

シミの種類別の落とし方

シミの種類別の落とし方

●醤油・コーヒー・血液・水溶性インクなどの水溶性のシミ

水に溶けやすいシミは、基本的に水で落とすことができます。シミの下にタオルを敷き、水をつけた歯ブラシでシミを叩きます。タオルの接地面を変えながら、タオルに色が移らなくなるまでこれを繰り返します。それでも落ちないときは、服の素材に合った洗剤を使うようにしましょう。血液の場合は、温度が高いとタンパク質が固まってしまいシミを悪化させてしまうので、必ず水で洗うようにしましょう。

●チョコレート・口紅などの油分を含んだシミ

油分を含むシミは、洗剤の原液をつけた歯ブラシで叩きましょう。その後は水溶性のシミと同じですが、洗剤液を垂らすときに注意が必要です。いきなり中心に垂らしてしまうと、輪ジミになって後々の作業が大変になってしまうので、外側から内側に向かって洗剤を付けるようにしていきましょう。服の素材によっては、洗剤の代わりにベンジンやアルコールを使っても良いです。

●ぶどう、いちご、オレンジなど果汁系のシミ

シミの中でも果汁系のシミは意外とガンコで落ちにくく、果汁100%のジュースなどは、繊維の奥深くまで入り込んでなかなか取れません。そんな果汁系のシミには重曹がオススメです。重曹をシミの部分に直接ふりかけ、少量の水分を含ませてシミの上の部分でペースト状にします。そして、シミの上から40℃~50℃程度のお湯をかけると、ペースト状の重曹が繊維の奥まで入り込み、シミを取り除いてくれます。ただし、ニット系の服にお湯をかけると、縮みの原因になってしまうので注意が必要です。

●カレー

食べ物の中でも、カレーは水溶性と油性が混じり合っているため、かなり厄介で落ちにくいシミです。カレーのシミの部分を水で軽く濡らし、台所用洗剤をつけます。洗剤は基本的には何でも良いですが、アルカリ性洗剤は色落ちしやすいので、なるべく中性の洗剤を使うようにしましょう。

まず、洗剤を付けた部分を手でもみほぐします。繊維がデリケートな衣類には歯ブラシや綿棒などを使いましょう。これを繰り返して、シミが落ちてきたら水ですすぎます。それでも落ちない場合は漂白剤を使用すると良いです。

●チューインガム

シミの中でも意外と取れにくいのが、ガムです。ガムは着色料が多く使われていて、さらに一度張り付いてしまうと、繊維の奥深くまで入りこんでしまうためかなり厄介です。また、ガムにいきなり水をかけるのはNGです。柔らかい状態のガムを無理に取り除くのもよくありません。ガムに氷や保冷剤を置いてガムを固まらせてから取り除きます。うまく取れない場合は、ベンジンや洗剤の原液をつけた歯ブラシで叩きます。

シミの予防法

白い服やお気に入りの服に限って、なぜかシミがついてしまいがちですよね。シミを作る前に、シミを予防する方法をご紹介します。

まずは、服に防水スプレーをしておくことです。防水スプレーは、水分だけでなく油や汚れも弾いてくれます。もし汚れたとしても、洗濯の時に汚れが落ちやすくなるため、かなりオススメです。また、Yシャツの場合はスプレー糊をつけておくのもオススメです。糊がバリアの役目をして、生地に汚れが付きにくくなります。こちらも、洗濯のときに汚れを落ちやすくする効果があります。

シミは作らないのが一番良いですが、できてしまったら早く対処することが大切です。早く適切な対処をすることで、ほとんどの汚れは落とすことができます。お気に入りの服に汚れを作らないために、汚れごとの対処法をしっかり確認しておきましょう。

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