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2016.01.20

女性に嬉しい抗酸化作用のある美肌食とは ?

女性に嬉しい抗酸化作用のある美肌食とは ?

身体のサビとよばれる「活性酸素」を除去し、美容やアンチエイジングの効果が期待できる抗酸化成分。今回は、健康・美肌効果を持つといわれる抗酸化作用のある食材をご紹介していきます。ヘルシーな食生活を通じてキレイになりたい人におすすめです!

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そもそも「抗酸化作用」ってなに?

人間の体内では、エネルギーが燃焼した時に燃えかすのようなものが発生します。この燃えかすのようなものが身体のサビともよばれる『活性酸素』。
体内でエネルギーを燃焼した時だけではなく、紫外線や排気ガス、過食やストレス、喫煙も活性酸素を発生させる原因となります。
活性酸素を除去する能力は、元々身体に備わっているのですが、加齢や過度のストレスによって徐々に減少してしまいます。
そのため、食物を通じて、活性酸素と戦う「抗酸化作用」のある食品をプラスしてあげないといけません。

活性酸素を除去する力を高めるメリットの1つが、肌のターンオーバーをうながせること。活性酸素は、細胞のターンオーバーの速度を遅くしてしまう原因の1つだからです。
それだけではなく、体内で不安定な分子となってしまい、細胞や組織を傷つけることにつながってしまうため、活性酸素を除去する抗酸化作用のある食品を摂るほど、肌のターンオーバーや修復を促進することができます。
つまり、「抗酸化成分=美肌効果が期待できる」というわけなのです。

抗酸化作用のある身近な食品は?

抗酸化作用のある身近な食品は?

ビタミンA、C、Eなどの栄養素が豊富に含まれた食品は、抗酸化作用が高いといわれています。ビタミンAは緑黄色野菜に多く含まれ、皮膚や粘膜を正常に保つ効果も期待できます。レバーや肝油にも多く含まれているので、苦手でない場合、食事に取り入れるとよいでしょう。
ビタミンCは、肌の結合組織であるコラーゲンの合成にも役立つまさに「美肌ビタミン」。柑橘類や緑黄色野菜に多く含まれています。

ビタミンEは、細胞膜を正常に保つ抗酸化作用のあるビタミンの代表格で「若返りのビタミン」という異名を持っているほど。
さらにビタミンCが多く含まれた食品と一緒に摂取すると、抗酸化作用がUPします。
ビタミンEはアボガドや玄米、オリーブオイルなどに多く含まれているので、ビタミンCが豊富な野菜や果物と合わせてメニューに加えてみましょう。

リコピン、フラボノイド類、イソフラボンにも抗酸化作用が!?

大豆製品に豊富に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのように体内で働く「女性ホルモン様作用」 がクローズアップされがちです。
しかし、大豆イソフラボンに含まれるゲニステインは、SODとよばれる高い抗酸化作用のある酵素を活性化することで知られています。
そのため、活性酸素と闘うための体内の抗酸化力をパワーアップさせたい人にぴったりの栄養素だといえます。

また、トマトなどに含まれるカロチノイドの一種であるリコピンにも、抗酸化作用があります。
生活習慣病や悪玉コレステロールの抑制作用もあるので、健康に関心がある人にもおすすめです。
また、「フラボノイド類」とよばれる種類の 栄養素にも、高い抗酸化作用があります。
フラボノイド類として馴染み深い栄養素としては、緑茶に含まれるカテキン、そばに多く含まれるルチンなどが挙げられます。

食品同士を上手に組み合わせて!

美肌を目指すには、抗酸化作用のある食材を上手に組み合わせた、バランスの取れた食生活が大切です。
例えば、肌を含めた細胞のすべてはタンパク質を構成成分としています。
そのため、タンパク質は美肌に欠かせない栄養素と言えるでしょう。
そもそも、「カロリーも低いし、野菜だけのメニューにしよう!」というような極端な食事制限は、貧血や疲労感を高めてしまうなど、健康を害する要素にもなりかねません。いろいろな食品を取り入れた食生活を心がけるようにしてください。

また、ビタミンEの抗酸化作用をUPさせる食材として、ビタミンCの他に乳製品が挙げられます。
ビタミンEの含まれた食品が食卓に並んだ時は、乳製品や緑黄色野菜などを意識的に取り入れるようにするとよいでしょう。
他にも、リコピンは脂溶性なので、ビタミンEの豊富なオリーブオイルと組み合わせるなど、いろいろと工夫をしてみることをおすすめします。

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