事前準備がものを言う。時間とお金が節約できる大掃除マニュアル

大掃除の醍醐味と言えば、普段なかなか行き届かない場所まで掃除できること。抜け漏れなく綺麗にするために、まずは掃除すべき場所をリストアップしましょう。

リストアップする時のコツは、玄関・キッチン・リビング……など、掃除したい箇所をエリア別に書き出すこと。キッチンなら、シンク・冷蔵庫・コンロ・シンク下……など、エリアごとに更に細分化して、掃除したい箇所をくまなく網羅します。

リストを見れば、どこにどんな掃除グッズが必要かわかるので、同時に買い物リストも作成して買い揃えておきましょう。掃除中に買い出しに行く……といった時間のロスをせずにすみます。

掃除グッズは、あれもこれもと揃えると、意外とお金がかかるもの。あらかじめリスト化することで、家にあるものを確認したり、100円ショップで買えるかどうかをチェックでき、お財布に優しい大掃除ができます！

買い出しに行く前に！家にあるもので使える掃除グッズ

みかんの皮：鍋にみかんの皮と、皮がひたるくらいの水を入れ、水に色がでてくるまで煮出します。冷ました煮出し汁を床磨きなどに使ってみてください。みかんの皮に含まれる天然のオレンジオイルが汚れ落としツヤ出しをしてくれます。

アルミホイル：光沢面が表になるよう握りやすい大きさにまるめて、蛇口周りやお風呂の鏡の汚れをこすりましょう。比較的傷つきにくい方法ですが、力の加減は様子をみながら試してみて！

ドライヤー：熱風をレンジフードや換気扇の頑固な油汚れに10?15秒程度あてると油が溶けて浮いてくるので、綺麗に汚れを取り除くことができます。

いざ買い出しへ。100円ショップは優秀グッズの宝庫！

重曹：100円ショップで手ごろに手に入ります。水に溶いてスプレーとして、少量の水で練って重曹クレンザーとして、油汚れや皮脂垢などに効くのでお風呂場やキッチン周りで重宝します。また、カーペットに粉末状の重曹をまいて掃除機をかけると匂い消しにも。

メラミンスポンジ：水だけで汚れを落とすスポンジとして人気のアイテムですが、100円ショップでも販売していることを知っている人は意外に少ないよう。ただし、ワックスなどでコーティングをした家具や、アクリル素材の浴槽、トイレなどは傷がついてしまうのでNG。使っていい場所・NGな場所を事前にしっかりチェックしておきましょう。

そのほか、スポンジ付きガラスワイパー、排水口ブラシ、マイクロファイバークロスなど、100円ショップは掃除グッズの宝庫。買い出しの最初に訪れておくと吉です。

必要なものが揃ったら、後は掃除する順番など、段取りを決めましょう。事前に決めておけば、効率的に大掃除を進めることができます。

大掃除の順番は「奥から手前へ」「上から下へ」

「奥から手前へ」とは、奥の部屋から始めて、最後に玄関（手前）を綺麗にすること。玄関から一番遠い場所から、玄関へ向かって汚れを移動させるようなイメージです。

「上から下へ」は、汚れやホコリは上から下へ落ちていくので、上から掃除すると2度手間を防げるということ。窓拭きのときは汚れた液がたれないよう上から下へ拭きますよね。これと同様に、キッチンなら照明→レンジフード→コンロや家電→床のように上から下へ掃除していきます。

やる気スイッチが入る場所を最初に選ぶのも◎

とはいえ、大掃除はなかなかの大仕事。いかに重たい腰をあげられるかも重要ポイントです。お気に入りスペースから始めるもよし、来客が目にするところからでもよし。気持ちにエンジンがかかる場所からとりかかってみましょう。

掃除が苦手な人なら、狭い場所から始めるのもおすすめ。比較的早く片付くトイレなどからピカピカにすると達成感が味わえます。また、冷蔵庫の中や、調味料をしまうスペースは、賞味期限が切れたものやめったに使わないものなど、いる・いらないがはっきりしているので、手早く整理できてやる気に拍車がかかります。

いかがでしたか？何かと忙しい年末です。なるべく大掃除はサッと終わらせて、年納めのイベントに出かけたり、年賀状や新年のご挨拶の準備などを進めたいですね。毎年負担に思っていた大掃除のコツをつかんで計画的に行い、気持ちのよい新年を迎えましょう！

整理収納アドバイザー講座へのリンク