血管が広がり新陳代謝が活発に
体が冷えて血流が悪くなると、十分な酸素と栄養が細胞に届かず、病気や肌トラブルの原因となります。体を温めることで血流は改善され、細胞のすみずみまで必要な酸素と栄養が行き渡ります。細胞の新陳代謝が活発化すると言われており、溜め込まれた老廃物もスムーズに排出されるようになるのです。
基礎代謝が上がりダイエットに
体が冷えると効率的に脂肪を燃焼できなくなるので、太りやすい体質になってしまいます。体温が1度違うだけで、1日あたり約140kcalの消費カロリーの差が出てくるそうです。体が温まって血行が良くなれば、脂肪の燃焼効率と基礎代謝も上がります。
免疫力がぐんぐんアップ
免疫力が高まると風邪を引きにくくなる、病気になりにくくなる、美肌になるといいことづくめ。体温が自分の平熱より1度下がるだけで免疫力は3割低下し、逆に1度上がるだけで5倍から6倍もアップすると言われています。内臓まで冷える「低体温」の原因は、ストレスや不規則な食生活にあります。冷たい食べ物や飲み物を避けて体を動かすだけで、風邪知らずの健康な体に近づきます。
ホットドリンクを飲めば、自然に体はポカポカ……と思われがちですが、温度が高い=体の芯から温まる(体温が上がる)のかというと、決してそうではありません。一時的に温まったように思えても、飲み物によってはかえって体を冷やす恐れも。寒い冬に向けて、実は体を冷やしてしまうNGドリンクを学んでおきましょう!
色が薄い飲み物、カフェイン、南国の果物はNG
一般的に色が薄い飲み物は体を冷やすとされています。たとえば白ワイン、ビール、牛乳、豆乳など。また、ミントティーも熱を排出する作用があります。特に注意したい飲み物は以下の3つ。
次に、体を本当に温めてくれるホットドリンクとおすすめレシピを紹介します!
体を本当に温めてくれる飲み物は、主に寒い地域で栽培されたもの。ウーロン茶、紅茶、黒豆茶、ほうじ茶などをホットにして飲むのがおすすめです。
お酒なら日本酒、紹興酒などを人肌に温めて飲むと身体が芯から温まりますが、アルコールの摂りすぎは体内の水分バランスを崩し、身体をむくませる原因に。余分な水分が溜まってむくんだ身体は冷えやすくなってしまいますから、飲み過ぎは禁物です。
そして、一番のおすすめは生姜を使った飲み物!体を温める効果が高く、冷えに悩む女性の強い味方である生姜。加熱した生姜に含まれるショウガオールという辛味成分には、体を温めたり、胃腸の血行を良くしたりする働きがあります。シンプルな生姜湯はもちろん、おいしく飲むならはちみつ生姜レモンもおすすめ。
冷え対策をしつつ美容&健康に良い簡単ドリンクの作り方はこちら♡
はちみつ生姜レモン
材料(1人分)
作り方
ポイント
酸っぱいのが苦手な方は、はちみつの量を増やすと飲みやすくなります。
リラックス効果&体温も上げてくれるホットドリンクを飲めば、より健康的な日々を送れるはずです。朝の目覚めの一杯や、仕事や勉強中の休憩の一杯、そして眠る前の一杯に、お気に入りのホットドリンクを頂いてみてはいかがでしょうか。
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