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2015.07.31

導入企業を直撃! サマータイムって実際どうなの?

導入企業を直撃! サマータイムって実際どうなの?

残業時間の削減や、生産性の向上につながる制度として注目を浴びつつあるサマータイム。導入した場合には、私たちの生活にどんな変化を与えてくれるのしょうか? その実態を探るべく、日本国内の導入企業を直撃しました!

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そもそもサマータイムとは?

そもそもサマータイムとは?

サマータイム(夏時間)とは、日照時間が長い期間に、標準時より1時間早い生活を送る期間のこと。欧米を中心に多くの国で実施されており、日本でも節電やワークライフバランス推進の対策のひとつとして注目されています。

今回は、日本でサマータイムを導入しているカルビー株式会社(以降カルビー)、損害保険ジャパン日本興亜(以降損保ジャパン日本興亜)にお話をうかがってきました。

導入事例1:カルビー(2011年〜)

柔軟な勤務体制の整備や女性の管理職登用など、働く環境の改革を積極的に進めているカルビー。日勤の勤務時間を8:00~16:30(通常8:30~17:00)に、フレックス勤務対象者のコアタイムを8:30~13:30(通常10:00~15:00)とする「サマータイム」を導入。早朝時間を利用した働き方に転換し、残業時間を削減する仕組みを実施されています。そんなカルビーに「サマータイムってどうなの?」と直撃しました!

サマータイム導入の目的は?

カルビーは2011年に節電のためにサマータイムを導入しました。その後は、ライフワークバランス(※)推進のために続けています。

導入にあたって工夫したことは?

特別な事情のある社員には配慮をしています。たとえば、育児中で保育園・幼稚園の送り迎えの都合がある社員は、早朝の出勤が難しいため、時短制度などの育児勤務制度を活用した従来の働き方のままにしました。

どんな成果がありましたか?

帰宅時間が早くなり、就業後の余暇時間が増えました。これにより、社員からライフワークバランスを意識する機会が増えたという声があがっています。自分の成長のために余暇を使って、習い事などに意欲を持つ従業員が増えています。

サマータイムは今後も続けますか?

続ける予定です。メリハリのある働き方を意識するよい機会と捉えています。また、サマータイムだけでなく、「水曜日早帰りデー」「在宅勤務」を設けるなど、ライフワークバランスの推進に取り組んでいきたいと考えています。

(※)一般的に「ワークライフバランス」と呼ばれていますが、カルビーでは、従業員の生活(ライフ)と仕事(ワーク)を尊重するという意思から、「ライフワークバランス」という言葉を使用しています。

導入事例2:損保ジャパン日本興亜(2015年)

続いて、今年から導入を開始した企業の声をご紹介します。損保ジャパン日本興亜では、今年から「損保ジャパン日本興亜版サマータイム」として朝型勤務を導入。国内に勤務する約27,000名の社員を対象に7月1日からサマータイムの実施を開始しました。なぜ実施に踏み切ったのでしょうか?

サマータイム導入の目的は?

これまで従業員の健康維持や業務効率化の観点から残業時間の削減に務めてきましたが、より一層の業務効率化の施策の必要性を感じ、サマータイムの導入を決定しました。

導入にあたって工夫したことは?

「朝型勤務」と並行し、社内資料の作成や会議運営の効率化など、時間あたりの生産性を高めるための取り組みをしています。こういった事例を「働き方ハンドブック」にまとめ、全社で共有も進めています。

生産性向上の施策として、会議を一切しない「No ミーティング Day」や、特定の時間帯は上司が必ず予定を空け、部下の質問を受けられるようにする「オフィスアワー」などがあります。

サマータイムとこれらを組み合わせて、さらなる生産性向上を目指しています。

どんな成果を期待していますか?

夕方の時間を活用し、自己研鑽や社外との交流により、社員一人ひとりの「人材力の向上」を期待しています。また、残業を前提とした働き方を見直し、夜型の残業体質から朝型の勤務へシフトすることで、仕事と家庭の両立や女性活躍推進につながると考えています。

ひとりサマータイムで夜時間をもっと有効に

ひとりサマータイムで夜時間をもっと有効に

今回ご紹介した事例では、サマータイムによって「ワークライフバランス」「業務効率化」など、さまざまなメリットが期待できることが分かりました。とはいえサマータイムについては、「早出をしても退勤時刻に制限がないなら、労働時間が伸びるだけでは?」「季節によって就業リズム変われば、家庭内の役割調整などに不都合が出てくるのでは?」という懸念点もよく聞かれます。

今回お話をうかがった2社は、単にサマータイムを導入するだけでなく「個々の社員の状況に合わせて柔軟に対応する」「サマータイムだけでなく、さまざまな業務効率化やワークライフバランス向上の取り組みにチャレンジする」など工夫をしています。早出だけにこだわらず、導入の目的を見据えて勤務形態や労働環境の改革を進める姿勢が素晴らしいですね。

自分の会社にサマータイムが導入されていないなら、いつもより早めに出社して、残業をせずに退社する「ひとりサマータイム」の期間を設けてみては? いつもより労働時間中の生産性が向上したり、退社後の時間を有効に使うきっかけになるかもしれませんよ。

▼「そうはいっても早起きはつらいよ……」という方は朝活のススメ 早起きのコツをつかむ!
https://manatopi.u-can.co.jp/life/150101_20.html

▼「もっと効率よく仕事をしたい!」という方は
https://manatopi.u-can.co.jp/work/150707_307.html

  
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