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2017.09.18

「マンション」は大豪邸?「クーラー」は冷房ではない?和製英語にご用心

日本でも外国人の姿を見ることが多くなり、職場や街などで英語を使う機会が増えているのではないでしょうか。そんなときに、うっかり口にしてしまうのが「和製英語」。「実は英語にはない単語だった」「英語では全然別の意味だった」など、間違えて使ってしまいがちな和製英語を、All About「トラベル英会話」ガイドの足立恵子さんがご紹介します。外国人にはどのような意味で伝わるのか、また正しくはどう言えばいいのか、確認してみてください。

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身の回りのカタカナをチェック!実は英語じゃない?

普段何気なく使っているカタカナの言葉。英語だと思ってそのまま口に出してしまうと、相手は「!?」となってしまいます。以下に、代表的なものをご紹介します。

× コップ ⇒ ○ glass

「コップ」はオランダ語から来た言葉で、英語では「ガラスのコップ」は常にglass(グラス)と言います。ちなみにcup(カップ)は陶器や紙、プラスチックなどの容器を指します。

× ペットボトル ⇒ ○ plastic bottle

「ペット(PET)」はプラスチック原料のこと。英語ではplastic bottle(プラスティック ボトル)というのが一般的です。ちなみに「ビニール袋」もplastic bag(プラスティック バッグ)と言うので、要注意!

× マフラー ⇒ ○ scarf

muffler(マフラー)と聞くと、外国人はまず車の部品を思い浮かべるようです。身につける「マフラー」はscarf(スカーフ)と言い、「毛糸のマフラー」の場合はwool scarf(ウール スカーフ)と言いましょう。

× ゴム ⇒ ○ rubber

「ゴム」もオランダ語から来ているようです。英語ではrubber(ラバー)、「輪ゴム」はrubber band(ラバー バンド)と言います。「消しゴム」をrubberと呼ぶこともあります。

× コンセント ⇒ ○ outlet, socket

英語のconsent(コンセント)は「同意」という意味で、電気とはまったく関係ありません。plug(プラグ)を差し込む穴は、outlet(アウトレット)またはsocket(ソケット)と言います。

× ホース ⇒ ○ hose

「water the garden with a ホース」といったら、「庭に『馬』で水をまく」と聞こえてしまうかもしれません。私たちが「ホース」と呼んでいるものは、英語ではhose(ホウズ)と言います。

× ストーブ ⇒ ○ heater

stove(ストーブ)と聞いた外国人が真っ先に思い浮かべるのは、料理用の「コンロ」だそうです。gas stove(ガス ストーブ)は「ガスコンロ」のこと。暖房用の「ストーブ」を表すには、heater(ヒーター)を使いましょう。

「おもてなし」で使ってはいけない、こんな表現

外国人観光客に親切にしてあげたい、外国から来たお客様に職場を案内してあげたい……そんなときにこんな表現を使うと、親切心のつもりが、かえって恥をかいてしまうかも。間違いがちな和製英語の正しい意味と、本来使うべき単語を覚えましょう。

「右手に白いマンションがありますよ」

× You'll find a white mansion on your right.

⇒ ○ You'll find a white apartment on your right.

英語のmansion(マンション)は「大豪邸」。せっかく道を教えてあげても、「white mansion(白い大豪邸)なんてどこにもない!」ということになりかねません。日本の「マンション」を表すには、「集合住宅」を意味するapartment(アパートメント)を使いましょう。

「(ホテルの)フロントで聞いてください」

× Please ask at the front.

⇒ ○ Please ask at the front desk / reception.

英語のfront(フロント)には「前方」「正面」という意味しかないので、ask at the frontと言ったら、相手は正面玄関に行ってしまうかもしれません。ホテルの「フロント」はfront desk(フロント デスク)またはreception(レセプション)と言います。

「クーラーつけますね」

× I'll turn on the cooler.

⇒ ○ I'll turn on the air conditioner.

英語のcooler(クーラー)は一般的に、「クーラーボックス」のようなものを指します。上の例文では、「クーラーボックスをどうやってonにするんだろう?」なんて思われてしまうかも。日本の「クーラー」「エアコン」を表すには、air conditioner(エアー コンディショナー)を使いましょう。

「彼は我が社のベテランです」

× He's a veteran of our company.

⇒ ○ He's an expert of our company.

英語のveteran(ベテラン)は、特にアメリカでは「退役軍人」「復員軍人」を指します。例文のような場合には、expert(エキスパート)を使いましょう。expertには、「専門家」という意味もあります。

ネイティブに一歩近づく、こなれたフレーズ

英語圏ではよく聞くけれど、日本人には意外になじみがない言い方があります。和製英語から一歩脱して、こんな表現を使ってみましょう。通じるときっと嬉しくなりますよ!

こなれフレーズ1

I'd like a white coffee.
(ミルクコーヒー、お願いします。)

「ミルク入りコーヒー」は、coffee with milk(カフィー ウィズ ミルク)だけでなくwhite coffee(ワイト カフィー)と言うことがあります。ミルクなしなら、black coffeeです。

こなれフレーズ2

Can I have a Kleenex?
(ティッシュもらえますか?)

「ティッシュ」はtissue(ティシュ―)でもいいのですが、商品名のKleenexをそのまま使うことがよくあります。日本では「クリネックス」としておなじみですが、英語の発音は「クリーネクス」となります。

こなれフレーズ3

This hoodie is very nice.
(このパーカー、とてもいいですね。)

日本で「パーカー」と言っている「フード付きのスウェットシャツ」は、正式にはhooded sweatshirt(フディド スウェットシャート)ですが、普段はよくhoodie(フディー)と呼ばれています。

普段よく使う英語の意味を考えてみましょう

いかがでしたでしょうか?和製英語とは思わず、正しい英語として使っていた単語もあったのではないでしょうか。日ごろから英語に接する際に、なんとなくわかったような気になるのではなく、「今のはどういう意味だったんだろう」「ひょっとして自分が思っているのと別の意味があるのでは」というように、一度その意味を考えてみることをオススメします。普段よく使っているその単語、実は和製英語かもしれませんよ。

TOEIC(R)テスト講座へのリンク

ピンズラーアメリカ英語講座へのリンク

執筆者プロフィール
足立恵子(あだちあやこ)さん
高校時代に、イギリスで語学留学&ホームステイを体験。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。大学時代、英語・フランス語・ドイツ語を習得。ロンドン大学の主催するセミナーでプチ留学を体験。 英語学習書の出版社アルクに勤務した後、英語学習書・雑誌の編集/ライターとして独立。現在は、朝日JTB・交流文化塾英会話講師、All About「トラベル英会話ガイド」。

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