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2017.03.15

三日坊主にさようなら! 目標を達成するための「月のリズム」活用法

三日坊主にさようなら! 目標を達成するための「月のリズム」活用法

資格取得やスキルアップの目標を立てたにもかかわらず、いつの間にか挫折モードに......そんなモチベーション維持が苦手な人へ、『月整活 月のリズムで暮らしと心を整える30の新習慣』の著者である景山えりかさんから、新しい習慣を定着させるための、とっておきの方法を教えてもらいました。

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目標をあきらめそうになったら…「自然のリズム」にゆだねてみる

目標をあきらめそうになったら…「自然のリズム」にゆだねてみる

資格取得のための勉強やダイエット、貯金など、「頑張るぞ!」と気合いを入れてはじめたのに長続きしない。そんな自分に嫌気がさして、せっかく立てた目標を早々にあきらめてしまう――そういう経験をしたことがある人は少なくないと思います。というのも、私たちの暮らしは、仕事や家事など様々な雑用で構成されているため、目標達成のための習慣を最優先するわけにはいかないことが日常的にあるからです。
また、ヤル気になるときとそうでないときがあるように、気持ちには「波」があって当然で、それはある意味自然なこと。だとしたら、いっそ自分を「自然のリズム」にゆだねてしまうのも悪くありません。

私たちにとって、もっとも身近でわかりやすい自然のリズムといえば「月の満ち欠け」。日本では明治時代のはじめまで、月の満ち欠けを基準とした暦が使われていました。そもそも、祭事や年中行事、農作業、政治など、暮らしにかかわるすべてが月の満ち欠け(=月のリズム)にもとづいていたのです。

それでは現代人が月のリズムを活用するには、どうすればいいか。日々変化する月相を追っていくのは大変なので、まずは、「新月」と「満月」を意識するところからはじめてみましょう。

新月の日は、自分をリセットするタイミング

新月の日は、自分をリセットするタイミング

新月から満月を経て、再び新月になる周期は約29.5日。およそひと月の間に、新月と満月は1回ずつ巡ってきます。

月のリズムの初日は新月です。だんだんと欠けていった月が闇夜に消えて、再び輝きを取り戻そうとするときが、まさに再生のタイミング。新しいことをはじめるのはもちろんのこと、「リセット」にも適しているといえます。
たとえば、資格取得のための勉強を習慣化したいのに、ベッドの中でダラダラとテキストを見るだけだったり、夜型生活で全然はかどらなかったりしていませんか? その状態が続くと、挫折モードにシフトしかねません。そうならないために、新月の日に仕切り直しをしましょう。自分に再始動するチャンスを与えてあげるのです。
仕事や家事などに追われる毎日を過ごしていると、リセットする機会を作ることは、意外と難しいもの。ですが、月のリズムを意識することで、ひと月に一度、リセットするチャンスが巡ってくる。そう考えると、気も楽です。ヤル気のでない日が続いたとしても、「次の新月に、またリセットできる!」と思えれば、目標を見失うことなく、マイペースに習慣を続けていくことができるようになります。

2017年2月以降の新月の日は以下の通りです。手帳やスマホのカレンダーにメモしておくと、「自分をリセットできる日」がひと目でわかり、モチベーション維持につながるでしょう。

<2017年・新月の日>

2月26日
3月28日
4月26日
5月26日
6月24日
7月23日
8月22日
9月20日
10月20日
11月18日
12月18日

満月の日は、目標や習慣を見直してみる

満月の日は、目標や習慣を見直してみる

新月から2週間ほどたつと、今度は満月を迎えます。満月は、月が満ちたり欠けたりする周期の折り返し点。言い換えればターニングポイントです。
なりたい自分を目指して定めた目標や、それを達成するための習慣は、本当に今の自分に必要なのか。他にもっと適した方法はないか――満月の日には、現状を冷静に受け止め、目標設定や習慣を見直してみましょう。必要ならば方向転換してもかまいません。心に決めたことや習慣をひたすら続けていくことも素晴らしいことですが、時間の経過とともに自分の立場や環境、人間関係などが変化していくと、違和感を抱くこともあるはず。一度定めた目標も、続けている習慣も、ときには見直すことが大切です。

2017年2月以降の満月の日は以下の通りです。「目標や習慣を見直す日」とすれば、的外れな努力をすることがなくなり、目標達成に向けて効率化をはかることができるでしょう。

<2017年・満月の日>

2月11日
3月12日
4月11日
5月11日
6月9日
7月9日
8月8日
9月6日
10月6日
11月4日
12月4日

ひと月に2度のタイミングが、モチベーション維持のカギに

天体の運行にしても、体の細胞の再生にしても、あらゆるものには自然のリズムが存在します。生活に規則正しいリズムがあると、健康や美容にいい効果が期待できるように、目標を達成するための習慣にもリズムが必要です。
資格取得やスキルアップの勉強、ダイエットなどをつらく感じるのは、結果を求めてひたすら努力し続けなくてはいけないから。その中でリズムを意識するようにすれば、努力を習慣化しやすくなります。そのリズムは、朝昼晩や曜日でもかまいません。ですが、スパンが短すぎたり融通が利かなかったりすると、習慣として長続きしません。新月にリセットして、満月に見直す。ひと月にたった2度のタイミングが、モチベーションを維持させ、新しい習慣をライフスタイルに定着させるきっかけをつくってくれます。

【執筆者プロフィール】

景山えりか(かげやまえりか):
星の文筆家、暦文化研究家。「星空を人生の一部に」をモットーに、星や宇宙の魅力と楽しみ方を伝える記事をメディアに多数執筆。また、生活総合情報サイトAll About「宇宙・天体ガイド」としても活躍中。著書に『月整活 月のリズムで暮らしと心を整える30の新習慣』(主婦の友インフォス)、『自然とつながる暮らしかた 空の向こうは 私のうちがわ』(講談社)、監修CDに「Moon Healing」(Della)がある。

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