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2016.02.18

空間の魔術師がワザ伝授!100均アイテムでスッキリ片付く方法

今年こそキレイに片付いたお部屋に住みたい。とはいえ「忙しくてつい物が置きっぱなし」「そもそも整理収納の仕方が分からない」という人も多いのではないでしょうか。そこで「しまいやすく取り出しやすい」収納ワザを、整理収納アドバイザーのすはらひろこさんに教えていただきました!

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プロの収納マジックで読者のお宅がどう変わる!?

棚を開くと、キレイに整理整頓された物たち。必要な物が必要な時にサッと取り出せ、在庫管理も抜かりがない……そんなお部屋、理想的ですよね。

「キレイなお部屋をつくるためには、出した物をきちんとしまえる、機能的な収納システムを作る必要があります」と言うのは、過去数百件のお宅で整理収納コンサルティングを行ってきたすはらさん。今回は「空間の魔術師」とも言われるすはらさんに、片付けが苦手な読者Aさん宅で目からウロコの収納ワザを実践していただきました。

  • 相談者:Aさん(28歳・会社員)
  • 住まい:都内のワンルームで1人暮らし
  • カルテ:毎日仕事が忙し過ぎて片付けの時間が取れない状態。物を捨てるのが苦手なため、引っ越して1年足らずにも関わらず、お部屋は汚部屋一歩手前に…。

今回片付けにトライしたのは、「冷蔵庫」「洗面台下」「クローゼット」「収納棚」の4か所。それぞれの場所がすはらさんの収納テクでどんな風に変わるのでしょうか?

冷蔵庫:賞味期限の近い食品を目の届く場所に

Before

食品が奥へ押し込まれ、いつのまにか賞味期限切れ…なんてことも多い冷蔵庫。鮮度管理も必要なので、他の場所より整理整頓が大変な場所でもあります。

Aさんの冷蔵庫は1人暮らし用の小さな2ドア。使いづらいこともあり、買ってきた小松菜やヨーグルトが無造作に突っ込まれたままになっています。「食材を取り出しやすく配置して、もっと自炊する気が起きるようにしたい!(Aさん)」

After

冷蔵庫の収納のためにすはらさんが百均で用意したのが、棚の奥行きと同じサイズのプラスチックカゴ。「ヨーグルトやチーズ」「納豆、キムチなど発酵食品」など、同じカテゴリーの食品を一つのカゴにまとめておけば、見つけやすく見た目もスッキリ。見えにくい上段には比較的賞味期限の長いもの、目線の届きやすい中段には賞味期限の近いものを置くのが原則です。

お鍋用に買った豆腐とマイタケは「お鍋セット」としてまとめておくと、カゴごと取り出してそのまま夕飯の準備に取りかかれます。意外にも、卵はドアポケットに収納すると温度変化で鮮度が落ちるので、温度の安定した棚で保存するのがいいそう。

葉物や根菜は鮮度を保つために立てて保存した方がいいため、野菜室の引き出しは取り外して代わりにスリムロングケースを利用。「キュウリやニンジンなどの袋ははずして保存すると、すぐに見つけやすくて便利です(すはらさん)」。

洗面台下:高さがあるので「コの字ラック」が必須

Before

合成洗剤や柔軟剤、フロアシートなど洗濯&掃除用品のほか、シャンプーやコスメのストックを収納している洗面台下。高さと奥行きがあるのに棚がないので、いつのまにか乱雑になってしまうゾーン。棚を置こうにも、排水管が邪魔で置きづらいのもネックです。「ホテルから持ち帰ったアメニティやコスメの頂き物など、こまごまとした物も多くて、管理しきれていない状態です(Aさん)」

After

「洗面所下は縦方向の収納力を上げることがポイント。そのためにはコの字ラックが必須です」と言うすはらさん。コの字ラックの上下に置くのは、またしても百均のカゴ。シャンプーやコスメなどの細かいアイテムを「ヘアケア」「スキンケア」などジャンルごとに分類し、それぞれカゴに収納します。「こうしておくと在庫管理がしやすい上、サッと取り出せて便利です(すはらさん)」

空いた右上の空間を有効活用するために利用したのが突っ張り棒。バーにS字フックを取り付ければ、便利な吊り下げ型収納が完成。ドライヤーと粘着クリーナーがキレイに収まりました。奥に見える黒いファイルボックスには、フロアシートやメラミンスポンジを収納。湿気がたまりやすい場所なので、紙ではなくプラスチック製のファイルボックスがオススメです。

収納棚:カゴを置いて引き出し式にチェンジ!

Before

洗面台の隣に置いている幅30cmほどの棚。書類を始め、日傘や頂き物のお茶、タオルや靴下、ポーチやガムテープなど、雑多な物が押し込まれています。棚なので物の出し入れがしにくく、奥の物が死蔵しがちなのが難点。Aさんも「うまく活用できていません……」とお悩みのよう。

After

収納の原則は「物は使う場所のそばに収納すること」。よって書類はデスクの棚、日傘は玄関、お茶はキッチンへ移動させました。残った物を収納するのに、またもやプラスチックカゴを活用。靴下は小さくたたみ、タオルは四つ折りにしてクルクルと丸め、カゴに収納。「使う時にカゴを引き出せば、上から見渡せて取り出しやすく、奥の物が死蔵することもありません(すはらさん)」。カゴは中の物の使用頻度の高い順に上から棚に入れます。

一番下の黄色いファイルボックスの中には、ガムテープなどを収納。右側にすき間ができ、出しっぱなしだったティッシュも収納できました。左の隙間に立てていた紙袋などは処分し、別の場所に置いていたプラスチックの収納棚を置くとピッタリはまりました。

クローゼット下:突っ張り棒で棚を増設

Before

クローゼット左側の幅30cmほどのスリムなエリア。「上のハンガーには結婚式用のドレスなどを掛けていますが、下のスペースの使い方が分からなくて」とAさん。空の靴箱やバスタオル、エコバッグや余ったハンガーなどが押し込まれています。

After

バスタオルはタオル類を入れている収納棚に移動。空の靴箱には、下駄箱に入っていたシーズンオフの靴を入れて収納しました。

一段だけある棚には、出しっぱなしだった休日のお出かけ用バッグを収納することに。バッグの置き型収納で活躍するのがブックエンドです。「ブックエンドを使えば、自立しない柔らかい素材のバッグでも立てて収納できる上、型崩れも防げます(すはらさん)」。

さらにすはらさんは、突っ張り棒2本を平行に設置し、その上にプラスチックのトレイを置いて即席の引き出しを作成。「幅に合わせたサイズの棚板を作るのは大変ですが、これなら簡単に棚を増設できます」。中に収納するのはあまり重くない物がいいので、使っていないエコバッグを丸めて置きました。使っていない木のハンガーは思い切って処分。ドレスに掛かっていたクリーニング袋の余った部分をカットしたので、下のスペースもグンと広がりました。

いかがですか?

実はAさん、撮影があるということで簡単に部屋の片付けをしていたら、クローゼットの中から忘れていた3万円を発見したとか。片付けるとこんなにいいこともあるんですね。

突っ張り棒やコの字ラックなど、今回使った収納用具はすべて百円均一で購入。誰でもお金をかけずに機能的な収納システムを作ることができるんですね。さっそくメジャーで収納のサイズを計って、あなたも今日から「片付け上手な人」を目指しましょう!

整理収納アドバイザー講座へのリンク

Text:安本真留美
プロフィール
すはらひろこさん
すはらひろこさん
一級建築士、整理収納アドバイザー
住宅の商品開発や収納用品のデザイン監修、執筆やセミナー講師など多方面で活躍中。共働き主婦の目線から追求した収納法は、誰もが実践しやすくヤル気が続くと好評。著書は「『無印良品』で覚える収納のコツ」(ユーキャン学び出版部)など。All Aboutで収納記事を連載するほか、ブログで整理収納・片付け・模様替えのヒントを提供中。

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