まずは、デコアートに欠かせない材料・素材からご紹介します。
デコアートの必需品といえば、キラキラ輝くラインストーンです。ラインストーンなくしてデコアートは始まりません。ラインストーンの中でも、スイス製やチェコ製のクリスタルガラスストーンは輝きも一級品で、本格ジュエリー顔負けの完成度を目指せるアイテムです。
また、ガラス製より価格がリーズナブルなアクリルストーンにも、ガラスに負けない輝きのものが増えています。予算や用途に合わせ、必要な色・大きさのストーンをチョイスしましょう。
ラインストーンを接着するベース素材も欠かせません。デコアートを施すために作られた専用品も豊富にそろっている点が特徴です。アクセサリー用の台座やスマホカバー、バッグハンガー、ボールペン、印鑑ケース、市販のミントタブレット用カバーなどにデコアートを施す人が多いようです。日常生活をキラキラのラインストーンで彩れるように、身近な雑貨を選んでみましょう。
道具1つで作業効率や出来栄えが大きく変わるため、デコアートに作業に適した道具や副資材のチョイスも大切です。
デコアートでは、小さなストーンを1つ1つピンセットでつまんで乗せる作業が不可欠です。デコアートのためのピンセットには、『先が真っすぐなものより先が曲がったもの』『先端が太いものより細いもの』をおすすめします。ホームセンターや手芸店でも手に入りますが、デコアートグッズの専用ショップなら、作業により適した形状のピンセットがそろうでしょう。
ラインストーンを貼り付ける接着剤も、こだわって選びましょう。デコアートには、接着力が強くて透明度が高く、仕上がりがきれいになるものを選ぶ必要があります。以前は、2液を混ぜて使うタイプのエポキシ系接着剤がデコアート用に多く用いられていました。しかし現在では、混ぜる手間のないシリコン系接着剤にも、デコアート専用に改良されたタイプが増えています。
デコリスト(デコアーティスト)の隠れた必携品といえる道具が、つまようじです。ストーンを貼るときに接着剤を点状に乗せたり、はみ出した接着剤を取り除いたりと、作業に大活躍します。意外にたくさん使うため、デコアート専用に多めの数を準備しておくと良いでしょう。
絶対必要というわけではありませんが、あれば役立つデコアート用便利グッズも押さえておきましょう。
ラインストーンを色・サイズ別に分けて準備することは、作業を効率よくすすめるコツともいえます。デコアート専用トレイの形状はさまざまですが、三角型やハート形のトレイを選ぶと、軽く揺するだけでストーンが上を向いてくれるためとても便利です。
ピンセットの扱いに慣れていない、またはピンセット作業が不得意という方は、代わりに専用のストーン吸着ピックを使用すれば、作業効率が大幅にアップします。ペンタイプ・鉛筆タイプなど、持ちやすさにも配慮されたものが中心です。
デコアートでは、ラインストーンを貼る前に、ベース(デコりたいもの)に直接下絵を描きます。例えば、スマホケースをデコりたい場合はスマホケースに下絵を描き、その上にラインストーンを貼り付けていきます。しかし、初心者の方の中には「直接デコるのはまだちょっと怖いかも……」と思う方もいるかもしれません。そんな方にはデコアート用のベースシート(デコシート)がオススメです。ベースシートがあれば、ベースではなくベースシートに下絵を描き、ベースに貼って作業を進めることができます。デコった後で作り直したい時には、シートをはがせばすぐ元の状態に戻せて便利ですよ。
今回は、デコアートに必要なアイテムや便利グッズについてご紹介しました。これら以外にも、ストーン以外のデコパーツや接着剤用の紙パレットなど、役立つグッズは多いもの。道具をそろえて、デコアートデビューをしてみませんか?
デコアートクリエーター講座の主任講師、岡野桂子先生にインタビュー。古くなってしまった物や、自分の趣味から外れてしまったものも、デコアートの技術があれば、お気に入りのアイテムに大変身させることができるのだそう。 ここでは、初心者、中級者、上級者それぞれにオススメのアイテムも、ご紹介いただきました!
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