進化したコッペパンが今ブーム！　懐かしい給食の「あの味」はいかが？

今、全国的に「コッペパン」がじわじわとブームになっています。東京都内にあるコッペパン専門店は、連日行列ができるほどの人気ぶり。どうしてこんなにコッペパンが人気になったのでしょう？　コッペパンは、昔懐かしい「昭和」の味の代表格。知っている人にとっては懐かしく、知らない人にとっては新鮮な存在であることも、ブームの背景としてあるようです。バラエティに富む具材、誰もが一度は食べたことのある懐かしさが、コッペパンをブームにしていきました。

コッペパン専門店のこだわりは様々。パン生地に国産小麦を使ったり、ビーフカツを挟んだりした豪華版も登場しています。

ブームの火付け役である「福田パン」は、詩人・宮沢賢治の教え子だったという初代店長が、戦後間もない1948年に創業。以来、当初の販売スタイルをそのままに営業を続けています。学校をイメージしたような店の前には、早朝から行列が。彼らが目指すのは、50種類以上もの具材から好みのものを選んで挟める「コッペパンサンド」。注文すると、店員さんが目の前で、ジャムやクリーム、あんこなどの具材を挟んでくれます。ずっしり重いコッペパンサンドのメニューで不動の人気No.1は「あんバター」。甘くてほんのりしょっぱい組み合わせは、手のひらをゆうに超える大きさのコッペパンをぺろりと平らげてしまえるほどの魔力を持っています。具材は自由に組み合わせることが出来るので、バリエーションは多彩！

◆吉田パン（東京都）

「福田パン」に一目ぼれした店主が、直々に製法を教わって再現している「吉田パン」の一番人気は「あんマーガリン」。国産のこしあんとマーガリンをたっぷり塗った、ずっしり重いパンは、本家の「あんバター」をしのぐとも言われる美味しさ。

◆グラムハウス（神奈川県）

国産小麦100％で焼く自家製コッペパンの店。店主ひとりで製造と接客も行っているため、1日に作れる数は最大約250個。少量生産に人気が加わって、毎日あっという間に売り切れてしまいます。

◆ゆうきぱん（大阪府）

「福田パン」の美味しさに惹かれた店主が、開店を決意したコッペパン専門店。福田パン直伝の柔らかくてふんわりしたパンは、玉子・牛乳不使用。店内で焼き上げて、具をたっぷり挟み、160円～という驚きの低価格で販売しています。

日々新しく、次々と話題となるパンやスイーツ。これを機に、昔懐かしい姿から進化したコッペパンを食べてみてはいかがでしょう。昭和から平成へ、時代とともに生きてきたコッペパンも立派な日本の食文化のひとつ。美味しいコッペパンをさっそく買いに行ってみては？

スイーツコンシェルジュ
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